谷 好通コラム

2010年09月11日(土曜日)

2609.人の縁というもの

人はもちろん自分ひとりだけで生きているものではなく、
たくさんの人との縁、たくさんの物事との縁の中で生きている。
一昨日の8組が集まった結婚お祝いパーティーを見ていて、
新しい夫婦が、お互いがお互いと一緒になることに
強い必然性を感じたのは私だけではなかっただろう。

 

結婚は、今後の自分の待遇を考えた条件闘争ではない。
お互いがお互いに魅かれたのは、
自分の魂が、相手の魂と共鳴したからではないだろうか。
お互いが、必然性を持って、相手がその人だったから一緒になった。
そんなことを強く感じさせてくれた夫婦であった。

 

また、すでに「おめでた」で「ツワリ」がひどくて欠席した夫婦も、
親御さんの病気で欠席をした夫婦も、
同じように強く魂と魂との縁を感じさせるいい夫婦だ。

 

 

昔の話だが、
自分の美貌に自信のある人が、
自分の美貌に見合った美貌を持つ異性と一緒にいると、
自分の美貌もより引き立ち、人から見て、かっこいいし、幸せそうだから
一緒になったという人の話を聞いたことがある。
自分自身より、相手のことより、
「人から見てかっこいい」が、結婚の理由である事に違和感を持ったのを憶えている。

 

未婚の人に対して、
「結婚の相手にはどんな人が良いか」という質問がされた時、
「背が高く」「収入が高くて」「学歴が高く」「太っていなくて」
「さわやかな感じで」「家事を手伝ってくれて」
「相手の両親と同居をしなくていい」などと
たくさんの条件を聞くが、
そのすべては「自分のための条件」であり、
結婚の本来の目的である、
「お互いがお互いに助け合って、
天からの授かりがあればそれも含めて、
お互いに共有する人生を豊かにしていく」こととは少し違う。

 

結婚はお互いがお互いを大切にしたいと思う気持ちがさせるものであって、
相手が「背が低かろうと」「収入が多くはなかろうと」
「学歴がなかろうと」「見た目がさわやかではなかろうと」
「太っていようと」「家事を手伝ってくれなくても」、「相手の両親と暮らそうと」
心から自分を大切に思ってくる相手であり、
心から大切に思える相手ならば、すばらしい夫婦が生まれ、
お互いがお互いを大切にして、きっと豊かな人生を共有していくに違いないと思う。

 

縁とは、ただ単にその人と出会ったということだけではなく、
時間あるいは目的、あるいは価値観のある部分を共有することだと思う。
夫婦が、人生を掛けてお互いの人生を共有していくものならば、
幼なじみは、昔の自分との時間と空間と感情を共有した仲間であり、
仕事仲間とは、ある部分の時間と空間を共有し、
お客様に喜んでもらう共通の目的を持って、その喜びを共有するものだ。
会社の取引先とは、お互いの共通の目的であるお客様の喜びを共有する相手。

 

すべての縁とは、その相手と大切な時間と空間と目的を
部分的であれ、共有するところから、
意味の深いものとなり、ありがたいものとなっていくようだ。

 

お互いの共通の目的である「お客様の喜び」と、
社員さん、アルバイト・パートさん、その家族の幸せ、
取引先の皆さんの成功と幸せのために、
昨日の取締役会もまた、昼ごはんは会議を続けながら「MAC」をパクつく。

 

 

今月もまた何人かの新しい仲間が増える。
そのひとり、福留君とその上司H.オサム常務。
常務は、新店の鈴鹿店のご近所にあいさつ回りだと言って、出て行った。
鈴鹿店でまたたくさんの新しい縁が生まれるだろう。

 

 

写真の右、各務原石油の酒井社長は、キーパープロシッョプの生みの親。
いつもこの会社の重要な施策を決定付けるような「意見」をいただける深い縁の人。
左の方が、その各務原石油・春岡通りSSの杉店長。
キーパープロシッョプ第1号店であり、
この8月のキーパー選手権では第7位の好成績を残した。

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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