谷 好通コラム

2010年09月18日(土曜日)

2615.なかなか出来ることではないが、知っている

 

幸せとは、相手の幸せを考えれば考えるほど、自然に自分の幸せも得られる。
これは最も基本的な法則だ。

 

残念なことに、
自分は、自分以外の色々な人から害を受けていると思っている人もいる。

 

だから自分はいつも満たされず、損をしていると思っている。
その人は、自分は被害者なのだから自分が不幸であることを言い続ける。
だから自分に害を与えている人を憎み、恨み、
自分に害を与える人が不幸になることを願う。
逆にその人に害を与えていると思われている人は、
その人から、その人の不幸を造っている犯人と言われているわけだから、
いい迷惑であり、
決してその人を好きにはならないし、むしろ嫌いになる。
もちろんその人の幸せを願うことはない。

 

被害妄想は、人の幸せを願うことが出来ない人や、
人を幸せにすることが出来ない人が、
自己の存在を正当化するために作り上げた妄想にほかならない。
人の幸せを願うことをしない人は、
人から自分の幸せを願われることもないので、自然に不幸になる。
そして、自分の不幸は他人のせいだといつも思う。

 

他人が自分の幸せを願おうとしないのは、
自分が他人の幸せを願わないからであることを気づかないのだ。
残念なことに
世の中にはそういう人もいる。

 

相手の幸せを考えれば考えるほど、自然に自分の幸せも得られる。
何かの拍子に、この原則に気がつけば、いつか必ず幸せになれるのに。

 

私も人を憎み、恨むことがある。
いつも相手の幸せを考え続けることは、
他人に依存する“幼さ”が自分の中から完全に消えるまで無理なのだろう。
完全なんて事はそう簡単に実現するものではない。
人の一生なんて短い時間ではとても実現できることでもないのかもしれない。
もちろん私も完全ではないし、不完全の塊のようなものだ。
それでも、相手の幸せを願い考え、行動することで、
自分も幸せになることを何度も経験しているので、
そうすることが、自分も相手も、つまりみんなが幸せになることは知っている。
知ってはいるが、なかなか出来ることではないことも知っている。

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2010年09月18日(土曜日)

2614.極めつけの、贅沢な悩み

10月の月末に社員の結婚式がある。
しかも二組が同時に挙式する。
(去年の11月から10月末までで数えると、一年で14組目の結婚だ。)
もちろん式を一緒にやるわけではない。
東京と愛知で、同じ日に、同じ時間に結婚式があり、
その両方から招待されているのだが、
体は一つなので東京と愛知の両方をいっぺんに出るわけには行かず困っているのだ。
どちらかに出席してどちらかを欠席しなければならず、悩みに悩んで、
両方から招待状をもらってから何週間も経っているのにまだ返事を出していない。

 

どちらも大切な社員であり、
本当にどちらにも出席したい。

 

こういう場合、
二人してジャンケンしてもらうとかで決めれば楽なのだが、
そういうわけにも行かないだろう。
そんなことをしたら、
なんてふざけた会社だと、両方四組のご両親から叱られてしまう。
何とかしてもっともな理由を挙げて決めたいのだが、
どちらかに出席して、どちらかを欠席する理由がまったく見つからないのだ。

 

こういう場合、どうすればいいのか、
名案を持っている人がいたらぜひ教えといただきたい。

 

それにしてもなんとも贅沢な悩みである。

 

 

追伸

 

何日か前のブログ「2611.上海に行くのを辞めました」に、
石川誠君に「二人目の子供が生まれました。」と書いたが、
実は「三人目」の間違いでした。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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