谷 好通コラム

2010年10月05日(火曜日)

2623.「しない」のは、自分の中にある自分

人間は過去の経験によって
「しなくても、とりあえず済む」ことをおぼえて「しなくなる」のだろうか。

 

私はこの10日あまり、このブログをあまり書かなかった。
パソコンが壊れてその中に
せっかく書き始めたが無くなってしまった原稿データがあり、
それを書き直さなくてはならなったことは事実だが、
ブログはブログで書こうと思えば書けた。
だが、書かなかったのは、
書こうとする意志が、
書かなくたっていいじゃないかと思う投げやりな気持ちに負けたからだ。

 

インストラクターという人に伝えることを仕事にしている人間が、
仕事をやらされているかのごとく、
与えられた仕事をこなし、それでよしとして、
自らが、自分の意志で、
自らの思い感じたことを発信せずにいるのは、
私は、彼らに自分のこれまで伝えてきたことがなんだったのかと
どうしようもない無力感に蝕まれて、自分で負けた。

 

しかしたぶんそれは、
自分がある一線を超えてくたびれ過ぎてしまったからだろう。
体力が落ちていくのに反比例して仕事の量が増えていく日常の中で、
うっかり、その一線を越えてしまって、
自分の中の寛容さのキャパシティが狭くなっているのかもしれない。

 

それにしても、そんな私を見抜いたのか、
インスト日記で萩原君に「元気づけられる」とは思ってもいなかった。
今朝のテレビの「星占い」に
「窮地に陥いるが、思わぬ助っ人が現れる。」とあったが、
Hagiがその助っ人か?
いずれにしても、ずいぶん元気づけられたことは確かで、感謝している。

 

キーパープロショップ研修会に使うビデオの編集も終わって、
改めて見ると、自分も本当にがんばらなくてはと思うが、
もうひとつ自分に気合を入れるために何をすればいいのか。
思い当たるとすれば、レースか。

 

仕事においても、遊びにおいても、
「しない」のは、自分の中の自分にすべての要因がある。
どこで、すべての全モードを「する」に変えるかが問題だ。

 

先の取材の中で聞いた話に
「セリフは逆効果で、必要なのは本気の会話」とあった。
自らが自らの思いを発信しない者よ、
ひょっとしたら本気の会話を忘れて、セリフを言い始めているのではないか。
それは「伝えた」だけであって、
決して「伝わってはいない」と思うよ。
口先のセリフで伝えるだけでなく、
本気になって自分の思いを込めて話をすれば、ちゃんと「伝わるはず」だ。
思いを込めて話をし、書いて、発信しよう。
俺も、本気で「する」。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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