谷 好通コラム

2010年11月09日(火曜日)

2652.小松から羽田に飛ぶこと1時間半遅れ

昨日は愛知の中央トレセンで、
今日は石川県小松市でキーパープロショップ研修会。
明日は東京で、あさっては愛知で、その次の日は東京で。
そしてそのまま仙台に行ってSUGOのレースに参加する。

 

私は今回の計63回の研修会のうち27回を担当するが、
愛知での8回の開催はすべて私がやることになっている。
愛知での研修会は移動がないので、私が楽チンな開催を独り占めしているようだが、
そうではない。

 

11月は開催のピークで、平日はすべての日が研修会で埋まっており、
遠い場所に行くと、私の社長としての仕事がまったく出来なくなってしまうので、
移動する代わりに、
研修会が始まる前の午前中と、終わってからの夜に、
私としての仕事をすべて詰め込んであるので、
愛知での開催がすべて私になっているだけなのだ。
だから、
愛知での開催の時は、
その前後に半端ではないほどの用件が詰め込まれ、
激しく頭のチャンネルを変更しながらガムシャラに仕事をこなしていくことになる。
だから、愛知での開催の日が一番忙しく、体も頭もほんとにぐったりになる。
これはこれで大変なのだ。

 

もちろん移動だって大変なことだ。
地元で開催をすべて私にとられた今回の畠中君と鈴置君の移動は、
尋常な移動ペースではなく、
その上、彼らもキーパーラボ運営本部長、営業本部長としての本来の仕事を、
移動中の新幹線、飛行機やホテルに入ってからこなしているはずなので、
たぶん私以上に忙しく、気も狂わんばかりの仕事ぶりなのだろう。
日付を越してからのメールも珍しくない。

 

それでも愚痴一つこぼさないのは、
彼らの天性のタフさのなせる業であろうとたくましく思う。

 

なんちゃって言うと、
彼らが悲壮な思いで仕事をしているように聞こえるが、
そんなことはない。

 

本当のタフさとは、どんなことでも楽しんでしまえるタフさなのだ。
仕事はつらい。楽なんてことはありゃしない。
しんどいことがすなわち”仕事”なのだ。
体がしんどかろうが、精神的につらかろうが、
それをも楽しんでしまえるのが本当のタフさなのだろうと思う。

 

だから、過密な激しいスケジュールの中にも平気で自分の楽しみを入れ込んでしまう。
鈴置君は中日-ロッテの日本シリーズをどこかで見に行ったようだし、
畠中君は平然とこの間にレースを二回入れている。
それに昨日の広島での研修を終わってから、
彼の故郷である山口の研修に入っているが、
それからの深夜に、彼の”昔の悪い仲間”たちと飲んでドンチャン騒ぎをしていることを
私は確信を持って断言できる。

 

それでも、彼らは、
私が期待した以上の仕事を先回りしてやってくる。
どうやってそんな隙間を作れたのだろうと不思議になるほどだ。

 

睡眠時間を削っていることは間違いないのだが、
それが出来るのは、寝床に入ったら瞬間的に眠れるタフさだろう。
タフに目いっぱい仕事をしたら、睡眠不足は、睡眠の深さで補うことが出来るものだ。

 

仕事がつらい、しんどい、疲れると思っていたら、
こんな無茶は出来ない。

 

仕事は「させられる」と、つらいだけで、仕事をさせられる被害者になるが、
仕事は「する」と、つらいけども楽しく充実したものになる。
彼らは自分で自分の仕事を、自分から「する」のでタフになれるのであろうし、
楽しく充実しているのだろう。

 

しかし、
それを身近な者に理解してもらえないと、
つらいだけになってしまうこともある。
それが本当は一番つらいことなのかもしれない。
そういう者もいる。

 

・・・・
・・・・・・・・・・
しかし、それにしても、
5時半に小松で研修会を終わった後、
6時過ぎには小松空港に来たのに、
午後8時発の羽田行きの飛行機が、北陸での暴風の影響なのだろうか遅れに遅れて、
午後9時過ぎの出発になるらしい。
羽田空港に到着は午後10時半過ぎになることは間違いない。

 

みんなと一緒に名古屋に帰って、
明日の朝早く東京に新幹線で行けばよかった。
小松空港内のレストランで、つい、一人でずいぶん飲んでしまった。
ダイエット4日連続の崩壊である。

 

それでも、これが中国だったら、
飛行機が遅れること自体、絶対、何の案内もないことは間違いない。
今日の日が、日本でよかったとも思う。

 

 

一昨日の朝、
千歳空港内のホテルの中から、日の出が感動的であった。

 

 

今日の朝、日本海は荒れていた。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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