谷 好通コラム

2010年12月07日(火曜日)

2673.皆とお酒を飲むのは楽しい、ただ楽しい

お酒を皆で飲むのは楽しい。
しかし、無理して一緒に飲むことはない。
特に「会社の皆と飲むのは、
仕事上の関係を円滑にするためだからと
仕事の延長線上として
別に楽しくもないが、お付き合いで一緒に飲むだけ、」なんていうのは大嫌いで、
楽しくもない酒を付き合いで一緒に飲まれても、こちらも楽しくない。
酒は、ただ楽しいから飲むだけでいい。
だからこそ、お酒は人と人の潤滑剤になるのだ。
たとえば仕事に行き詰ったりすると、
仕事の仲間とお酒を飲むのが憂鬱に思えることもあるが、
そんな時こそ、馬鹿になってみんなで酒を飲むと、パーッと飲むと、
何かが吹っ切れて、今まで悩んでいたことや、行き詰っていたことが、ウソのように
全部無くなってしまうこともある。

 

バカになって、酒を飲むと、いいことがいっぱいある。

 

 

ごきげんだね。ユーキワールド。
四日前の札幌にて。

 

 

楽しそうに飲む人は、みんなを楽しくする。

 

 

札幌店のすぐ近くある中華屋さんは、ごく普通の中華屋さんだが、
料理を注文してびっくり、本格的に中国で食べたことのある味であったのだ。
これは唐辛子料理。
辛くない唐辛子と、辛い辛い辛い唐辛子をカリッと揚げてあるのだ。
「これはうまそーっ」とユーキが無造作に手を出す。

 

 

「おっ辛いかな??」

 

 

「いや、全然たいしたことないぞ、これは、うまいかな?」

 

 

「うんっ????」

 

 

「はぁー来たー、おっおっおっ辛い」

 

 

「ひぇーっ、ゴホゴホゴホ、ゲホッ」

 

 

「これうまいぞっ、ほんとにうまいぞっ、芳賀君、
ほんとに辛くないって、食ってみれ」

 

 

「うそつきー、さっきのゲホゲホはなんだったん」

 

 

「大丈夫っ、ゆーきさんはウソを言っていないぞ、
ほらっ食ってみ、俺の言うこと聞けんか、信用できんか? 芳賀君」
「勘弁してくださいよー、坂本さーん」
一番悪い坂本所長。

 

 

楽しい、楽しい、四日前の札幌での達成会でした。

 

 

辛くない唐辛子がなくなって、辛い辛い唐辛子だけが残っている。

 

 

藤井さん満面の笑顔。やっぱ飲まなきゃね。

 

 

翌日、激揺れの飛行機に乗って青森へ。
弘前での仕事のあと、
ほんのちょっとだけ時間があったので、
行って見たかった「ねぷたの館」に入ってみた。

 

ここは本当に素晴らしいですね。
弘前に行ったら、是非ここは行ってみるといいですよ。
ここに行くためだけでも弘前まで行く価値がありますよ。

 

「祝、新幹線青森まで開業!」

 

 

「ねぷたの館」の中で、
全国チャンピオンの津軽三味線を、
贅沢にも、私と増田課長だけのために弾いてくれた。
素晴らしい。ものすごく素晴らしい強烈な津軽三味線でした。

 

 

昨日、今年最後のキーパープロショップ研修会に、
キーパーラボ板橋店から、最強の山本さんと松本さんが参加してくれた。

 

 

67回の長い長い研修会の最後の後片付け。
少しだけ、ジーンと来た瞬間です。

 

 

研修会の打ち上げと、東京営業所予算達成の、
合同飲み会。おとなしいのは最初だけです。

 

 

飲んだら、もうくちゃくちゃです。

 

 

翌朝、つまり今朝、
いつもの東横イン駒形の前のイチョウがきれいであった。

 

 

午後2時半まで東京本部で仕事をして、
先日の新入生の「初期研修」最後の話をするために急いで帰る。
帰りの新幹線からも富士山が見えた。
珍しく往復富士山が見えた。すごい。
帰りにも

 

 

会社に帰ってきたら、
SONAXの吉村さんが、
Doctorマンフレッドピッチが送ってくれた
寒波に冷え雪の世界になったドイツ、ノイブルグの写真を
転送してくれていた。
まるで絵葉書みたいに素晴らしい風景だ。
あーっ、マンフレッドと酒を飲んで騒ぎたくなった。

 

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2010年12月07日(火曜日)

2672.知ることと知らせること/

会社は、会社として世の中にお伝えしてく事がたくさんある。
その方法は、一般消費者のお客様に対しては
テレビCMや各種のパンフレット、チラシ、看板などいわゆる宣伝広告となる。

 

一方、キーパーコーティングを施工し
一般消費者の方々に提供していただいている全国の施工店さんに
お伝えすることもたくさんある。
その方法は、
私たちの会社ならば「キーパータイムス」という機関紙がその一つであり、
キーパープロショップ通信というメールでのお知らせもその一つである。
また、全国9箇所のトレーニングセンターで行われている各種のスクールもそうだ。
あるいは年二回のプロショップ研修会も大切な伝達方法である。

 

しかし、日常的な活動の中で、
施工店さんと直接のコミュニケーションを取り、
個別の具体的なやり取りは、
それぞれ各地の営業所に配置している”営業“諸君が行っている。

 

彼らは“アイ・タック技研㈱”の窓口として、
アイ・タック技研としての提案を施工店さんと話をするわけだが、
人間の言葉は、
途中に「口」がたくさん入れば入るほど、内容が変質して、意味が変わることが常だ。
「伝言ゲーム」で、最初に与えられた言葉が複数の人の口を経ることによって、
話の内容がチンプンカンプンになることをみんな知っている。
ゲームならば笑って済むことだが、
これがビジネスになると、とんでもない間違いになることもある。

 

だから、何度もミーティングなどをやって、
何をどのようにお伝えすべきかを何度もみんなで確認するのだが、
ここで一番の障害になるのが、
「もう分かってしまっている人」の存在だ。
その人は「自分は間違いない人」であり、「もう知っている人」である存在。

 

そういう人は「自分はもう分かっている」ので、
新しい情報や、修正を受け入れることがなかなか出来ず、
自己防衛の姿勢になって「聞く耳持たぬ」の状態に入る。
こうなってしまうと、
その人の知っている事を変えることも、修正し進化させることも出来ない。

 

会社が会社として時代を察知し学習することによって
会社の提案や情報が常に修正され進化していても、
その人はある時点で「もう分かってしまっている」ので、
その人の言う言葉は、修正されることも進化することもなく、
ただ単にその人個人の「私見」としてとどまっている。

 

会社の窓口としての人、つまり営業の言う「私見」を、
その人の単なる私見と知った上で聞く人は少ない。
まさか「会社はこういっていますが、私が思うには・・・」という意味とは思わないのだ。
多かれ少なかれ対する会社の言葉として聞くだろう。

 

そうすると、施工店さんに会社としての情報ではなく、
その人が考えた私見を、会社の話としてお伝えすることになる。

 

これは会社として厳に防ぐべきことであるのだが、
「もう分かってしまっている人」の壁はなかなか固く、
ある意味、一番困難な部分とも言える。
しかし、ここを困難であると言っているうちは、
この会社の限界が低い所にとどまることになることは違いないだろう。

 

そう思って、一つ考えたのが、
自分が出す施工店さんあるいは会社に対するメールに、
部署のアドレスをC.C.でつけて、
自分の言動を明らかにするということ。
これは、その人の言葉をチェックして管理監督するという意味ではなく、
自分の発言を会社としての発言として社内に共有することで、
自分の言葉が、会社としての言葉であることを自覚してもらうことが第一の目的。
加えて、
相手に対して自分の言葉が決して私見ではなく、
会社としての言葉であることを明らかにすることで、
相手から信用してもらうことを習慣づけることが目的であった。

 

きちんとした会社ならば、
これはどこでも日常的に行われていることで、
おかしいことでもなんでもないのだが、
それでも、どうしてもC.C.をつけることに抵抗がある者がいるのは、
やっぱり「私見」が正しいと思っている者なのだろうか。

 

私見にとどまる者は、
自分の間違いを知ることを嫌うので、
自分を知られることも嫌うのであろう。
知ることと、知られることは、
きちんと両立していなければ成立しないので、
知られることを拒否するのだろう。

 

「もう分かってしまった人」「私は間違っていない人」「もう全部知っている人」
こんな人との闘いにどこかで終止符を打てないと、
この会社は、もうワンステップ、ツーステップと進化することは出来ない。
そんなことを考えると、この闘いをあきらめるわけにはいかないのだ。

 

 

本日、12月6日
施工店さん、とりわけキーパープロショップの方々に情報を提供する研修会、
キーパープロショップ研修会の全67開催がすべて終わった。
長い一ヵ月半であった。
今回の研修会において一番分かったことは、
多くの人とコミュニケーションすることで、
私たちが知らないことがものすごく多くあったこと。
自分たち自身が、分かったつもりではいては決していけないことだ。

 

私たちは、知らないことがまだまだいっぱいあるので、まだまだ進化できる。
そのことを多くの人から学ばせていただいたことを改めて感謝します。

 

 

今朝、新幹線からの富士山。
今日はとても幸せであった。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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