谷 好通コラム

2011年02月26日(土曜日)

2728.気合と根性だけでは間に合わない

今は名前がキーパラボとカタカナになってしまったので、
少し違和感があるが、ラボがまだ「快洗隊」といっていた頃、
「快洗隊」には「気合と根性」という言葉が似合っていた。

 

この場合の「気合」とは、お客様と「気」を合わせるという意味で使う。
お客様の気持ちを汲み取って、
プロならではのアドバイスで
本当にお客様が求めているお車のキレイを提案する。
その上で、プロの技術を発揮して、
自分の心の中にしっかりとその車をキレイにする意志を持って仕事する。
それが、お客様が我々に求めているものであり、
今、我々が自分のすべき仕事として、その気持ちを自分の心の中に根付かせる。
「気合と根性」とは、快洗隊のたましいそのものだ。

 

それをカタカナで言った場合、どういう言葉になるのか
・・・・・よく分からない。
一度ゆっくりと考えてみよう。

 

そして、私達の会社のもうひとつの仕事、
一言で言えば「営業」は、
施工店さんを通じて、技術をお伝えするだけでなく、
洗車・コーティングという商品をお客様に提供することを、
施工店さんのビジネスとしてたくさんの面から提案をさせていただく。
しかし、その根底に流れているのは、
快洗隊的に言う「気合と根性」であって、
思考の軸が、きちんとお客様の位置にあることだ。

 

だから、会社の思考構造そのものが
お客様と直接接する現場にあることをずっと求めてきた。
そして、すべての人の気持ちと体そのものが現場にあることを求めてきた。
事務所には、ほんの何人かがいればそれでいいと思ってきた。

 

だが今は違う。

 

愛知県大府の本社には、
出荷を担当する業務課として五名の社員と十数名のパートさんがいて、
営業の最前線として全国からの商品の受注と、全国への商品配送を受け持っている。
施工店さんと直接の接点が頻繁に発生する最も活発に活動しているセクションの一つだ。

 

会社全体のお金の動きを管理しコントロールする経理に四名のスタッフさん。
何でもござれの万能部署である総務には四名のスタッフさん。
この二つの部署がないと、会社全体がぎこちなくなって動きが鈍ってしまう。
大切な部署である。

 

この三つのセクションを束ねるのが「管理本部」である。

 

本社にはもう一つの本部、「経営企画本部」がある。
企画課として、
三名のデザイナーさんが、
全国のキーパープロショップをはじめとするキーパー施工店さんのために、
キーパーを提案するパンフレット、チラシ、看板などをデザインし、
何名かの社員が実際に製作したり、取り付けを受け持っている。
このセクションは大変多忙になってきているので、
デザイナーさん二名の増員を進めている。
また最近、販売課が新設され、
四名のスタッフが新規事業の立ち上げを急ピッチで進め、
近い将来、営業とキーパーラボの両方にまたがる重要な仕事を進めている。
そして、会社全体がコンピューターを利用しているので、そのセンターとして二名の社員。
フレキシブルな存在に一名。

 

 

「営業本部」は会社の大きなエンジンである。
全国9箇所の営業所に四十数名のスタッフが、
ビジネスの提案と実践を牽引し、技術のインストラクションを行なう。
営業本部長は鈴置力親(スズオキ チカシと読む)。

 

 

キーパーラボ運営本部は、会社のもう一つの大きなエンジン。
全国23箇所の直営店と14箇所のキーパーラボFC店さんを担当する。
スタッフも総勢百名に近くなってきた。
今年一月から本部長に賀来聡介(カク トシユキと読む)。

 

 

と同時に今年一月から、
新たに体制を増強して、新・経営企画本部としてスタートした。
会社の事業を総合的にデザインし、一つ一つの部署に落とし込んでいく。
言ってみれば経営そのものの建設的に前進させる
スターターと制御コンピューター的な役割だ。
この難しいセクションの本部長には畠中修(ハタケナカ オサムと読む)。

 

 

そして、そのすべてのバックヤードとして、
会社全体をサポートしていくのが「管理本部」となる。
一年余り、このポジションは空席となってきた。
その間、私が兼任してきたのだが、
私の気持ちの中に、このセクションを軽んじていた部分があったのかもしれない。
兼任で出来る仕事ではなかった。
そのしわ寄せがじわりと各所に現れてきたのを感じ、反省して、
「管理本部長」として大きな能力を持った人を招聘した。
この会社のメインバンクにこちらから懇願をして、
時間をかけて厳選していただき、
満を持して着任してもらった管理本部長、永田裕一(ナガタユウイチと読む)。

 

一昨日の歓迎会での写真。
なかなかハンサムなのです。

 

 

成長し続ける会社をこれから支えていく体制を、
今年から組み直したわけだ。

 

私達の会社自体がずっと「気合と根性」でやってきたような気がするが、
ビジネス全体を企画し提案する力と、
みんなをサポートする力を本当に必要であると痛感してきた。
もう気合と根性だけでは無理だ。

 

この体制はより一層の成長を図る。

 

 

 

今朝、東京から名古屋に向かう新幹線からの富士山。
気持ちは充実しているが、ちょっと寒い。
昨日の夜、
晩御飯を食べた飲み屋さんに、ジャンパーを忘れてきてしまったのだ。
(自分がいやになる)

 

Posted   パーマリンク

ページのトップへ ページのトップへ

  • 最近の記事

  • プロフィール

    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

  • カレンダー

    2011年2月
     12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    2728  
  • リンク集

  • 過去の記事

  • RSS1.0

    [Login]

    (C) KeePer Giken. All rights reserved.