谷 好通コラム

2011年04月02日(土曜日)

2756. 初めての「Dear MANFRED Pitsch Dr.」

ドイツSONAXの商品開発責任者マンフレッド ピッチ博士にメールを送った。

 

彼、マンフレッドはドイツ語と共に英語が理解できる。
しかし私はほぼ日本語だけだが、英語はなんとく少しだけ解るので、
まず日本語で文章を書いて、それをグーグルの翻訳ソフトで英語に翻訳して、
明らかに間違った英語に翻訳されている部分を、
日本の方を操作しながら修正していく。
理解できない単語は、理解できないのだから、私は間違っていても解らないので、
そのままになっている。

 

マンフレッドは、私のブログを、
グーグルの翻訳ソフトでドイツ語に訳して時々読んでいると聞いた。
だから、私が同じことをやってもいいかと思って、やってしまったのだ。
たぶん間違いだらけの英語だろうが、
もうやってしまったのだから仕方がない。

 

送ったメールは「Dear MANFRED Pitsch Dr.」で始まり、
Wordで5ページにわたる長文である。

 

 

翻訳ソフトはまだまだいい加減であり、まったく信用ならないが、
なんとなく意味は解るので便利だ。
もっと翻訳ソフトが発達して、もっと実用的になったら、
言語を超えて世界中の人々が直接の会話が出来るようになったら、
国境を越えた直接のコミュニケーションが出来るようになったら、
きっと、国と国の戦争は無くなるだろうと思う。

 

国と国の戦争とは、
国と国の利益が相反して起こるものだが、
実際に戦闘の最前線で戦う兵隊は、
戦う相手の兵隊を、人間性を持った人間として知っていては戦えない。
相手が自分と同じように家族を持っていて、
自分と同じように家族を愛している人間であることを知ったら、
お互いに相手を殺すための戦いは出来ない。

 

言葉が通じなければ相手を理解できないので、
相手が自分の同じように家族を愛する人間であることも理解できない。
だから、殺せるのではないか。

 

インターネットが国境越えたが、
言葉の違いが大きな壁になって、お互いのコミュニケーションを妨げてきた。
今度は本格的に翻訳ソフトの開発が、人類最後の壁を破るのかもしれない。
ひょっとしたら、
進化した翻訳ソフトが世界の戦争を無くすのかもしれない。

 

 

なんてオーバーなことを言うが、
言葉が解らない相手に、直接メールを送ることが出来た事実に、
何かものすごく可能性を感じてしまったのです。

 

しかし、
先にもらっていたマンレッドからのメールにあった言葉。
「Ich hoffen man bekommt Fukushima
I bald in den Griff und auch in Japan erkennt man,
dass die Kernkraft eine nicht zu beherrschende Energiequelle ist.」

 

これをグーグルのドイツ語⇒日本語の翻訳にかけると、
「私は、あなたがコントロール私はすぐ下に福島を取得、日本でも、核力を認識してエネルギーの手に負えない源であると思います。」となった。

 

同じ文章を、
SONAXの日本の窓口であり
ドイツ語をきちんと学んだベテランの吉村さんが訳すと、
「福島の事故が早く解決することを祈っています。
日本人が、これで核エネルギーは制御できないエネルギー源あることを知ってほしい。」
となる。
全然、違う・・・・・。

 

ドイツ語がことのほか難しい言葉であり、
それを世界一難しいと言われる日本語に訳するのは、
とてもまだ、翻訳ソフトでは難しいことを痛感する。
しかし、ソフトの進化はすごい。しかも進化し続ける。
いつかきっと、世界の人々をつなぐ大きな架け橋となるに違いない。

 

果たして私が送ったいい加減な英語は通じただろうか。
心配になってきた。

 

 

もう10年近くも昔になるだろうか。
初めてドイツに行った時、
マンレッド ピッチDr.と、
当時はまだ婚約者であったクラウディア夫人を、
ドナウ川のほとりで撮った。
私の大好きな写真の一枚である。

 

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2011年04月02日(土曜日)

2755.四月一日、晴れて入社式19名

昨日、日本国中で入社式が行なわれていたのだろう。
時節柄あまり大げさには出来ないが、
我がアイ・タック技研㈱でもささやかに入社式を行なった。

 

キーパーラボ運営本部には、
アルバイトさんから社員になった人5名を含めて14名。
運営本部内に、新しい部署を創設したので、このような大人数の採用になった。
営業本部には4名と、経営企画本部にデザイナーさんをもう1名。
合計19名となった。
毎年、正月開けの2月から3月にかけては若干の退職者が出たり、
配置換えで部署によっては欠員が出るので、
三月は人員不足の状態で、みんな4月の新入社員の入社を待ちかねていた。
これで全体の社員数は163名で約10%の増員となった。

 

三月十一日の大震災以降、先が全く見えない不安な時勢であるが、
それ以前に内定を出した者も、
それを取り消すのは社会的道義に反することにもなる。
ここは一発気合を入れて、内定者全員採用での入社式となった。

 

新車の販売が激減するのが大方の予想だが、
それは買う人が減るだけなく、
それ以前に、売る車が製造できないというより深刻な問題らしい。

 

しかし私たちが提供しているのは、
「今乗っているお客様お気に入りの車を、より長く気持ちよく乗っていただくため」
新車の販売が滞る時勢において、
ひょっとしたら、今まで以上にお役に立てるかもしれない。

 

かなり楽観的な考え方かもしれないが、
そう自分たちに言い聞かせ、
新しく加わった仲間たちと共に、
しっかりと、より世の中から必要とされる存在になって行きたい。

 

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