谷 好通コラム

2011年04月11日(月曜日)

2761.つかの間、白に、身と心を任せた

昨日は午前中「桜見」に出かけた。
人がいっぱい集まる所は苦手なので、
桜の名所といわれる場所には近づかない。

 

街路樹として桜がたくさん植えられている場所を何カ所か知っていたので、
そこを車でそ~っと通り、ときたま車を降りて桜を眺める。

 

桜は日本人のたましい。
全部忘れて、桜のほんのり紅がかかった白が心の中に染み込んでくるのに任せる。

 

新聞を見ても、テレビを見ても、インターネットを見ても、
胸が痛くなることがいっぱいあって、
地震速報が出るたびにおびえる人を思うと、もういい加減にしないかと空を仰ぐ。

 

しかし、つかの間、
全部忘れて、ほんのひととき桜の白に身と心を任せた。

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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