谷 好通コラム

2011年04月17日(日曜日)

2765-2. 小兪の結婚式。

今は上海から名古屋に戻る飛行機の中。
上海に来た時と同じANA便だ、

 

昨日の夜、小兪の結婚式に出た。

 

私が中国の結婚式に出席するのは
頼さんの結婚式に次いで二回目なのでそれほどの驚きは無かった。
中国の結婚式は、大まかに言うと「大規模な飲み会」あるいは「でっかい食事会」。
誰も礼服など来ていない。みんな普段着のままで集まる。
新郎新婦の両親までほぼ普段着のままなのだ。
それでも私たちは日本人なので、つい、ネクタイをしている。

 

挙式直前、ホテルのロビーで。みんなこのまま式に出るのです。

 

 

式場の入り口には、ドキッとするように変身した小兪が
だんな様と一緒にお客様を迎える。

 

 

中国の結婚式はにぎやかだ。
招待客もあまり限定しないようで、
この日の結婚式も200人以上はいた。ひょっとしたら300人もいたか。
中国では400人、500人の結婚式も珍しくないそうだ、

 

下の写真はまだ始まる前の会場。定刻は回っているがまだ半分もいない。
これで全然かまわないのだ。

 

式は最初に仲人役のおじさんが挨拶をして、
以降は祝辞はなし、挨拶も無い、
招待客から歌も無ければ、言葉もないし、踊りも無い。
やたらに声のでかい司会者がしゃべって、
新郎新婦が、
シャンパンタワーや、
ウェディングケーキのカット、
指輪の交換などを次から次に進行するが、
それを神妙に見ている人はあまりいない。
みんな飲んで食って、騒いでいる。
新郎新婦がほとんど駆け足のように移動するのも面白かった。

 

大勢のみんなががやがやワーワーと、
みんなで誰彼と無く、もんなで彼ら二人を祝福するのだ。
これはこれですごくいい。

 

しかし驚いたことに中国の結婚式では
新郎新婦の座るべき席が無いのだ。

 

だからなのか、お色直しが何度もあって、
新郎新婦が入ったり出たりするテンポが早い。
お色直しで会場を出る時も、とっとと出て行くし、
帰ってきても、もったいぶったりしたりしない。とっと帰ってくるのだ。

 

 

日本の場合、当然ながら会場の一番高い席に新郎新婦の席が飾られ、
新郎新婦はその椅子に座って、祝辞を受け、言葉をもらい、友人の出し物を見る。
時には笑いあり涙ありのステージだが、
中国の場合はかなり違う。

 

中国の新郎新婦は座る椅子が用意されておらず、
テーブルも無く、
会場にいる間はずっと立っている。
立って、ウェディングケーキ切ったり、キスしたり、
何かやっていない時は、
お客様のテーブルを回って、
あちこちで「乾杯っ!」をやっている。

 

中国の「乾杯っ」は、文字通り「杯を乾かす」。
つまり全部飲む。「イッキ」である。
お客様がビールを飲んでいれば、
大き目のグラス一杯のビールを、
老酒ならば湯のみ一杯の老酒を、
「乾杯っ」のたびに、立ったまま飲み干さなければならない。
あれは大変だと思った。
新郎は四十回とか5十回とか「乾杯っ」をやったはずだ。
あれはきつい。

 

 

6年位前? 頼さんの結婚式の時は、
頼さんが日本に長くいたこともあってか
中国式ではあったものの日本式にけっこう似ていたと思ったが。
ここ何年かで
中国の若い子達の結婚式が変わったのかもしれない。
日本でも10年前の結婚式と今の結婚式ではまるで変わったのだから、
中国でもそういうことかもしれない。

 

子供が二人になってにぎやかな頼さんの家族。

 

 

これが中国の文化なのだなぁと感心してしまった。

 

 

小兪はどうだったか。
かわいかった。もちろん可愛かった。

 

旦那さんは典型的な真面目青年であり、
小兪はこういう人が好きだったんだと知った。
あのタイプの男性は、
ぱっと見た目は以前の金城君に似ているが、
彼はもうシティボーイになってしまったので、今はもう似ていない。
いかにも真面目そうな好青年。
私達の会社にはあのタイプは絶対いないな。

 

 

そろそろみんな勝手に帰って、
周りのテーブルに人がいなくなってきて、式が終わったことに気が付く。

 

英語の塾に通って英語を真面目に勉強していると言う畠中君が、
英語ペラペラの頼さんの奥さんと英会話を楽しんでいた。ほぉ~~。

 

 

中国式の結婚式と日本式の結婚式のどちらが好きか。
両方とも面白くて、
好きだとしか言いようが無い。

 

陶さんがすごく元気になっていたので、すごく嬉しかった。
しかし、頼さんの下の子供を抱っこしたくて仕方ないのに、
とうとう最後まで振られていた。

 

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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