谷 好通コラム

2011年11月15日(火曜日)

2913.仙台でのキーパープロショップ研修会

今年の8回キーパー選手権は、
大震災に被災した東北地方の皆さんが、ものすごいパワーを出されて、
全国のベスト10位の中で7店舗までを東北地方のSSさんが占めました。
その驚異的なパワーは、
全国のプロショップさんに大きな刺激と感動を与えたのです。
今日は、その東北、仙台でのキーパープロショップ研修会とあって、
かなり気合が入りました。
力を入れすぎて、話の途中で、胸の筋肉が痛くなってしまったぐらいです。

 

選手権では「北海道・東北ブロック」という区分けになりますが、
今回、北海道の人は、東北の皆さんの圧倒的なパワーに押されて、
出る幕がなかった感じになってしまいましたが、
東北の人たちで繰り広げられた上位のトップ争いは、それは壮絶でした。
このブロックでの上位がすなわちそのまま全国の上位であり、
ブロックでのトップは、そのまま全国約1,400店舗で争われた選手権のトップです。
SS全国第一位の江戸屋燃料さんは、
福島会場ですでに表彰されています。

 

今回の仙台会場では、
最後の最後、ギリギリまでトップ争いを演じた「㈱マルセキ、グッドハート桜田西SS」が、
ブロック2位と同時に全国2位の表彰を受けられました。
表彰を受けに壇上に上がられた・・・所長は、
「くやしかったです。本当口惜しかったです。終わった時、みんながっくり来ました。」
と、壇上の私につぶやきました。
私は掛ける言葉なく、
ただ彼の目を見て、彼の口惜しい気持ちをただ受け止め、
2位の表彰状を感慨を込めて、いつもより大きな声で読むのが精一杯でした。

 

一等はすべてにおいて華やかです。
注目も集め、このキーパープロショップ研修会でも取り上げています。
しかし、同じように頑張って、競り合って、
最後の最後に逆転されて2位になってしまうと、
2位でしかなくなるのは、なんとも寂しく、申し訳なく、私自身も不覚でした。
表彰の後、「必ず、行きます。」と言ったのは、心の底から出た言葉でした。
そのドラマをしっかりと取材してきます。

 

ブロック第3位、すなわち全国第3位は、
福島会場で表彰をさせていただいた㈱誉田・川俣バイパスSSです。
この店舗は、昨年のキーパー選手権で全国第4位を獲得した店舗です。
江戸屋燃料店と同じく倉島グループの一員で、
去年と同じ手法で今年は全国第3位を獲得されたのです。
つまり、
㈱誉田、江戸屋燃料店、渡辺商店Q-pit大熊(昨年の全国3位)など、
倉島グループの人は、
「集中的な予約キャンペーン」で、
全国ランキング上位の素晴らしい実績を上げているのです。

 

もし、この手法が、
お客様にとって「押し売り」とか「強引な売り込み」ならば、
人口1万数千人の狭い町では、
すぐに「引かれてしまい」
お客様がいなくなってしまう命取りの手法であるはずです。
しかし㈱誉田・川俣バイパスのように
次の年も同じようなキャンペーンをやると、お客様はそれを待っていたように、
去年以上のお客様がコーティングをしていかれたところを見ると、
お客様は、むしろ「喜んでいる。」ということでしょう。
このキャンペーンがお客様に喜んでいただいているならば、
これは本物だと言うことです。

 

原発の直近にあって現在のところ再開が不可能視されている渡辺商店Q-pit大熊が、
もし、今年もキーパー選手権に参加していれば、
間違いなく、トップ争いに絡んでいたはずです。
本当にトップを取っていたかもしれません。

 

ブロック4位、つまり全国4位は、㈱カメイのDr.Driveセルフ多賀城です。
この店舗は3月の大震災の時、大津波に沈み、
所長をはじめ店舗の皆さんがキャノピーの上で一晩を過ごしたという逸話があります。
そんな被災を乗り越えて、素晴らしい仕事で、
全国第4位に輝きました。
そのことを思うと、感慨が深まり、表彰の声が詰まり、つっかえてしまいました。

 

ブロック5位、つまり全国5位は、
ミヤセキ㈱セルフ長町SS。
私はこの店にどんなドラマがあったのか、知りません。本当に申し訳ないことです。
11月の研修会が終わったら、12月、真っ先に行こうと思いました。

 

ここまで、ブロックの5位までが、全国の5位までを独占しました。
東北の5位より上のSSは、全国に存在しないのです。

 

ブロック6位の㈱弘善商会・弘前土手町店も全国7位で、
ブロック7位の㈱弘善商会・Dr.Drive和徳新道店が全国10位で、
青森県弘前市の㈱弘善商会さんにはお正月が明けてから伺う計画になっています。

 

全国ベスト10の中に7店舗が入っている東北のパワーは、
この8月キーパー選手権において圧倒的でした。

 

仙台会場でのキーパープロショップ研修会。
何度か声が詰まるほど、私にとって、きわめて感動的な会でした。

 

(気がついたら、写真を一枚も撮っていませんでした。すいません)

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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