谷 好通コラム

2012年10月10日(水曜日)

10.10.撮影を楽しめるようになりました

今日は一日ビデオの撮影です。
撮影スタッフは、もう十年以上お付き合いいただいているVRSの面々。
何の緊張感も漂っていない。
いや、緊張感がないのは何度も撮影現場に立ち会っている私たちだけで、
今回初めて立ち会う人、
特にビデオに映る施工者に抜擢された内藤君はカチカチです。

 

もう何本ビデオは撮ったでしょう。10本以上は撮ったと思います。
十数年前に撮った最初のビデオは、
これは今見ても恥ずかしくなってくるようなストーリーと出来でした。
余分なお金もかかりました。

 

あれから10数年、何度も何度も経験する中で学習し、
打ち合わせから段取り、
本番までが非常にスムーズに行くようになり、
ストレスもなくなりました。
必要なことと不必要なことも分かって来て、無駄な費用もなくなりました。
それで、非常に良いビデオが出来るようになったかと言えば、
まだまだですが、少なくとも気負いのないビデオが出来るようにはなりました。
こちらに無駄な気負いがあると、観る方も何かギクシャクして感じるようです。

 

もう一つ、私が口を挟むことが極端に減りました。
これはビデオ撮影だけのことではなく、すべてに言えることですが、
物事を進め、実行していくことに、
いちいち私が取り仕切るようなことは、
ほとんどなくするようにしています。
そうするための過渡期として、「内職」は、非常に有効でした。

 

私もみんなと一緒に今やっている作業に集中すると、
結果的に、いちいち口を出すことになってしまい、
結果的に私がすべてを仕切ってしまうことになります。
「気になったらその場で言う」は、私の習慣であり、
これは維持すべきと思っているので
私の場合「なるべく口を出さないようにする」は、ないのです。

 

だから、私自身は集中を散らすことが必要であり、
それが「内職」。
みんなが集中している時に、私は何か他の事もやりながら参加していると、
結果的に私はいちいち口を出さないようになって、
みんなが積極的に参加できるようになったのです。
みんなが積極的に意見を出し、
みんなが動いてくれると、
かえって物事がスムーズに進むようになりました。
とすると、私はいったいなんだったのでしょうか。
なんて自分を卑下する事はありません。私には私の役割があります。
参加しているのです。

 

私がいつも心がけている教訓の一つに、
「参画とは参加する事ではない。発言することである」というのがある。
逆を言えば、積極的に発言をしなければ「参画」していないことになり、
みんなが一つのことに参画している間、
私は発言しなければ参画ではなく、ただ参加している事になる。
そうすると、私が下手に取り仕切ることなく、
みんなが積極的に発言し行動して参画する事になり、
みんなが力を付けていくことになります。

 

私は参加しているので、
みんなが積極的にやっていく中に、
何か注意すべきところ、明らかに間違っているところ、
コンセプトと違っている流れに気がついたら、
部分として修正をします。あるいは全体の流れそのものを修正します。
それがまたみんなの学習になっていけば、私の意味があるはずです。

 

ということで、今日も撮影は順調に進んでいるところです。
そして私はこれを書いて内職をしています。
撮影を楽しみながら。

 

 

私が内職しているのをいいことに、取り仕切る増田君。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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