谷好通コラム

2013年03月10日(日曜日)

3.10.春は、突然やってくるのです。

ほんの何日か前まで、長く厚いコートを着て出張に出ていたのに、
あっという間に背広だけで出かけられるようになりました。
というより、
ここまで暖かくなると、
私はコートを持たせてもらえません。
暖かくなってきたとはいえ朝晩は少し冷えるので、
用心のためのコートを持っていたほうがいいのですが、
暖かくなると、私は、
コート、ジャンパーの類を
いつもどこかへ忘れてきてしまうので、持たせてもらえないのです。
私の忘れ物は筋金入りで、
自分でもあきれる程、全国へ忘れ物を置いてきます。
おとといも、長崎か、福岡のどちらかへ洗面道具1セットを、
忘れてきてしまいました。
春はつい、ボーっとしてしまうのです。

そんなボケた私とは別に、
キーパー PROSHOP、キーパーLABOでは今、すさまじいことになっています。
突然の春は「黄砂」「花粉」「pm2.5」と、
みんなが不安なってくるようなものをいっぱい持ってきます。
PROSHOP、LABOに限らず洗車･コーティングを扱っている店舗は、
車のボディにまとわり着く汚れを落としたいお客様でごった返しています。

夜、一斉に送られてくるLABOの日報には、
まるで年末がやってきたかのような数字が並んでいます。
その中で特にキーパーLABO足立店が飛び抜けた日報を送ってきたのです。
Subject: [K-Report] 足立店日報報告 03月09日
【本日】
実績：703,121円
来店台数：94台
(P)7台 (C)15台 (DA)2台
人時生産性：7,900円/時

(コメント)
本日も多くのお客様にご来店頂く事が出来ました。
中でもクリスタルキーパーを施工させて頂いたお客様が多く感じました。
リフレッシュ施工、新車施工、経年車施工、様々なお客様にご満足を提供できました。
ですが改善点も見つかった一日でした。
技術、品質等、スタッフ間でしっかり意思疎通・情報の共有を図り、
改善していきます。

足立店　押谷　卓摩

押谷チーフのコメントとは別に、
この日の足立店の営業に参加していた堀君が、
LABOの報告MLを使ってコメントを興奮気味に送ってきました。
堀君は、LABO鳴海店店長から愛知の営業に配属された後、
東京の営業所に1年間の勉強のために来ています。
つい最近までLABOの店舗責任者だっただけに、この日の足立店が嬉しかったのでしょう。

以下、東京営業所　堀君のコメント

まだ興奮しています。
数年ＬＡＢＯを経験してきてもこの数字は未知の領域でしたので・・・。
そんな中、沢山感心と感動をしたことがあります。

「うまいから早い」
他人の作業に見とれたのは久しぶりです。
皆ダイナミックで、繊細で、ものすごく効率のいい無駄の無い動きでした。
だから早い、そして受け入れる新しい時間を生み出す。

「悲壮感も愚痴もない」
誰一人、「あー疲れた」と口にしませんでした。
愚痴や陰口の類を聞きませんでした。
それだけ頭の中は「お客様」のことしか考えていないことがわかります。

「個々が考えて行動できる」
指示を待つということがなく、
コントローラー不在の時も個々が考えて行動して常にお店が動いている。
しかも我を通す行動ではなく、
キチンと状況を読んだ上での動きが取れている。
ということは皆、作業マンベースで臨んでいないということ。

「店長が皆の事を好きだし、皆が店長のことを好き」
怪しい話ではありません。
なかなか厳しいと聞く矢島店長ですが、
愛情が皆に伝わってなければ
こんなに応えてくれるスタッフは育たないと思います。
妬けるほどいい関係でした。
（店長のＰＣのデスクトップ、足立店スタッフの集合写真でした）

「甘えなく、自分に厳しい」
営業が終了して２２：００くらいにもお預かりのお車を作業する人、
締めを行う人、ブログを更新する人、明日の準備をする人、
ゲストルームの床にＷＡＸがけをする店長・・。
ブログを書いていた木幡君に
「こんな時間になっても書けるなんて偉いねぇ」と、声を書けたら
「いやぁ、日課ですから」と、返ってきて、自分が恥ずかしかったです。
彼に、皆に、「こんな時間」という甘えはありませんでした。

ずらずらと書いてしまいましたが、
どれも出来るようでできないことが多いことです。
これをずっと、継続してきているからこその、この実績だと思います。
決してたまたま出た数字ではなく、
皆がお客様を思い続けた結果の現れだと思います。

とても刺激になり、いい勉強をさせていただきました。
疲れはしましたが（言っちゃった）とてもスッキリした心持です。
９５人目のお客様になれたような気持ちです。

今日は楽しかったです。
足立店の皆、ありがとうございました！

東京営業所　堀

なんか、大昔に見た青春ドラマの1シーンみたいですね。
堀君はもうとうに三十を過ぎて、1児のパパです。
いいですね。青春していますね。

春は、突然やってくるのです。