谷 好通コラム

2013年07月23日(火曜日)

7.23.恒例、真夏の冷凍車、マイナス5℃テスト

今日の名古屋は、最高温度36℃を記録し猛暑日でした。
そんな中、新しいケミカルの最終段階のテストが、
レンタルの冷凍車を借りてきて、マイナス0℃~5℃の環境を作って
一日中かけて冬季テストを行いました。

 

外気との温度差約40℃です。
これは必ずやらなければならない恒例行事のようなものなのです。

 

新しい製品を開発して、
その最終段階テストが「夏」の時季に当たれば、
今日のように「冷凍車」を借りてきて、真冬の環境を作ります。

 

これが逆に、
最終段階テストが「冬」に当たれば、
狭い空間にストーブをガンガンに炊いて、
無理やり40℃くらいの「夏」の環境を作ってテストをします。

 

テストに使う車は、ドイツ1車種と国産2車種のボンネットです。
どの車種を使えばいいのかは私達のノウハウ一つ。秘密です。

 

 

日本は南北に長く、亜熱帯と亜寒帯が同時に存在していて
また夏と冬の季節がはっきりしていて、
北の冬の温度と、南(実は中部)の夏の温度は±50℃くらいあります。
ですから、これくらいの温度差を網羅するテストは絶対必要なのです。

 

真冬のストーブガンガンの高温テスト、
あるいは真夏の冷凍車を使っての低温テストか、
どちらがツライのか。
もちろん、真夏の低温テストです。

 

防寒ジャンパーを着るのですが、
私は20分も冷凍車に入っていると、
足の関節が冷えて、痛くなってギブアップになります。
若い人は元気ですが、やはり大変なのでしょう。
終るとみんな疲れた表情をしています。ご苦労様です。

 

新しい製品とは何か。
申し訳ありませんが、まだ3ヶ月は発表できません。
耐久テストがあとそれくらいはかかります。

 

でも、
みなさんすごく喜んでいただける絶対の自信はあります。

 

 

この冷凍車の中でやっています。

 

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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