谷 好通コラム

2014年05月12日(月曜日)

5.12.ミラーボール付きブースでクリスタルキーパーを220台以上

今日は、キーパー選手権・春の特別戦で、
全国優勝争いをしている北海道の羅臼アポロさんに行ってきました。
(最終結果は明後日の夕刻判明)

 

羅臼アポロ石油㈱・日本最北東端SSさんは、
4月30日報(20日目)で、
全国トップのポイントを報告してこられ、一躍注目を浴びました。
選手権は、昨日が最終日なので、
三日間の報告期間をおいた明後日には最終結果が判明する訳です。

 

本当はそれが終わってから取材をすれば良かったのですが、
ちょうど今日、私が羅臼に130kmの離れているだけの霧多布にいたので、
つい、行ってしまいました。

 

 

でも、今日行って、直接お話をお聞きできて本当に良かったと思いました。
トップを争うようなSSは、やっぱりそれだけのことをやっていたのです。

 

羅臼アポロ石油㈱・日本最北東端SSでは、
2月からクリスタルキーパーの予約取りを始めたそうです。
そして4月には新聞に折り込みチラシを入れました。予約で10%引きです。
新聞折込みチラシは1,500枚。
羅臼の全所帯にチラシを入れても、1,500枚で終わりです。
人口が6,000人を割って、今は5,900人ぐらいかなとおっしゃって見えました。

 

そんな小さなマーケットで、
クリスタルキーパーを220台以上施工されたとは驚異的です。

 

お客様はほとんどが地元の住民の方で、
80%以上がリピートの方だそうで、
地元の方とのコミュニケーションの濃さには圧倒的な自信があるようです。
こんなに密度濃く施工されたのに、
まだやっていない車は多くあって「まだまだ行ける。」そうです。

 

羅臼では「車」がなければ生活していけないので、
一人一台、一家で何台もの自動車を所有していて、
一台施工すると、気に入ってもらえて「もう一台持ってくるから。」と、
次から次へと一家の車を全部施工されたお客様も数多くあるそうです。
それだけ品質に自信のある施工をされてきた結果でしょう。

 

 

夏になると羅臼では、
昆布漁の船に燃料を配達したりする仕事でてんてこ舞いになるそうです。
そんなこともあって日頃から店のスタッフは十名以上います。
それに春が遅い羅臼では、
冬タイヤからの交換は、
ゴールデンウィークが終わってからが多いそうで、
ちょうどキーパー選手権春の特別戦の時期は、
店舗の主力スタッフである望月所長をはじめとする、
浅生さん、川越さん、田中さんの4名の技術資格者が、
一日2台ずつ、4人で8台ずつ、
計画的にクリスタルキーパーを施工されたそうです。

 

もちろん昆布漁の季節がまだ来ない時期でも、港に燃料の配達の仕事や、
店舗に来られるあらゆる仕事がありますが、
女性スタッフが2名、
アルバイトのスタッフが2名、
キーパー選手権の間、
定年で退職されたOB2名が特別にこの時期に応援に入ってくれたりして
4名の主力の技術スタッフが、
毎日クリスタルキーパー2台の仕事をこなす分の仕事量をカバーしたそうです。

 

印象的な言葉がありました。
望月所長は元、建設の仕事をやっていらっしゃったそうで、
「自分が建てた家を、誇りを持って見ることができた。
だから、SSの仕事になってからも
自分の仕事に誇りを持てるような仕事を、
職人として自分もしたかったし、みんなにもさせたかった。」
だから、技術者以外のスタッフには鉄粉取りぐらいの前準備仕事だけで、
爆白の作業からガラス、レジンのコーティング作業は、
技術者にしかやらせなかったそうです。

 

技術者が集中してクリスタルキーパーを施工する間に、
女性スタッフは声かけを熱心に行い、
また、タオルやクロスの洗濯などもいやな顔一つせずにやってくれたそうです。

 

加えて、望月所長の奥様が、
インターネット係として、フォトログをせっせっと上げてくれていて、
「インターネットを見たんですが・・・」と、
わざわざ問い合わせや、ご来店いただいた新規のお客様が
確実に10人以上いらっしゃったと浅生さんがおっしゃっていました。
その奥様は、この間、
なんと4,800gもの大きな男の赤ちゃんを、普通分娩で出産されたそうです。
望月所長は「大手柄だった。」と顔をくしゃくしゃにしていました。

 

クリスタルキーパー220台以上の施工には、
もうひとつ秘密があります。
それは「ミラーボール付きの3台分コーティングブース」です。

 

羅臼アポロ石油㈱・日本最北東端SSの裏には、
中型のタンクローリーが何台も待機しています。
その広い駐車場に横に大きな「スナック」があったそうです。
そのスナックが閉店したので、その建物ごと、会社が買ってしまったそうです。
そのスナックを、会長が、社員に「誰か、奥さんとスナックやらねえか?」
と、聞いたのですが、
誰も手を上げなかったので、
そのスナックの内装を全部外し、出してしまって、
コーティングブースにしたのだそうです。
広いスナックだったようでゆうに3台分、詰めれば4台分入る広さです。

 

 

その時、うっかりなのか、
わざとなのか、ミラーボールが着いたままになっているのです。
だから
「ミラーボール付きコーティングブース」なのです。

 

 

角度を変えて、
広い立派なブースと、

 

 

ミラーボールです。

 

 

羅臼の四月から5月の初めはまだまだ寒く、
道路の日陰の側には、雪がまだ残っています。

 

 

そんな中でのコーティング作業は楽ではなかったのですが、
ミラーボール付きのコーティングブースは、
スナックの時の暖房装置がよく効いて、暖かくて毎日、天国だったそうです。
もちろん、ボヤーっとして作業したわけではなく、
いい環境で集中して作業が出来たという事です。

 

たくさんのクリスタルキーパーを地域に密度濃く施工したので、
あるお客様に言われたそうです。
「最近、キレイな車をよく見るようになったけど、けっこうやってるな。」
望月店長
「はい、すいません。やらせてもらっています。」とニコニコだったそうです。

 

羅臼の町の車がキレイになってきたと、
お客様に言われるなんて、本当にすごいことです。

 

 

羅臼から中標津空港に向かう途中で桜がいっぱい咲いていました。
このあたりはやっと春のようです。

 

 

中標津空港のすぐ近くで、何とかいう展望台があって、
時間があまっていたので、
ちょっと寄り道したら、何とか言う山がすごく見えました。
すいません。極めていい加減です。

 

 

霧多布の夕焼けです。
5月の霧多布湿原は一つも花が咲いていなくて、
ただただ「茶色、茶色、茶色」でした。
これはこれでキライではないのですが、
これからいっせいに緑と花で、劇的に美しく変わって行く筈です。

 

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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