谷 好通コラム

2014年06月30日(月曜日)

6.30特別な能力でもなんでもなく、普通のこととして

誰かに何かを話した時、
相手がどう感じたのか分かります。
あるいは自分が書いたものを読んだ人が
どう感じたのかが分かる時があります。
多くの人がそうであるように、
瞬間的に、
相手が何をどう感じて、何をしようと思ったか、
相手の思考を感じ取る時があります。

 

怒りは怒りとして、
喜びは、嬉しさを伴って感じます。
それが本当に合っているかどうか、間違っていることもありますが、
少なくとも、相手の感情と考えたことを、
私が勝手に感じます。

 

これはたぶん、12年以上の長い間、
ほとんど毎日、
かなりの文章をブログとして書いてきて、
それを読んだ人が、ちゃんと解かるか、
あるいはどのように読み取って、どう感じるかを、
いつも考えながら、というより感じ取りながら書いているので、
自然に訓練されたのだろうと思います。

 

だから、
相手の思考と感情を勝手に感じる私の習慣は、
少なくとも、超能力的なものでも何でもなく、
「共感性」という普通の能力が少し訓練されただけです、たぶん。
だからなのか、
常にいつでも感じているのではなく、
何かのきっかけでフッと瞬間的に感じるものです。

 

しかし、これは商売においては、
大変、有利なものです。
商売の相手であり源である「お客様」の考えていることや、感情が、
何となくであったとしても、解かるということは、
「あと出しジャンケン」みたいなもので、
相手が感じたこと、思ったこと、そして、
何を欲しいのかが解かった上で商売をすれば、売れるに決まっているのです。

 

少し前に、
精神科の大きな病院を経営している医者に言われたことがあります。
お会いしてすぐに、
「あなたはお客さんが考えることが解かる様になったんだよね。
商売が上手く行っている人は、みんなそうだ。」
と、ニコニコしておっしゃいます。
その時、私が、
「はい、そうです。 でも・・みんな、そうなんですか?」
精神科の先生
「みんな、そうです。」

 

しかし、これは知らぬ間に訓練されてしまったものであって、
変な・・能力とは、まったく違います。
ただ普通に、共感性というものが、少し強くなっているだけです。
でも、「空気が読めない。」の逆ではないようです。
私も、自分で「空気が読めないな、俺は。」と思う時があります。

 

でも、とっても、便利です。
仕事も上手く行くし、家庭も、いろんなことが上手く行きます。
相手の事を想ったが勝ちなんです。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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