谷 好通コラム

2014年09月06日(土曜日)

9.06.㈱金沢丸善本社にて取材、1位廣田所長(湊)、3位南所長(技)、

2014年8月のキーパー選手権において、1161ポイントで優勝した
株式会社金沢丸善「ワンダフルセルフ 湊(みなと)」の廣田所長。

 

 

そして1158.5Pで二位となった株式会社矢島商店「わしの宮SS」に次いで
大接線の上、1150.5Pで三位となった
株式会社金沢丸善「手洗い洗車専門店 技(わざ)」の南所長。

 

 

このお二人に加えて、
SS統括の尊入課長と、野村社長に加わっていただき、
金沢市内にある株式会社金沢丸善の本社で、お話を伺ってきました。

 

そのお話を元に記事を書く予定だったのですが、
話を文字にしてくれた我々のスタッフの記録を読んで
変にまとめず、つなけず、出来るだけ話をそのままお伝えした方が、
大事なことが伝わるかもしれないと思い、ほとんどそのまま載せることにしました。

 


 

まず、弊社谷から、
「冬と夏のキーパー選手権の連続制覇は、選手権史上初めてです。すごいですね!」(谷)

 

「グランドチャンピオンと呼んでください!!(笑)」(“湊”廣田所長)
「”湊”と”技”二店舗の競り合いで、ポイントを上げての優勝でしょうね?」(谷)
「そうですね、でも社内でも土日最後を挟むので状況が見えなかった。
最後は自分達を信じて、やるしかないという感じでした。」(廣田)
「29日までは勝っていると思っていた。しかも、
30日の土曜日に100ポイント分もがんばってやったので、
最終の日曜日は50ポイント分で終えてしまったが、
まさか”湊”が、土日とも100ポイントずつやってくるとは・・。負けた。」(”技”南所長)

 

 

「まさか矢嶋商店さんにこの二人とも勝てると思っていなかったので、
この二人で競争していました。」(野村社長)

 

「特に秘策はありましたか?」(谷)
「秘策は特にないです。冬と夏をフューチャーしてもらっていますが、
実は春の選手権は惨敗しています…。」(廣田所長)
「じゃあ、グランドチャンピオンじゃないですね(笑)。売上はどれ位ですか?」(谷)
「まだ売上げの数字は出ていませんが、
粗利は1ポイント5,500円くらいで計算してやっていました。」(廣田所長)
(私の想像の計算ではコーティング類の売上げで700万くらいか?)

 

「ところで南所長、クリスタルキーパーのリピーターはどうでしたか?」(谷)
「いつもとそう変わらない。昨年の4月のお客様がよく来てくれました。
そこのリピートだけで80台の後半のクリスタルキーパーがあった。
昨年の8月のお客様は、今年12月頃のリピートを予測している。」(”技”南所長)
「1年サイクルだけど、1年4ヶ月くらいが現実のリピートでしょうか。
それはそれでいいですよね。だんだんピークが崩れて、
売上げが平坦になって、通年での売上げ全体が増えていく。」(谷)

 

「なぜハイレベルなところで競り合えるのですか?」(谷)
「お互いに競り合ってきたっていう感じは僕にはないです。
結果として、南所長に恨まれてる感はあるけど。(笑)」(廣田所長)
「廣田所長は、私(南所長)が新入社員の時の上司なので、僕の中でのひとつの区切りは、
この人に勝った時に訪れると思っているので、やっつけたい(笑)」(南所長)
「選手権がきっかけで全体のボリュームを上げているという効果はありますか?」(谷)
「洗車の売上はキーパーを取り組んでから伸びは大きくなった。」(南店長)
「選手権のようなゲーム感覚のリズム感的なものがあるとどうですか?」(谷)
「モチベーションは上がる。やはりコンスタントに売っていくのが願いなので、
(高額コーティングを)月間100台をなるべく割らないようにしている。
手洗い洗車も増えて、洗車の需要が増えているのは事実です。
ここ1年半位は洗車で食いつないでいる(笑)」(廣田所長)
「お祭り騒ぎというか、こちらのノリでないと、取れないお客様も多いので、
定期的に選手権があるのは体力的に大変ではあるが、
選手権はお祭り騒ぎとして、商売としては助かっている。」(廣田所長)

 

※お祭り騒ぎが大好きな「湊」店のみなさん。

 

 

「管理やアプローチはどのようにしていますか?」(谷)
「顧客管理は台帳を作ってやっている。
クリスタルキーパー以上のお客様には、
月1回手洗い洗車をしてもらうよう店頭で声をかけている。
ノーメンテを、ノー声かけ=ほったらかし状態でいたらリピーターにならなくなった。
メンテナンスではないけど、手洗い洗車で手を入れるようにしている。
それでやってきて先月のリピート率で70%維持できるようになった。」(廣田所長)
「1年間をつないでいくのが結構大変ですよね。」(谷)
「ノーメンテナンスをなかなかお客様に理解してもらえない。
昨年の12月からは引き渡し時に、どういう物で、どういう事をしていってもらうかを
お客様に徹底して説明していった。それにプラスして、月1回洗いましょうを実施し、
何とかリピート率が上がった。
車両№認識で手洗いのデータ1ヶ月ないお客様はアテンダが声かけにいく。」(廣田所長)
「僕達はガンガン勧めないとダメ。
給油で来店されたお客様にどれだけでもフォローできる。
万が一、仕上がりが悪かったとしても、ほおっとけばリピートが切れるけれど、
1ヶ月後にちゃんと洗車でフォローして、その時に修正をかけられる。」(南店長)

 

※南所長と選手権の主役であった戦友たち

 

 

「施工後1ヶ月後の無料手洗いでの点検で、コンタクトとれるメリットはでかい。
どうつないでいくかが上手いこといった。でも手洗いがどんどん増えて大変(笑)
ガラス系コーティングのお客様には手洗いを勧める。」(廣田店長)

 

「(手洗いを勧める)何か理由は?」(谷)
「1年間まるまる面倒を見るのに、スタッフが見て手を加え
1年間しっかりきれいに乗ってもらう。
ガラス被膜が持ちますよとお客様に言っても、目で見てわかるものではないので、
1年間もっている、もっていないは、お客様判断で水弾き、艶あるかというところ。
洗車機にまかせてしまうと、どうしてもお客様満足度がどんどん下がってしまう。
結局1年もたなかったよね。という言い方をされてしまう。
そうならないようレジン膜をちょっと調整したいので、手洗いを勧めている。」(廣田所長)
「それなら、9月の末に「コーティングケア」という、すごくいい物が出ますよ。」(谷)
「コーティングしてくれているお客様の9割は給油のお客様なので、
それ以外の集客をどうするかが課題。新商品楽しみにしています」(廣田所長)

 

「特別変わったことはしていないと思います。ただ、断らないですね。」(廣田所長・南店長)
「お客様は100%歓迎。社風だと思いますが、断る概念がないですね。この会社は。」(谷)
「閉店5分前の重たい仕事でも受けますか?」(谷)
「今回は2台、ま夜中にお客様が待つという珍事件もありました(笑)
閉店5分前に声をかけたお客様を受け、閉店後も待合室を開けていたら、
たまたまトイレを借りに入った他のお客様と話が盛り上がり、
その場でもう1台受けました。」(廣田所長)
「会話の量がちがいますね」(谷)
「日頃、アテンダが頑張って声を上げているので、急な受注でも断れない。
断る気はないです。」(廣田所長)
「このマインドは?伝統としてこういう精神が継がれているかと思いますが。」(谷)

 

「いや、みんなが勝手にやっているんです(笑)。」(野村社長)

 

 

「全国のみなさんにお伝えすることは?何か一言お願いします」(谷社長)
「一緒に頑張りましょう。年に2回もすみません(笑)。」(廣田所長)
「次こそは1位を取りたい!」(南店長)
「技術コンテストで全国1位にすることが目標」(尊入課長)
「技術力で勝ちたい」(野村社長)
「湊はまだ技術力が劣っていると思うので、
技術を磨けばもっともっとできるんじゃないかなと思う。」(廣田所長)

 

 

絶対に断らない人
すべてのお客様を100%大歓迎の湊店、越田スタッフ。
日本一のトロフィーを持って、ものすごく嬉しそうだった。
これが金沢丸善のパワーだと思う。

 

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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