谷 好通コラム

2014年09月30日(火曜日)

9.30.前年比164%は”愛”の力? LABO鳴海店。

まだ9月を1日残していますが、
昨日までの実績でキーパーLABO鳴海店が、前年比164%と爆発しています。
9月はほとんどの店舗が前年比を大きく上回る好調ぶりです。
7月、8月の記録的な天候不良で、
下がっていたコーティングのマインドが、
反動のように9月に高まった結果でしょう。
それにしても鳴海店の前年比164%は、新店の二年目を除いて断然トップです。

 

鳴海店には、長谷川愛香ちゃんというすごく可愛い子がいました。
ところが、愛香ちゃんは、
鳴海店の竹内智仁チーフと結婚してしまったのです。
まっ、このこと自体は大変おめでたいことで、
竹内智仁も、愛香ちゃんの亭主として責任感の強い男です。
しかし愛香ちゃんは、
一級資格者で鳴海店の大切な戦力であり、
竹内チーフと結婚するからといって、簡単に抜けられては大変困る。
しかし、
愛香ちゃんは竹内智仁との愛の結晶を身ごもっていて、
しかも、ツワリがひどく、現場はもう無理です。
ということで、すでに現場を離れ、産休に入ってしまっています。
だから、この9月、
澤田新店長と、竹内チーフ、野口スタッフ(一級)と、
土日の一名のアルバイトさんで、
前年対比164%の412万円の売り上げ実績(9月29日現在)は、
なかなか厳しかったと思います。
それでも、人時生産性が5,800円/人時で収まっているのは、
本当に忙しかった時には、他店舗や営業から応援をもらっていたのでしょう。
仲間達が力を合わせた結果とも言えます。

 

しかしその中でも、
愛香ちゃんを現場から離脱させた原因の張本人である竹内チーフの頑張りは、
愛香ちゃんへの”愛の力”そのものだったのでしょう。
では、
竹内チーフの愛の力だけで、
前年比164%が達せられたのか。もちろん、そんなことは無い。
竹内チーフに聞いてみました。
私「鳴海店は何かが変わったの?」
竹内「澤田店長が、お客様全員に話しかけるんですよ。何をやっている時でもです。」

 

澤田新店長に聞いてみました。
谷「君はお客様といっぱい話をしているそうだね。」
澤田「はい、全部のお客様に必ず話をします。
話しかけて、みなさんに笑って帰って欲しいですから。」
澤田新店長はつい最近まで、
LABO東海店で伊藤課長の下で働いていました。
伊藤課長もお客様とすごくよく話をする店長です。
澤田新店長は、東海店での話し方を鳴海店でやっているのかもしれません。

 

164%は、竹内店長の”愛の力”か?
はたまた、澤田新店長の、誰にも必ず話をするやり方が支持されたのか?
両方ともかな?

 

左が“愛の力”の竹内智仁チーフ。右、誰とも必ず話す澤田新店長

 

 

キーパーLABO鳴海店

 

 

今年の夏のある日。(今日はみんなお休みだったので)
左からスーパーアルバイトさん大田君。スーパー新人野口君愛香ちゃん
向こうでVサインが竹内チーフ。

 

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2014年09月30日(火曜日)

9.30背負った運命も受け入れてしまえば、興味すらなくなる。

私が腰の左を痛めてからここまでしんどい目に合っているのは、
元々、私の左足が脊髄性小児麻痺・ポリオの後遺症で、
筋肉が少なく、関節も弱くて、神経も鈍い。
そこに椎間板ヘルニアのダメージが重なってきているので、
整形外科の医者も判断に困るような症状があるようなのです。

 

私のポリオは、
私が四歳の時、
私の父が、近くの海の堤防にハゼ釣りに連れて行ってくれて、
お昼ごはんにその海で手を洗って、おにぎりを食べたのが、
ポリオ菌に感染した原因だと、母が言っていました。

 

だから、私をハゼ釣りに連れて行った父を恨んでいるか、
おにぎりを食べる時、海で手を洗わせたことを恨んでいるか。
あるいは、ポリオにかかって足が動かなくなった私をおぶって、
毎日、何キロも歩いて電気マッサージに連れて行った母を、
もっとお金を掛けていい治療をしてくれれば良かったのに、と、恨んでいるか。
とんでもない。
ハゼ釣りに連れて行ってくれた父が大好きです。
海で手を洗わせてくれたのは、私を思ってのことです。
毎日、私をオブって何キロも歩いた母の姿を思うと涙が出ます。

 

私のポリオの後遺症は、本人は、実は、たいしたことありません。
人によって後遺症の重さが違うので、
軽々しいことを言うと、叱られますが、
私を含めて、本人はこの後遺症を持って何十年も生きているので、
慣れてしまっていますし、
片足が踏ん張れなくて少々ふらっとしても、ビッコを引いても、
痛みがずっとあったとしても、
たとえば走れなくても、走らなければいいだけで、
ずっとそれで生きてきているので、本人はまったく気になっていません。
そんなことは忘れてしまって生活しています。
たとえ、
すごく不自由を感じる場面があったとしても、
それが当たり前なので、悲しいとも思わないし、つらいとも思いません。
ごく普通にちょっと困った事が起きた程度に受け入れてしまっています。
そういうものだと思います。

 

私は他の身体の障害を持った人と話をしても、
障害についてはほとんど話したことがありません。
会社の取引先とか友達にも障害を持った人が何人かいますが、
自分あるいはお互いの障害について話をしたことがありません。
お互いにそんなことは気にならないし、だいいち興味ありません。
たぶん、世の中の障害を持っている人の多くは、同じではないのでしょうか。

 

運命として背負ってしまったのだから、
それは受け入れるしかないわけで、
受け入れてしまったら、
全く気にならないどころか、興味すらもなくなってしまいます。

 

少なくとも、私は、軽症だからなのかもしれませんが、
まったく気になりませんし、興味もありません。ヘルニアがしんどいだけです。

 

大きな運命を背負うかもしれなかった人が、助かって、
良かったと思うと同時に、そんなことを考えました。

 

私も運命を受け入れるほうですが、
ただ、椎間板ヘルニアで、こいつに乗れなくなったのは本当につらい。

 

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