谷 好通コラム

2014年10月23日(木曜日)

10.23.ドイツでの仕事が終わって帰りの飛行機の中

今回のドイツでの仕事は、
製品開発の終盤のテストで材料仕様の方向性の決定をしました。
今回のテストは今までになく非常にうまく行って、
ドンピシャの方向性を出すことができ、
改めてSONAXの技術力のすごさを思い知ることになりました。
私たちが想定して提案していた方向性とは意外にも食い違っていたが、
非常に理解できる、
しかし大変効果的であろう仕様に感服をさせられた。
良い物ができます。

 

私たちはそれを日本に持ち帰って、
たくさんのケースを作ってテストして、
より効果的な仕様を進めると共に、
絶対的な安全性を確保します。
製品化直前の最終段階には、
今度は、Dr.ピッチが日本に来ると言っていました。
「今度は、私が日本に行くっ。」と真剣な目は、
彼の5歳の女の子と、
2歳の男女の双子の、三人の子供のイクメン生活からの息抜きだけでなく、
KeePer製品の開発を対する真剣さと意欲を強く感じました。

 

私たちKeePerがDr.ピッチを大好きなように
Dr.ピッチもKeePerが大好きです。
特にDr.ピッチはKeePerの増田が大好きです。

 

増田のように、真剣に、
かつ公平にDr.ピッチ開発の製品に評価を加え、
はっきりとダメなものはダメ、良いものは良いと、
何の損得勘定もなく、公平かつ正当に評価を与えてくれるのは、
世界中でKeePerの増田だけだとマジな顔で言っていました。
そしてそのことが力のある製品開発に大変役に立っているとも言っていました。
ジョーク抜きで、マジで人を褒めるのは、
ドイツ人には珍しいことです。
ドイツ人は、意外にも、おしゃべりが大好きで、
何でも、すぐにジョーク交じりに茶化すのが普通なのですが、マジでした。

 

SONAXとの共同開発の製品が徐々に増えてきました。
といっても、
すでに有るSONAXブランドの製品に、
単にKeePerのラベルを貼っているだけのKeePer商品はありません。
一部のKeePer製品が、
SONAXの工場で製造されたものであり、
そして、SONAXの工場で造ったKeePer製品のすべては、
KeePerとSONAXで共同開発で、その内容を作ったものであり、
KeePer製品の内容と、
完全に同じ内容のSONAXブランド製品というものはありません。

 

SONAX工場製造のKeePer製品は、
KeePerの開発が、SONAXの開発と共に開発した、正しくKeePer製品であり、
SONAXの工場で厳密な管理の元に作られています。

 

私たちは、日本でKeePer自身が開発して、日本で製造する製品も多く、
それはそれで大切にしていきますが、
共同開発してSONAXの工場で製造される製品が
KeePer製品の中でも重要な位置を占めてきていることも事実です。
共同で開発したものが、それが良いものならば、
今後も躊躇なく、
日本のみなさんに提供していくことです。

 

ドイツ・ミュンヘン空港から、
フィンランド/ヘルシンキ空港へ飛ぶ飛行機の中から、
日本で見るのとまったく同じ、宇宙を感じさせる蒼い空。

 

Posted   パーマリンク

2014年10月23日(木曜日)

10.23.豪華とは違う意味の最高のもてなし、たとえばキャンドルディナー

2014年夏のKeePer選手権の全国優勝と3位までの入賞店と、
センター店&LABO部門の優勝店の4店舗から2名ずつ、
その担当のKeePer技研㈱の営業スタッフ4名、
合計12名がKeePer選手権の報奨旅行としてドイツにきています。

 

たまたま開発のスタッフ3名と私が、
一つの製品開発の最終段階のテストでドイツら来ることになっていたので、
どうせならば、と丸一日分、日程を重複させて、
SONAXでの歓迎レセプションと、晩餐を一緒にさせていただきました。

 

今これを書いているのは、
その晩餐が終わって、ノィブルグから一時間かけて走って来た、
ミュンヘン空港の敷地の中のホテルの一室です。
明日の朝の飛行機でヘルシンキ経由で中部空港への帰路につきます。

 

キーパー選手権の旅行のみなさんは、
そのままノィブルグに泊まり、明日からいよいよ本格的な観光です。
すべてSONAX手配の大型バスでの移動です。

 

まずアウディの工場があるインゴルシュタットで、
アウディ記念ミュージアムとたぶん工場の見学。
それからケーハイムまで行って、
ドナウ川をフェリーでさかのぼって古い修道院の見物、
そして古い街道を行き、
この日は古都ニュルンブルグ市内見物と、
ビール工場の見学、ビールの試飲、宿泊。

 

次の日はフランクフルトに行き、
今度はライン川をさかのぼって両側に古いお城を見て、ローレライまで。
夕方から市内見物とショッピング・・・・

 

何ともうらやましいプランです。
私はドイツに十数回は来ていますが、
こんなまとまった観光はしたことがありません。
でも、ドナウ川とライン川のクルージングは別々に経験しましたが、
たとえば、アウディの町インゴルシュタットに行っても、
リースアップの車の為のクリーンアップ工場で、
ドイツ流のクリーンアップ技術を学んだだけで、ミュージアムは見ていません。
だから、うらやましいとは思います。

 

でも、たぶん皆さんのこの旅行の醍醐味は、
観光ルートで観光地を見たことだけではなくて、
昨日の一日のように、地元の人が選んでくれた素敵なレストランでの、
地元の人と同じ料理で、地元の人とのワイワイガヤガヤの晩餐。
つまり観光ツアーでは絶対に味わえない、
ドイツの時間と空間の中に浸った時間だったのではないかと思っています。

 

この日、SONAXのホフマン社長が選んでくれたのは、
ノィブルグの町に近い教会の建物にある古いレストランでの、
「キャンドルディナー」
古い建物の中の広間で、本物のロウソクだけの灯りで、
古くからのドイツ伝統料理をいただきました。
決して豪華なぜいたくな料理ではなく、
ごく普通のドイツの伝統料理ですが、
ドイツにはいっぱいある古い教会?の建物の中で、
ちょっと不気味なきらい暗く古い雰囲気の中、ロウソクの灯りでの晩餐です。
(壁には、小さな角(つの)の付いた本物の鹿の頭骨の飾り物がびっしりです。)

 

ムードは最高です。
豪華でもなく、贅沢でもなく、でもムードたっぷりの、
地元の人たちと一緒ならではの晩餐です。

 

SONAXからはホフマン社長、オットー取締役、輸出部長、ホフマン担当と、
いつものドクターピッチです。
どれくらいの費用が掛かるのか全く分かりませんが、
たぶん日本の一流料亭での宴会とは桁が下に違うと思います。
でも、最高に素敵な晩餐でした。
お金を出せばできる種類の晩餐ではなく、
地元の人が愛したレストランで、最高の人たちと、
最高に心のこもったおもてなしの晩餐でした。

 

でも、みんな大騒ぎです。
自分たちで勝ち取った旅行のみなさんと、
心より大歓迎してくれた地元のSONAXの人たちと、
いっぱいビールとワインとシュナップス(45°)を飲んで、
ムードたっぷりのキャンドルのテーブルで、
みなさん、いつもと同じ調子で大騒ぎの素晴らしい晩餐でした。

 

 

壁に三十個くらい掛けられた鹿の頭骨の飾り物。

 

Posted   パーマリンク

ページのトップへ ページのトップへ

  • 最近の記事

  • プロフィール

    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

  • カレンダー

    2014年10月
     1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    262728293031  
  • リンク集

  • 過去の記事

  • RSS1.0

    [Login]

    (C) KeePer Giken. All rights reserved.