谷 好通コラム

2015年06月12日(金曜日)

6.12.新幹線で名古屋⇔熊本の日帰りは、無茶だったか。

正確には、名古屋(新幹線)⇒福岡 (車)⇒熊本(新幹線)⇒名古屋でした。

 

本当は昨日の夜、
久しぶりの飛行機で、
中部空港から熊本空港に飛んで、
熊本の馬場社長と楽しくいっぱい仕事の話をして飲む予定だったのです。
しかし天気予報によると、昨日の夜の熊本はひどい天気になるようだったので、
馬場社長に電話でお詫びをした上で、
熊本行きの飛行機をキャンセルしました。

 

それで、今朝、(8:30発)新幹線に乗って、
福岡まで取りあえず行き(11:59)、
福岡では福岡営業所の中西所長に出迎えに来てもらって
先に福岡での物件を視察した後、
みんなで博多ラーメンを美味しく食べて(13:30)、
営業車で熊本ICまで走り(14:30)、
オファーされたいくつかの物件をまわって、じっくりと視察。
その後、熊本駅からまた新幹線「さくら」に乗ったのは(18:01)
最速で帰るために博多駅で「のぞみ」に乗り換えて、
名古屋駅に到着するはずなのは(22:11着)。

 

名古屋駅を8:30分発の「のぞみ」で出て、22:11着の「のぞみ」で帰る。
しめて13時間49分の出張でした。
そのうち福岡と熊本で仕事が出来たのが、
移動を含めずに正味4時間くらいだったでしょうか。

 

そう考えれば、普通の出張です。
もちろんキチンと充実し、成果を伴った出張でした。

 

中部空港の車止めのプラットホームが、
いつもガラガラなのに”降車専用”になっていて、
“乗車”しようとするとガードマンがすぐに追い払いにきて乗車が出来ません。
だから、中部空港に帰ってくる飛行機に乗ると、
中部空港で理不尽にものすごく長い距離を歩かされるので、
中部空港を使いたくなくなってから、
どこまで新幹線でカバーできるかと、
かなりの長距離でも新幹線を使うようになって、
すっかり、飛行機を使う必要性を見失ってしまいました。

 

私は今、北海道、沖縄などに行く以外は、
すべての場所に、新幹線と車だけで行く気になっています。

 

新幹線で名古屋⇔熊本の日帰りは、無茶だったか。
いえいえ全然問題なく、
これは、飛行機で往復してもまったく変わらない時間とコストで済み、
まったく無茶ではありませんでした。

 

新幹線での超長距離移動は、
飛行機での移動より
とにかく歩く距離が短いので、
歩くのがつらいお年寄りには具合が良いでしょう。

 

私は飛行機が大好きです。
出張の多かった昔は頻繁に飛行機に乗り、大好きでした。
たぶん軽く1,000回以上は飛行機に乗っています。
しかし、これからの老齢化社会で、
“空港での歩く距離を劇的に短くする”工夫をしていかないと、
どんどん飛行機が衰退していくような予感がします。
残念ですが。

 

ビジネスにおいて、
それを使っている人の都合をよく考え、意見をよく聞き、
言葉だけでなく、相手の立場に立って、ビジネスを運用しないと、
とんでもなくつまらない小さな要因で、
大きなビジネスがつまずくことがあります。

 

明日は我が身です。
共感力を敏感にして、注意せねばなりません。

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2015年06月12日(金曜日)

6.12.意識するとかえって見えなくなることがある。

三日ほど事務所にいる日が続いて、
その間にお越しいただいたお客様の何人かの方から
「ブログ読んでいますよ。」というようなことを言われて、
ちょっと意識してしまい、かえって書けなくなった日が続きました。
意識すると、自然体を見失ってしまいます。

 

似たような話がありました。
十数年前、代理店さんのどなたかが、
車のフロントウィンド用の新しい発想の新開発ケミカル商品Aで、
それが「ものすごく売れている。」という話をしていらっしゃいました。
それを聞き、
私たちも早速そのケミカルAを取寄せて調べたところ、
その内容はすぐに解かりました。
ケミカルAの組成そのものにはほとんど新味はなかったのですが、
その使用方法と販売方法に新しさがあっただけなので、
ケミカル商品としては、自分達にもすぐに製造出来ます。
もっと性能の高い商品にすることも容易でしたので、
早速、製造しました。
それで、これは良い儲かる新商品が出来たと思って、
売り出したのですが、
まったく売れませんでした。

 

新しいケミカル商品Aは、
そのケミカルの製造のみならず、容器の製造から梱包の用意など、
かなり大きなロットで製造が始まるので、
この新商品は、大量の不良在庫になって、大きな損失になりました。
私たちはこれが痛い経験となって、
「他で売れている商品があっても、真似して造ってはならない。」という
ひとつの教訓になっています。

 

私たちが製造するKeePerのケミカル商品は、
そのケミカルを使って確かな技術と共に造り出される
KeePerのカーコーティングや洗車などのサービス商品が、
お客様から受け入れられ、「欲しい」『必要』とされるから、
結果として施工店さんに多く販売されています。

 

言い方を変えると、
KeePerのサービス商品の”目的”は、
「お客様に喜んでいただく」ことであり、
それが成功しているから、
“結果”として、それを造り出す為のキーパーケミカル商品が売れている。
のでしょう。

 

それを十数年前の愚かな私たちは、
他メーカーが造ったケミカルAが良く売れていることを聞いて、
自分たちも売りたいと思って、コピー品Bを造ったのです。
この行為の”目的”は、
ケミカル商品Bを売る為、であり、
“結果”として売れませんでした。失敗でした。

 

 

これに懲りた私たちは、
他のケミカルメーカーの商品で、何が売れているかは聞かないことにしました。
気にすることもやめました。
私たちの目的は、
KeePerケミカルを使って作り上げたKeePerサービス商品で、
お客様に喜んでいただくことです。
だから、お客様に買っていただけるのでしょう。
これは、きれいごとではありません。事実だからしょうがないことです。

 

だから、
ケミカル商品を売るために他メーカーのケミカル商品を意識することをやめ、
他のメーカーのケミカル商品に興味を失いました。

 

そんなことに気をとられずに、
シンプルに、どうすればお客様が喜んでくれるかを考えれば、答えは簡単です。
横の競合を意識せずに、前にいるお客様だけを見ていればいいというわけです。

 

へんに意識してはいけませんね。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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