谷 好通コラム

2015年09月12日(土曜日)

9.12.一匹だけになると、ガサツな子になります。

家にはいつも犬とか猫が複数匹いて、
何十年もするうちに何度も全部入れ替わります。
つまり、ペットは寿命が十年そこそこで必ず死ぬから、
何度も入れ替わることになるのです。

 

ペットが死ぬと、悲しいので、もう飼わないという人もいますが、
私の家の場合は、野良猫がしょっちゅうあちらこちらから来て、
勝手に増えていくので、絶えることがありません。
今は、
家の中に家猫一匹、小亀1匹、金魚など複数匹、
家の外には野良猫複数匹(常連は1匹)
会社の裏に常連野良猫2匹+巨大亀1匹、倉庫の表に半飼い猫1匹います。
みんな連れ合いが面倒を見て、可愛がっています。
以前には犬が4匹いたこともありますし、
モモンガもいたし、色々といました。
今は減った方です。
だから、
人間の子供が巣立って家から人口が減ってもちっとも寂しくありません。
でも、常にペットたちに老いが来て、
看病の後の死が付きまといます。
そんな時驚くのは、連れ合いが、弱っていくペットの看病に熱心で、
俺にはそこまでしてくれるのだろうかな?と思うほど懸命に看病をします。
弱った犬や猫は自力では生きて行けず、100%頼って生きていて、
頼られると「面倒見てやらなくっちゃ」と思うのでしょう。
死にかけたペットの面倒が行動の優先順位がトップに来て、
自分でも生きて行ける私の面倒は次の次の次です。
そして、
ペットたちもいずれは死んでいくのですが、
必ず、しっかりと面倒を見てもらって、
連れ合いに、いっぱいの気持ちで看取られて死んでいきます。
そのあと二三日は余韻が残りますが、外の人にはきっと分らないでしょう。
悲しみを胸にしまって普通に仕事を頑張ります。
それでも、
また会社の倉庫に野良猫が迷い込んでくると、
常連になっている獣医さんに避妊手術を施してもらってから、
家に連れ帰って中で飼うか、倉庫で飼うか、野良猫のままで面倒見るか、
不思議な価値観で選り分けて飼っています。

 

人は、本来的に、誰かの、何かの役に立って、
必要とされる存在であることを幸せだと感じるのでしょう。

 

人を素直に頼ることをしない私なんかは
ぜんぜん可愛くない対象であり、
人に素直に甘え頼ってくるペットたちは可愛く、
とりわけ弱って人を頼るしかなくなったペットはとても可愛い存在であり、
看病してあげることによって、生き物という存在の役に立っている実感が、
ひょっとしたら幸せ感を持たせるのでしょうか。

 

人は、本来的に、誰かの役に立って、
必要とされる存在であることを幸せだと感じるのでしょう。
その気持ちが、
お客様に喜んでもらって感謝されるこの仕事を、
みんなに楽しい仕事だと感じさせている「源」なのだと思いました。

 

只今一匹だけの家の中の猫「チーちゃん」
一人っ子になって、すぐに手を噛む(軽く)ガサツな子になっています。

 

 

今日の昼、
この三か月の実績で日本一になった大阪営業所の所長に、
「お昼食べよう。”うなぎ”でも。」と誘ったら、
同行の大阪営業所の平川君が着いてくるかなと思ったら、
事務所にいた全員が、嬉しそうに、しかも当然のように、
全部で11人も、着いてきて、
おいしく「ひつまぶし」や「うな丼」を食べていった。
人が喜んでくれるのは間違いなく大変嬉しいが、11人はすごいのです。
(写真に写っていない畠中君はダイエット中で「小丼」のため番外)

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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