谷 好通コラム

2016年04月19日(火曜日)

4.19.ドイツに着いた途端の安堵感はなんだったのか

ドイツ・ノィブルグのホテルで書き始めました。
こちらの時間で4月19日午前6時、まだ陽が上って来ない早朝です。
日本では午後1時のはずです。
昨日午後5時45分にミュンヘン空港に到着しました(日本時間翌日0時45分)。
飛行機の窓を覗くと、
ルフトハンザの飛行機が並んでいます。

 

 

ここで、何かのチャンネルが変わったようです。
ホッとしてしまったのです。
目的地に到着したという安堵感というだけではなく、
“帰ってきた”安堵感というのでしょうか。
ワゴン車で迎えに来てくれたDr.ピッチに会って、
ついこの間会ったばかりなのも手伝ってか、すごくホッとしました。

 

そこから写真を撮っていないのです。
ドイツの制限速度100kmの田舎道は、快適で、
両側には緑豊かな牧草がきれいに広がり、
大きな街路樹は家の庭に一本持ってきたくなるような見事な枝ぶりで、
新緑が素晴らしく、
なによりも、
白い”桜の花”が、妙に背が高い木に咲いていて見とれてしまうほどです。
そんな桜の木がいっぱいあるのです。
でも、
写真を撮らなくては、と、まったく思わなかったのです。
不思議です。普段の時間のような安堵感がありました。
7時間の時差と、寝不足や疲れで、ただボケただけだったのでしょうか。

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2016年04月19日(火曜日)

4.18.リピートが途絶える「心変わり」あるいは「浮気」とは

中部空港からドイツのミュンヘン空港まで飛ぶ場合、
普通はドイツのルフトハンザ航空で中部→フランクフルトを10時間半飛んで、
飛行機を乗り換えフランクフルトからミュンヘンに1時間足らずで行きます。
普通の人はこのルートを選びます。
ドイツへ行くのだからドイツの航空会社でということもあるでしょう。

 

しかし、私はあえていつもFINNAIR(フィンランド航空)で、
中部→ヘルシンキを約9時間飛んで、
飛行機を乗り換えヘルシンキからミュンヘンに2時間半かけて飛ぶルートです。

 

理由はいくつかあるのですが、
ひとつには、
CAさんが、たくましいドイツ人女性より、
北欧のフィンランド女性の方がやさしい感じがして、
ついFINNAIRを選びます。

 

もうひとつには、
FINNAIRの方がほんの若干ですがルフトハンザより安いことです。

 

さらにもうひとつは、
ルフトハンザはやたらとストライキのようなことが多くて、
予定の便に乗れないことが何度かあったので、
そういう意味では確実なFINNAIRを選びます。

 

更に決定的な要素では、
フランクフルト空港は世界有数の大きな空港であって、
国際便から国内便への乗り換え(トランジット)のために、
大変遠い距離を歩かなければならず、
それに比べるとヘルシンキ空港は小さくて、
トランジットにそれほど距離を歩かなくて済むことがあります。

 

歩くのが苦手な私としては、これはほぼ決定的な要素です。

 

しかし、今日またFINNAIRで来て、
いつものようにヘルシンキ空港でトランジットしたのですが、
今日は、いつもの三倍から四倍は遠くまで歩きました。
ヘルシンキ→ミュンヘンの便の乗り場が、
とんでもなく遠かったのです。

 

もちろん、私は魔法の靴を手に入れ履いているので、
ひぃひぃ言いながらも無事にトランジット出来ましたが、
これには参りました。
ヘルシンキ空港での乗り場が遠い所へ変わってしまったようです。

 

私がドイツ・ミュンヘンに飛ぶのに
ルフトハンザを使わずFINNAIRを使う理由の
最も大きな部分が無くなってしまったかもしれません。

 

ふと、久しぶりに、今度はルフトハンザに乗ってみようかなと思っています。
たまには、きっついドイツ人のCAさんもいいかと思いました。

 

リピートが途絶える「心変わり」あるいは「浮気」とは、
こんな感じで起きるものなんだなぁと思ったのでした。

 

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2016年04月19日(火曜日)

4.18.空から見るシベリアの原野は我々の想像を絶する

ドイツSONAXへ行く為に、
FINNAIR(フィンランド航空)に乗って、
まずフィンランドの首都ヘルシンキに向かって飛んでいる最中です。
中部からの最短ルートは、ほぼ北極に近い”シベリア”の上を通るルートです。
平面の地図ではなかなかイメージしにくいのですが、
丸い地球儀で見ると、それが最短ルートであることがよく解かります。

 

シベリアの原野はまだ雪に覆われているようです。
しかも原野と言ってもただ平べったいだけの草原ではなく、
ものすごく起伏に富んだ地形で、スケールが大きく、
これが日本にあれば一つ一つが天然記念物になって、
一つ一つが大観光地になるような、奇抜で変わった地形です。
まるで他の惑星のようです。

 

地面から見たら感動的であろう想像を絶するような景色が、
シベリアの地で、空を通過する飛行機から、
しかも滅多に下の景色など見ている者などいない国際便の飛行機からしか見られず
そのスケールを誰からも見られず、
そこに静かに存在し続けていることは、
自分の知っていることや、
見ていることがいかに狭く、
自分が世の中のことをほんの一部分しか知らない事を思い知らされます。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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