谷 好通コラム

2017年03月01日(水曜日)

3.01.自然とバブリーになっていたか我が頭の中

今年初めてのKeePer LABO新店「LABO師勝店」が、
2月25日に北名古屋市にオープンしました。
これに続いて3月25日(土)には、
三重県四日市市に「LABO四日市店」と
同日、名古屋市名東区に「LABO長久手店」が、オープンします。
これから一か月に複数の新店舗オープンのペースが続きます。(開示済み)

 

先日、LABO四日市店の建設現場を見に行った時のことです。
自分自身も一緒に立案したはずの店舗が、
想定していたイメージより、
実際は、かなり大きな建物になっていることに違和感を持ちました。
なぜこうなってしまったのか。

 

私の頭の中がバブリーになっていたのかもしれません。
コーティングブースは今までは2台分もあれば十分であったはずで、
「足立店」とLABOの記録を競り合った「東海店」でも2台分のブースです。
それが、最近、全面改装した「刈谷店」では4台分のブースを造って、
しかもその「刈谷店」が、改装で殻が破れたかのように、
改装直後の12月に改装前の前年比127%にあたる1,440万円を越し、
あれからでしょうか
「4台分のブースは効くなー」というイメージを強く持ちました。

 

それからつい、それほど大きな需要を見込めないような店舗でも、
図面に4台ブースを自然に描くようになっています。
台数的には圧倒的な多数である”洗車”の処理台数はそっちのけで、
やたらとブースの台数を多くし始め、
コーティングの処理可能台数を多くすることが良ことと思いこんだのは
今思うと不自然です。

 

しかも、洗車をする場所や洗車の拭き上げ作業する場所を、
今までの多くはテントで半開放的に造っていたものが、
いつの間にか建物の中で閉鎖的に行うようになったのは、
春の雪解け時期にLABO記録を作ってきた「札幌店」がそうであったのと、
ショッピングモール内にあらかじめ造られた建物を使って
LABOを始めた「野田店」が、
その用意された建物が、
洗車も中でやらざるを得ない構造だったもので、
その「野田店」が勢いの良いスタートを切ってたことに好感を持ち、
それからショッピングセンターやホームセンターにLABOを作る時には、
疑いもなく洗車作業を建物の中で行うLABOを造っていました。

 

それどころか、それ以外の立地に建てる時まで、
同じような建物を造るようになっていたのです。

 

 

すべての作業を建物の中でやるようにすれば、
当然、車の動線は窮屈になり、
スタッフに不便をかけて
それを解決するために建物自体を大きく作るようになりました。

 

大きな建物は、
当然のようにその建築費を大きく押し上げ、
LABO自体が全体的に豪華仕様になってきたのは、
初心を忘れて、頭の中がバブリーになってきたに違いありません。
この会社がちょっと東証一部に上場したからって、
調達資金にちょっと余裕が出たからと言って
私の頭は、偉そうに、この会社が大会社になったかのような錯覚に、
陥ったのでしょうか。

 

情けないことに、一千万円、二千万円ものコストアップを
無神経にも、ばかげたことであることを忘れてしまっていました、
4台分のコーティングブースは、
よほどの需要がある地域の店舗でなければ、とてもペイしません。
それを無神経に造って、
しかも洗車の作業まで屋内で行うデカイ建物を、
大幅なコストアップを忘れて、
図面の上に描かれてもそれを無駄と感じない、バブリーな頭に陥っていました。

 

これからハイペースで新店を造っていくのに大敵である「バブリー頭」は、
私の中にだけできた訳ではありません。
これから大型店舗が続いていく今、
それに早く気が付いて良かったと思います。

 

昨日、長久手店の建設現場を見て、
そのでかい仕様になっていることに、改めてショックを感じました。
なんでこんなにでかいものを造ってしまったのだろう。

 

長久手は旬の地域であり、大きな需要が見込めるかもしれません。
思ったより多くのお客様に来ていただいて、
店が手狭になれば、増築すればいいだけのことです。
最初からいい気になって大きなキャパシティを造るのは、バカでした。

 

まだセーフの時期です。
これからもっと大きな店舗と新トレーニングセンターが計画されています。
頭を振って、
「こんなんだから、俺はダメなんだ。」と強く自分を否定して、
正気の頭になって、明日は九州の福岡に行ってきます。
朝早いので、もう寝なければなりません。

 

しかし、頭が少し興奮していて眠れないかもしれません。困りました。

 

LABO長久手店の建築現場

 

Posted   パーマリンク

ページのトップへ ページのトップへ

  • 最近の記事

  • プロフィール

    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

  • カレンダー

    2017年3月
     1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    262728293031  
  • リンク集

  • 過去の記事

  • RSS1.0

    [Login]

    (C) KeePer Giken. All rights reserved.