谷 好通コラム

2017年08月06日(日曜日)

8.06.スタートで緊張は99%が終わる?

今日はスーパーGT、第5戦目の富士スピードウェー戦です。
二週間前には仙台SUGO戦がありましたが、
今日の富士戦に続いて8月の末には鈴鹿1000km戦があります。
つまり、年間8戦のスーパーGTは、
7月から8月の夏休み中だけで3戦もこなしてしまう訳です。
レースは観客動員数が生命線なので、
夏休みは観客数のかき入れ時とも言えるのでしょうか。

 

しかし考えようによっては、
この暑い時期に、短いスパンで、3レースもあるのは、
ドライバーたちはもちろん
監督達やチームの人達も大変です。

 

よく緊張感が続くものだと感心します。
1台の開発製造に何億円もするGT500クラスのレースカーを
時速300kmオーバーでのレースで走らせるためには、
レースごとにある程度のオーバーホールが必要で、
その緊張感も大変なことです。

 

監督たちは、
年間にスーパーGTの8戦だけでなく、
スーパーフォーミュラや、F3、F4が相当数のレースがあって、
年間30レースとか40レースを経験しておられるはずです。

 

もう生活のリズムのように、仕事そのものなのでしょう。
しかしそれでも、レースに優勝すると
監督をはじめとしてドライバー、チーム全体が涙して喜びます。

 

しかし、
普段のレースにおいては、
しかもそのレースがトップに絡んでいないレースで、
淡々としたレースならば、
最後のゴールまで見ていても、ほとんど結果は変わらないし、
最後まで見ていると、
サーキットから出る車の大ラッシュに巻き込まれるので、
ゴール直前で、サーキットを離れてしまう場合が多いものです、
というと、
最近では私もほとんどそうしていますし、会長もそうです。
というと、観客はほとんど最後までいるのに
レースに慣れてしまうと薄情なものだと思われますが、
5分早く発つのと、そうでないのでは、
帰宅が1時間以上違うとなれば、それが毎レースだとすれば、
そうすることが当然だと私も思います。

 

しかし逆に驚くのは
数多くレースに参加する監督達も、
レースのスタート時には、
どんなレースであっても、必ず緊張するし、
「スタート前と直後は必ずドキドキする。」と
数えきれないほどレースに関わってきた舘(たち)会長であっても、
レースに対して、
いまだに新鮮なものがあるとは、
逆に私は驚かされました。
ただ、
「レースの緊張感は、スタートで99%終わるね。」と
いたずらっぽく笑う舘会長でした。

 

 

今日のレースには、
来年の四月に入社予定の関東の人と、
今年や昨年に入社していてすごくレースが見たいと思っていた人達を
全部で十五人ほど募って連れてきました。
みんなものすごく楽しんでくれていたようです。

 

 

レースは、勝ちを望むべくもないほどハンディが重いのですが、
予選7位で決勝レースでは順当に5位を走り、
最後にこれ以上のハンディを避けるべく6位でゴールして終わりました。
きわめて順当です。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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