谷 好通コラム

2017年08月11日(金曜日)

8.11.かわいい、やばい、ご確認・・

近頃は、短い言葉で何でも表現してしまうことが当たり前になってきました。
その代表的な言葉が「かわいい」「やばい」「確認して・・」でしょうか。
「かわいい」は、可愛いから、小さい、かっこいい、おいしい、などなど、
「やばい」は、大変だ、怖い、強い、困った、参った・・などなど
若い子の会話を聞いていると、
「かわいい」と「やばい」があらゆる意味を持って使われ、
いいものや欲しいものは何でも「かわいい」で済まし、
その反対は何でも「やばい」で済ましてしまうのは、
その人の表現力を狭くして
日本語が言語として確実に退化していることを感じさせる。

 

それと同じように、
仕事のメールを読むと
「・・ご確認・・・。」が氾濫している。

 

「お願いの旨をお送りしましたので、一度お目通しいただき、ご検討下さい。」
「・・・ご評価ください。」
「・・・お知らせください。」
「・・の記事をご覧いただき・・」
「本日の会議に使用する資料をよく読んでおいてください。」
「写真をお送りしましたので、保存しておいて下さい。」
「データを添付しましたので、お確かめ下さい。」
などなどは、
すべて
「・・・ご確認ください。」で済ましてしまう。

 

たくさんの意味を正しく表現せずに、
「かわいい」「やばい」「確認・」などと、
単純な言葉で何でも表現してしまうのは、
私たちの言語である日本語が乏しく退化しつつあると言えよう。

 

今は、フェイスブックとかツィートとか、LINEとかで、
あるいは仕事でのメールとかでも
「単語登録」が頻繁に使われます。
たとえば「いつもお世話になっております。」は、
たいていの人が「いつも」で単語登録して、
キーボードのクリック数を少なくしています。
メールの文章を読むと、
いかにも省略して打っていると判る決まり文句の言葉が多く微妙に変で、
言葉面がばかっ丁寧なだけで
言葉に気持ちがこもっていないのがよく判り、
きちんと読む気がしないだけでなく、
こちらもきちんとした返事で応えたいと思えないことがあります。

 

言葉を打つキーの文字数を減らす”得”と、
その人の誠意を疑われる”損”と、安易に引き換えているのではないでしょうか。
少なくとも、
「ありがとうございます。」とか、
「感謝いたします。」とか、
その言葉に気持ちを込める言葉は、
一文字ずつキーボードで打つべきだと思います。

 

私が古いのかもしれませんね。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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