谷 好通コラム

2018年10月04日(木曜日)

10.04.アフリカケヅメ陸ガメ「トンボ」の引っ越しと健康診断

本社事務所の横にある名古屋営業所の裏、つまり、
中央トレセンの斜め前の通路のような場所に
アフリカケヅメ陸ガメ「トンボ」が住んでいます。

 

出荷倉庫と本社が、
刈谷市松坂町から今の大府市吉川町に引っ越したのは
今から12年前の平成18年8月のことです。
それを更にさかのぼる事10年以上前、つまり今から25年前
アフリカケヅメ陸ガメ「トンボ」はやって来ました。
やって来たと言っても自分で来た訳ではなく、
私がペットショップで買ってきました。

 

他の色々なペット(今はもう少ない)と同様に、
私が気楽に”買って”きて、
連れ合いがせっせと”飼う”という図式の通りです。
25年前に買って来た当時の「トンボ」は甲羅が直径3cmぐらいで、
体重は100gも無かったでしょう。
それがどんどん大きくなって、
25年経っても
まだしばらくの間、目を離すと、一回り大きくなって
どこまで行ったら成長が止まるのか見当が着きません。

 

今年の冬、トンボは寒さに凍えて、かなり長い間餌を食べなくなりました。
冷えて体が動かなくなってしまうのです。
でも、もう何年も日本の冬の外の環境での生活は過ごしていて、
冬ももう10回以上越しているはずですが、
体が大きくなるほど冬の体の動き停止の時間が長くなって、
ここ何年かは「今年の冬は越せないかな?」と心配しました。
そこで、今の場所を引き払って、
新しい家の空地を全部トンボに解放し、
冷暖房付きの専用の小屋を造ろうということになりました。
そうすれば「トンボ」が生死をかけた越冬をしなくて済みます。

 

今日はその引越しの日です。
事前に出荷倉庫の2tトラックを借りて、
それを一番使っている鷹見君の応援を頼んで、
開発から望月君と、名古屋営業所から現役プロレスラーの小杉係長を頼んで、
いよいよ引っ越しです。

 

 

これでこの家ともお別れです。

 

 

みんなでとりあえず甲羅を手づかみにして外へ引っ張り出します。

 

 

小屋の脇に敷いた丈夫なビニールシートに乗せて、
シートの四隅を持って運びます。

 

 

あれ? 屈強な男性スタッフを応援に頼んだのに、
60才を過ぎた総務の天野課長が混じっています。いい人です。

 

 

トラックの荷台に乗せて。

 

 

トンボは何がどうなってるのかわからずキョロキョロです。

 

 

それにしてもデカくなりました。

 

 

でも、ちょっとその前に
若い子の応援がいっぱいあるついでに、
「トンボ」を健康診断をしてもらいに動物病院に連れて行きました。
知立市にある「こんどう動物病院」で、爬虫類に強い獣医の先生がいます。
知立まで車で約30分、
振動をなるべく「トンボ」に与えまいと毛布でくるみますが、
荷台に乗せられた「トンボ」は興奮して、
毛布を振りほどいて、走っている間も荷台を歩き回ります。
それでも何とか「こんどう動物病院」に着きました。
ベットブームだからなのか、
「こんどう動物病院」は、とんでもなく立派になっていてびっくりしました。

 

 

まさかこのトラックにでっかい陸ガメが乗っていると誰が想像するでしょうか。

 

 

乗っているのです、歩き回っているのです。

 

 

まず体重測定。
結果、体重79kg!、体長79cm
動物図鑑には、アフリカケヅメ陸ガメは成長すると
体重80kg、体長80cmにまでなる。とあります。
これには「大きいものは・・・」の意味が含まれています。
「トンボ」は、それにあと1kg、あと1cmで届くまでに成長していたのです。

 

 

こんどう動物病院の獣医先生も、
「大きいなぁ~、こんなに大きくなるんだ。ケヅメ陸ガメは・・
こんなデカイの初めて見た。」とつぶやいていました。
それを聞いて、子供を褒められた親の心境で、
私たちは得意満面になったのでした。
健康状態は、
ここまで大きく成長したのだから、問題があるべくもなく、
目ヤニが少し出ていたので、目薬を一本くれただけで
獣医の先生は「大丈夫!」と、
太鼓判を押してくれた。

 

 

「こんどう動物病院」には「陸ガメ」が2匹飼われていました。
トンボと同じアフリカケヅメ陸ガメと、ゾウガメみたいな亀です。
自慢ではないが、
明らかに、我が「トンボ」の方がでかかった。勝ったのだ。

 

 

そして新居に着いて、
初めての環境に戸惑っているのでしょう。あまり動きません。

 

 

でも、大好物のバナナは食べます。
リンダは歓迎わんわんコールです。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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