谷 好通コラム

2019年05月27日(月曜日)

5.27.車の価値を上げる技術コンテストなんて、どうかな?

先の第6回技術コンテストの全国チャンピオン戦準決勝で、
多くの選手があまりにも時間を意識して急ぎ、
肝心な技術の部分で思わぬ減点をくって点数を下げ、
本来の競技の目的を損ねてしまうような競技になって、
今後の技術コンテストでは改善しなければならないと感じました。

 

では、単純に「時間加点」を無くするのか。
それはそれで簡単ですが、何か違うような気もします。
「上手いは速い」は事実であり、
時間は技術の優劣を測定する一つの要素ですから、
これを安易に外すのは違うと思います。
好き嫌いは言うべきではありませんが
時間の要素が入ると競技に緊迫感が出て、ピリッとして好きです。

 

それよりも、KeePer技術コンテストは
技術を競うコンテストであり、一種の競技なので、
参加者の公平を期すために、条件を合わせる目的で、
競技に使う車は同じ条件でなければならないとして、
すべて「同一車種」で「同色」でありしかも「新車」で、
どこにも傷が無く、
作業途中のフロントウィンドウにタオルを置き、取る作業がしやすいように、
全車、フロントウィンドウにフッ素はっ水コートを塗布している。
普段の仕事ではあり得ないような条件での技術コンテストを見て、
普通の一般の人はどう思うでしょうか。共感してくれるでしょうか。
これは変だと思っています。強い違和感を持っています。

 

いっそのこと、
全国大会だけでも
どこかの中古車を扱う大きな会社とタイアップして、
車の大きさだけは「Mサイズ」などと決めた上で、
車種もバラバラにして、
色も古さもバラバラ、塗装の状態もバラバラの車を大量に用意して、
くじ引きでどの車に当たるかを決め、
まず、施工前の塗装状態を色差測定機などを使って測定し、
全体の印象などを厳密に採点した上で、
一斉にダイヤモンドキーパーなどを施工し、
(必要ならばボリッシャーも使って)
水シミを取って、
塗装のボケを無くして、ツヤを出し、
どこまで塗装を改善出来て、
どれくらい車が見違えるかを競うコンテストが出来たら最高だと思います。

 

それこそ、KeePerの目的である
「車をプロの技でキレイにし、お客様が驚くような喜びを提供する。
そして、その喜びをいただいて、私達も共に喜び、高い収入得る。」
それに合致したコンテストになるのではないか。

 

こんなことが出来たら理想だなぁと思いつつ、
採点の方法がとんでもなく難しく、
競技としての公平性をどう担保したらいいのか、
難しいことがあまりにも多くて、
みんなから「非現実的」のレッテルを貼られて終わるだろう。

 

しかし、難しいから始めっから諦めるのならば、
KeePerそのものがこの世に生まれなかったはずだ。
KeePerは、たくさんの常識を破って、
新しい考え方も積極的に取り入れて、独自性の強い唯一無我の製品になった。
誰もが真似しようのない所にまで行きついている。

 

一度、試しに大きな中古屋さんとタイアップして、
試行錯誤しながら、
技術コンテストの番外編として本当に実施してみてもいいかなと思う。

 

その中古屋さんに、
なにも施工しない状態で「値段を査定」してもらっておいて、
ダイヤモンドキーパーモンドでピカピカしてから、
もう一度「査定し直してもらって」、
その値段の差、あるいは査定額の上昇率などで、競ってみても面白い。
これはきっとテレビで取り上げられるだろうし、話題になるはずだ。

 

車の価値を上げる為に、
大の大人が真剣にキーパーをかける図は絵になる。
たくさんの人が、みるみる車の価値が上がって行く様を見たら、
絶対にKeePerをやって見ようと思うに違いない。
これは真剣に良いかもしれない。マジになってきた。

 

昨日のレースで、
レースの最終盤で、ニックがあきらめずに、
前を行く#6を強引に抜いたあの気持ち良さに似ている。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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