谷 好通コラム

2019年06月16日(日曜日)

6.16.あぶない?「死ぬ間際まで馬車馬のように一心不乱に働く」

我が家に、娘が、所用があって帰ってきました。
土曜日の深夜12時過ぎに帰って来て、
日曜日の午前中に用を済ませ、昼ごはんにうどんを一緒に食べて、
昼過ぎに富山に帰って行きました。

 

あっという間でしたが、
その短い時間で孫たちの陸上競技の動画を見せてくれたり、大忙しです。
帰りには私が親しい人からいただいた蒲郡みかんを
うれしそうにカバンにいくつも詰めて帰っていきました。
富山行きの振り子電車・特急「ひだ」に四時間も揺られて帰ります。
きっと、蒲郡みかんをほおばりながら‥

 

娘が帰ってからこれを書き始めましたが、
静まり返った家が、いつも以上に静かで、寂しく感じます。

 

こんな時間にふと考えます。
これから、私達にも長い老後の時間が始まるのでしょう。
私は67才になっても、
幸いにも、まだ、仕事がありますし、
一応、一ヶ月先ぐらいまでの予定はびっしり入っていて、
むしろ、忙しい思いをさせてもらっていますが、
それでも、私が先頭切って仕事を切り開いていく様な事はほとんどないので、
激しい緊張感と、疲労感が残るような厳しい毎日はもうありません。

 

悠々自適と言えばそうですが、
快適と云うほどではありません。

 

私は仕事が大好きで、仕事をしていれば幸せですが、
“遊ぶ”のが嫌いという訳ではありません。
嫌いではありませんが、苦手であるだけです。
苦手なのであれば、
苦手を克服すべく努力をすればいいのですが、
遊ぶ努力をするというのは、どうもモチベーションの湧きようがありません。

 

そんなことで何の遊びも苦手なままで年取ってしまいましたが、
このままでは、仕事が若い人の手と頭で進めた方がいいと自分で思ったのちは、
静かな老後が待っていて
73才くらいで寝たきり老人になって、
75才くらいで帰らぬ人になりそうです。

 

正反対に、
ここから好奇心ムンムンで海外を駆け回るような人生がいいと思いますが、
そんな元気爺さんの、桁外れに元気な老後も、
そのおしまいには、つらい最期が待っているような気がするし・・

 

そんなことを考えていると、
私の知っている人がよく言う
「人間は死ぬまで馬車馬のようにがむしゃらに働き続けるのがいい。」の方が、
自分には、満足できる生き方かなのかなぁと、ふと思う。
いつまで経っても、
精一杯の力とスピートで仕事をぐいぐい進めていくのは楽しい。

 

人の役に立って、
人から必要とされる自分である事がいつも一番幸せだ。
色々と、あれこれ考えながら、
やっぱり、馬車のように・・・・が、一番楽しそうに思えるのは、
あぶない結論かもしれない。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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