谷 好通コラム

2020年04月24日(金曜日)

4.24.実はBCGのおかげか?

軽症だからといって、
新型コロナウィルスに対して陰性か陽性かも検査してもらえなかった人が、
自分が陽性とは知らないので、
人にうつす様な行為を知らずにやってしまっていて、
感染経路が分からない患者をいっぱい作ってしまったのは、
医療崩壊を避けるためにPCR検査を極力しなかった施策が、
成功だったのか失敗だったのか、この後、感染爆発が起こるかどうかで決まる。

 

今のところ、中国やイタリア、スペイン、アメリカのように
万人単位で死者が出ているような恐ろしい感染爆発が起きた国に比べると、
日本おける感染者は、
都市封鎖を行っていないにもかかわらず
その絶対数にしても、人口に比する相対数にしても、圧倒的に少ない。
死者はもっと少ない。

 

そのことがPCR検査を極力しない施策が正しかった結果なのかどうか、
これから感染爆発が起きるかどうかにかかっている。
あるいは、日本で感染者と死者が圧倒的に少ないのは、
天然痘のワクチン「BCG」の接種が1951年生まれの人以降、密に実行されていて
たまたま新型コロナウィルスに対する免疫を、
ある程度、身に着けている人が多いからだというウワサもある。
感染爆発が起きた国は、
統計的にみるとBCGの普及が低い国だとするウワサもよく聞く。
何が正しいのか、
感染者がゼロには抑えられていない今現在、
本当にこのまま感染爆発が起きずに終息してしまえば、
何が効果的であったのか検証が行われてはっきりするのだろうが、
まだ、これから本格的な感染爆発が起きて、
イタリアやスペイン、アメリカのような悲惨な状態になるかどうか
まだ、判らないので、
これらの国がやったような強制力を持った都市封鎖もせずに、
人と人の接触を減らす”運動”をやっている日本の現状が、
本当にこれでいいのか、どうか。
まだ、誰にも分らない。

 

しかし、このまま感染者が圧倒的に少ないまま、死者があまりにも少ないまま、
自然に終息するようなことがあったら、
その勝利の原因がBCGにあったのか、
PCR検査を積極的にしない乱暴な施策が成功だったのか、
いずれは解る事だろう。
このまま感染爆発が起きずに、万人単位の死者が出なければ。

 

そう願うばかりだが。

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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