谷 好通コラム

2020年05月02日(土曜日)

5.02.「宣言1か月延長で失業者77万人」

新型コロナウィルス禍で、緊急事態宣言が発令されてもうすぐ一か月になる。
当面の期限である5月6日を前に、
緊急事態宣言が1か月延長されると早々に総理大臣が言っていた。
そして、なぜ延長するのかを「専門家」であるという医者がとうとうと述べる。

 

YAHOO!のトピックスの欄に「宣言1か月延長で失業者77万人」とあった。
770,000人‼の失業者。

 

Webの記事によると新型コロナウィルスの感染者は、
今日までの累計14,545人で、
458人死んで、2,981人退院し、264人新たに増えて、
今現在の新型コロナウィルス患者は11,568人だそうだ。

 

やってはいけない計算をすると、
今現在11,568人の患者を何とか無くしていこうと、
人を止め、物を止めて、経済を止めて、770,000人の失業者を造る。
1人の患者に対して770,000人/11,568人≒66.5人の失業者を造る。
その失業者が平均二人の扶養家族を持っているとすると、
770,000人+770,000✖2人=231,000人/11,568人≒200人

 

もっとしてはいけない計算をすると
人口約120,000,000人の日本で、
11,568人の感染者がいてすでに468人死んでいるので、
それを何とか収束させようと、人を止め、物を止め、経済を止めて、
770,000人の失業者を造り出そうとしている。
その数は、
現在の死者1人に対して1,645人の失業者であり、
その扶養家族も入れると患者1人に対して約5,000人の失業家族を造り出す。

 

言ってはいけないことかもしれないが、
感染者1人に対して約200人の家族が生活の糧を無くすのが政治だろうか。
死者1人に対し約5,000人が生活の糧を失うのが政治と言えるだろうか。

 

医者は、人の健康を守り、命を守るのが仕事で、立派な仕事です。
しかし、それ以外の何物でもない訳であり、
人の生活の糧である仕事を造り出すことは仕事ではなく、
人の命と健康を守ることを唯一目的とするので、
そのためには、人が生活の糧を失うことになっても躊躇しないのでしょうか。
命あっての物種と言うから、確かにそうですが、
その為に一人の患者に対して200人の生活の糧を奪ってもいいのでしょうか。

 

一人の苦しんでいる患者、
11,568人/468人≒24.7人に一人が死ぬ病気の患者を終息させるために
患者一人に対して66.5人の失業者を造り出し、
200人の家族の生活の糧を無くすのは、賢明な政治とは思えない。

 

終息に向けて「短期」で勝負を決めようとするならば、
相当な強制力をもって規制しなければならないだろうし、
日本人のいい所を活かしてやんわりと共存して終息しようとするならば、
中途半端にだらだらと、
病気の恐怖を根拠とした自粛をいつまでも続けては、
膨大な失業者を生み出すだけで、誰も幸せになれない。

 

不要不急の仕事は休業をいう施策は、
この世の中にある仕事に
生活の糧を得ている仕事すべてが、その人にとって不要なんかではない。

 

医者は私にとにかくタバコを吸うなと言い、酒は飲み過ぎず
体に悪いものを食べず、心穏やかに、静かな生活をしろという、
仕事はほどほどにして、睡眠をしっかりとって、運動も適当にしろという。
確かにそうであろうし
体が元手ではあるが、
体が元気であれば良いというものでもない。
仕事は気が狂うほどしなくては面白くないし、
その末にバタンと死ねれば本望だ。
医者の価値観だけで、世の中は回らない。人生がつまらなくなる。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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