谷 好通コラム

2021年03月28日(日曜日)

3.28.自分が人から見られていることを意識しすぎる事

昨日のスウェーデンの首都ストックホルムで行われていた
フィギュアスケートの世界選手権で感じたこと。
この大会には日本の羽生結弦選手が出ていて、
この世界選手権を連覇中のネイチャン・チェン(米)選手との対決が注目の的。
前日に行われたショートプログラムは羽生結弦選手が微差でトップ。
ネイチャン・チェン選手は2位。
しかし、フリーでは、
ネイチャン・チェンが圧倒的な演技で優勝し、
2位には17歳の世界選手権初出場の鍵山選手が入り、
羽生選手は3位にまで落ちてしまった。

 

たまたま私はそのフリーの演技をテレビで見ていて、
演技の前の時点で羽生選手の負けを感じたのです。
6人ほどのグループ一の番最後の演技の羽生選手は、
どちらかの壁にもたれかかって、目をつぶっているが、
しきりに何かを呟いているかのように口を動かし、手を動かしている。
何かにうなされているかのような仕草だ。
テレビカメラで写されているのは当然知っているだろうから、
それを意識してやっているようなわざとらしさを感じ、
羽生選手が自意識過剰で仕草を演じていると感じて、
妙に、羽生選手が勝てないと思った。

 

見られている自分を意識して、わざとらしく演じる仕草は、
外から見ると、かえってかっこ悪く、
その延長線上で演技があるとしたら、好感は得られないだろう。
そう思っていたら、
演技がぎこちなくジャンプも決まらず、点数はひどく悪かった。

 

見られている自分を意識する自意識過剰の人は、
それが誰であっても、
どんな状況であっても、端から見ればたいてい不快である。
そういう人を久し振りに見た。

 

店舗でも、時たま、そういう人がいる所を見つけることがあるが、
残念ながら、その人はリピーターを無くす人なので、
店舗の繁盛にとっては疎外の要因になってしまう。
残念だが、そのことについては今まで外れたことがない。

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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