谷 好通コラム

2021年11月28日(日曜日)

11.28.富士最終戦で僚友#36au TOM’Sが大逆転チャンピオン

今日、富士スピードウェーでスーパーGTの最終戦が行われた。

我が#37KeePer TOM’Sは、残念ながら、

この時点でチャンピオンになる資格はすでになく

僚友の#36au TOM’Sが、僅かにチャンピオンのチャンスが残されていたが、

たとえ#36がこのレースのトップを取っても

ここまでのシリーズトップの#1STANLEY NSXが7位以下になる必要がある。

#36のチャンスは極めて少ない可能性しか残されていない。

 

予選は#37が3位で、#36が5位であったが、

#36はこのレースは絶対に優勝するだろうと戦前から断言するほど絶好調で、

決勝スタート直後から#36の関口選手は抜きまくって、

あっという間にトップに立って、

ゴールまで突っ走った。

 

我が#37は、

#36の後ろで善戦し最終的に2位でゴールしたが、

これが今シーズンの最高位で、

チャンピオンには程遠い残念なシーズンで終わった。

 

#36が素晴らしいパフォーマンスでこのレースを優勝している間に、

シリーズチャンピオンに一番近かった#1 STANLEY NSXは、

途中まで5位で走り続け、このまま行ったらチャンピオン獲得と言う場面で、

300クラスの同じNSXの不注意で#1と接触して、

#1は最後尾まで落ちてしまうという大どんでん返しがあって、

劇的に#36が初優勝と同時に初シリーズチャンピオンが実現したのです。

 

ちょうど昨シーズン、

#37KeePer TOM’Sが最終戦までシリーズトップだったのに、

最終戦の最終コーナーでガス欠して、シリーズチャンピオンを逃したのは、

去年は#37が大逆転”悲劇”の主人公で、

逆に今年は、#36が大逆転”喜び”の主人公になった。

同じTOM’Sの2台が、

二年続けて、まるっきり逆の主人公になった訳で。

そういう意味では、TOM’Sは本当に大したチームであると改めて感心した。

 

今年は、#37だけでなく、

300クラスの#61 SUBARU BRZを、

サブスポンサーとしてサポートさせていただいたが、

その#61 SUBARU BRZが、

この最終戦で、見事にシリーズチャンピオンを獲得した。

SUBARUはSGTの300クラスに挑戦し始めて長い月日を費やし、

念願の初チャンピオンとし言う事で、

井口選手、山本選手とともに大感動のチャンピオン獲得であった。

SUBARUの皆さんの喜びはひとしおであったに違いない。

私たちも本当にうれしかった。

 

スーパーGTは、成績によるウェイトハンディ性が功を奏しているのか、

最終戦までぶっちぎりのチームが出来ず、

抜きつ抜かれつのシリーズポイントレースで、

最後までハラハラで楽しませてくれる。

 

来年はどうするのか、

もちろんスーパーGTへの参戦は続けることは間違いない。

#37 KeePer TOM’Sも、

#61 SUBARU BRZも応援する事になるのも間違いないが、

どんなチーム構成になるか、ドキドキです。

 

今日は良く晴れて、

でもすごく寒くて、名古屋から100km以上離れた「伊吹山」が雪をかぶっているのがよく見えました。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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