谷 好通コラム

2022年01月19日(水曜日)

01.19.新型コロナ禍は急拡大の末の沈静化の前夜か、

新型コロナウィルス・オミクロン株が強烈な感染力で、

世界中を新型コロナ感染者だらけにして第6波の猛威をふるっています。

新規感染者の増加スピードはそれまでとは別次元の速さで、

毎日、加速度的に新規感染者の桁が変わってきて、

いずれは自分も逃れられなくなるような恐怖を感じます。

 

しかし、その反面、

オミクロン株は重症化する率がデルタ株より二桁少なく、

ただでさえ重症化する率が低いので、

若者達のように、無症状か風邪程度の軽い症状で終わる率の高い者は、

「自分も早くオミクロン株にかかって免疫を得てしまい、

副反応が怖いワクチンを打たなくてもいいようなりたい」と言うぐらいで、

そんな感覚が若者たちの行動をより自由に、より活発にしていて、

オミクロン株による感染速度をなおさら上げているのかもしれません。

 

しかし、学者によっては、

それがむしろ自然であって、

過半数の人が感染してしまう事によって

社会全体が集団免疫を得、自然に新型コロナ禍が終息する。

ウィルスは感染力が強くなる方向で変異し、

同時に毒性が低くなる方向に変異してくるのが自然であり、

それによって人類は集団免疫を得ることによってウィルスとの共存を得る。

それがウィズコロナの考え方であり、

これまで人類が経験してきた

数多くの感染症との闘いの歴史そのものなのだと言っていました。

今の欧米の姿勢であり、

恐ろしいような数の感染者ではあるが、

たしかに死者と重症者の数は驚くほど小さい。

 

それに対して、新型コロナ発祥の中国では、

絶対的な強権をもって、人々の移動を徹底的に禁止し街を完全に封鎖して

徹底したロックアウトを強制して

一旦は”ゼロ”コロナに成功したかに見えたが、

今また感染が急拡大していて、また同じように強権を発動すれば

経済がひどいダメージを食うことになるので、

どんな処置が行われるのか世界中から冷ややかに注目されているような

困った国もある。

 

日本は、感染は極力止めて、経済は止めないという両得を狙った、

言い方を変えれば中途半端な政策で、

ついこの間まで奇跡的にゼロコロナに近い実績を出してきて、

それでもまた急激な感染拡大に在ってアタフタしている国もある。

 

いずれにしても、いずれは集団免疫の段階に入るのだろうが、

自分が重症リスクが高い高齢であり、

もっと危険な基礎疾患を持っている我が身としては、

ひたすら恐怖を自覚して、感染から逃げ回るしかないのです。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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