谷 好通コラム

2022年05月06日(金曜日)

05.06.初年度しかも平月に1000万円突破のKeePer LABO姫路店

KeePer LABO姫路店は、昨年の4月に、

セブンイレブンの退店跡を居抜きで改装した店舗としてオープンしました。

 

姫路市が人口約40万人位の街なので、

それなりの成果は期待していましたが、

実質オープン1か月目の5月、

いきなり450万円の実績を出しみんなを驚かせ、

それ以後もぐんぐん、ただいま天井知らずの勢いです。

 

一昨年の年末近くに、

姫路の街に私もこの物件を見に来て、OKを出し、

店舗設計とデザインにも関わってきましたが、

ここまでのポテンシャルがあるとは思っていませんでした。

 

しかしむしろ、

マーケットと店舗のポテンシャルが高かっただけではなく、

姫路店に赴任する前、

LABO尼崎店ですごい実績を上げていて

その時点で、すでに評価が高かった川端葵課長のさすがの手腕と、

メンバーの活躍が大きかったことは間違いありません。

川端課長の手腕とは、単にマネージメントの力と言うよりも、

「お客様に喜んでいただく力」というか、

その”気持ち”が人一倍強く、姫路のお客様に伝わった結果なのだと思うのです。

 

「お客様に喜んでいただく気持ち」とは、ただのキレイごとではなく、

実際に店舗がお客様をお迎えするようにキレイにされ、

迎え入れる店と人の体制が造られていました。

更に、

実際に来店されるお客様を歓迎出来ていて、

実際に店舗が混んでいて、その場で仕事をお受け出来る状態ではなくても、

作業出来るのが、先の時間であっても、

次の日での施工にならざるを得なかったにしても、

歓迎の姿勢と気持ちをキチンと持つことが出来て、

それが言葉になり相手に伝われば、必ずお客様には来ていただけるものです。

 

普段、仕事をイヤイヤやらされている人は、

忙しい時に、たまたま来ていただいたお客様に対して、

やりたくないので、

「今、店がいっぱいなので・・」と、

歓迎していない言葉の表情と、態度で、断ります。

そのお客様は、その時の店長がいる限りその店には二度と来ません。

 

どんな理由を付けたとしても

「断る」か「歓迎する」かの差は、ものすごく大きな違いになり、

その違いは、そのお客様が次に来てくれるか、来てくれないかの差になって、

明確に、実績の大きな差になって現れます。

 

KeePer LABO姫路店の快進撃と、止まらない成長は、

川端葵課長の、先天的かつ天才的な”歓迎の素質”のおかげと

みんなの努力のおかげでしょう。

あるいは、

四年前に不意に亡くなった

やさしさの塊であった故・山戸裕子取締役の正の遺産なのでしょうか。

 

KeePer LABO姫路店には、そんなことを感じさせられました。

彼女の言葉「お客様は喜んでいますか?」が、活きています。

 

左から「どい君」、只今研修に来られている「はしもとさん」、「いのはらさん」、

副店長の「たかだ君」、「川端課長」。

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2022年05月06日(金曜日)

05.06.ダイオウグソクムシの深遠な世界に引き込まれる。

昨日はオオグソクムシを見たのだが、私の認識とは違って小さかった。

姿形はダンゴムシそっくりで、私が想像していた形で同じだったが、

私が自分の部屋のオーディオの上に

置いてあるダイオウグソクムシの実物大模型より、随分小さい。

 

どうも私が思い込んでいるダイオウグソクムシと、

今日見たオオグソクムシは、

名前は似ているので同じ生き物と錯覚していたが、どうも別者のようだ。

 

家に帰ってからネットで調べた。

「”オオ”グソクムシ」とは、

等脚目 スナホリムシ科に属する海生甲殻類の一種で、

水深150-600メートル程の深い海底・大陸棚に棲む体長が10-15cmの生物。

一見して可愛い。

 

 

対して

「”ダイオウ”グソクムシ」とは、

同じく、等脚目 スナホリムシ科に属する海生甲殻類の1種であり

メキシコ湾や西太平洋周辺の

深海200m – 1000mの深海の海底砂泥地に棲んでいる。

世界最大であり、体調は20-40cmで、最大50cmにも達する巨大種である。

 

「”オオ”グソクムシ」と「”ダイオウ”グソクムシ」は、

同じ等脚目 スナホリムシ科に属する海生甲殻類であり、

極めて近接種であり、

姿かたちはそっくりだが、その大きさがかなり違う。

大きさが2倍以上も違うと、

体積と重さは2の3乗となるので、8倍から10倍も違うことになり、

ダイオウグソクムシの体重は1kgを越す。

 

食性も似ていて、

両方とも海底の生き物の死骸を食べる掃除屋的な生き物である。

決定的に違うのは棲んでいる海底の深さであり、

オオグソクムシは、深い海ではあるが、陸続きである大陸棚くらい迄の海。

ダイオウグソクムシは、海溝ほど極端では無いが、

太平洋に広がり、もう陸には縁がなく広大ないわゆる”深海”域。

 

ほとんど同じ種である近接種生物が、

棲む海底の深さが深くなると体が巨大化する傾向があり、それを

深海巨大症(しんかいきょだいしょう)というらしい。

(英語: deep-sea gigantism, abyssal gigantism)(ウィキペディアより)

これによると、深海巨大症とは無脊椎生物や他の深海で生活する動物種が、

浅いところに棲む近縁の動物よりも大きくなる傾向のこと。

深海での少ない食料資源、

高い圧力、低い温度への適応などからと説明されている。

深海の巨大生物として、

ダイオウイカやダイオウホテイイカ、タカアシガニ、リュウグウノツカイなど、

不思議な巨大生物は多い。

 

1,000mの深海と言えば、

100気圧。つまり1㎝平米あたり100kgの水圧の世界。

地上の100倍もの圧力がかかる私達の想像を絶する世界だ。

そんな過酷な環境で生きていると、

かえって体が巨大化するという意味が容易には理解できないが、

光が全く届かない暗黒の100気圧の海を、

自由に泳ぎ回る10mを超す巨大なイカ達と、

プランクトンの死骸がマリンスノーとなって降り注いだ深い泥の海底を、

体重1kgもの巨大なダンゴムシが無数にうごめく世界とは、

地上の私達にはとても怖く、不気味だか、そこに住む彼らには

自分の知っている世界のすべてであり、それが当たり前の普通の世界。

そこで生きている自分は、食べ物にもたまに出会えるだけ。

それでも代謝が低いのでそれでも平気で、年単位の絶食も平気なようだ。

成長もゆっくりだが成長はし続け、

低い代謝のおかげで40~60年と長い時間生きるので、巨大な体になる。

 

深海は真っ暗だが、

睨みつけているような表情の頭部の複眼は、

3500個の個眼から形成されていて、節足動物の複眼としては最大で、

何かを見ていることは間違いなさそう。

嗅覚も鋭そうではないか。

泳ぎも、腹部のヒレを盛んに動かし上下逆になって泳ぐらしい。

天敵はいるかもしれないが分かっていない。

固い殻に身を包みその身はとても臭いらしく、天敵は多分いないのだろう。

 

私の自分の部屋で、オーディオを聞きながら、

スピーカーの上にいるダイオウグソクムシのフィギアを見ていると、

真っ暗闇の深海で、

その世界しか知らず、

でも多分、何の不満も無く、

動き回って、ゆっくり生きているダイオウグソクムシの事を想像していると、

鳥肌が立つような不思議な感覚に包まれる。

 

音楽を聞き終わって、

陽が差す明るい居間に出て、現実に戻ると、

明るく温かい自分の世界に、心底、ホッとして思わず涙が出てくる。

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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