谷 好通コラム

2022年05月22日(日曜日)

05.22.LABO彦根イオン店のブレイクスルー300%は何だったのか

滋賀県にただ一軒だけの「LABO彦根イオン店」は、5年前に造りました。

 

専門店の集合体である「イオンタウン彦根」は、大きめの施設で、

随分、繁盛している部類のイオンタウンだった。

 

空き物件として出たのは、

その敷地の端っこに、200坪くらいの大きなゲームセンターがあって、

閉店して空く寸前だった。

建物としてはほとんど改造ゼロで行けて、

照明などの電気設備や空調も完備していて

中はガランドウになっていたので設備を造ればいいだけだった。

それに、イオンタウンとしての繁盛ぶりに惚れて、

立地的に見難い場所にあったことは気になったが

物件として見に行ったその日に即OKを出して、開店に向けてスタートした。

イオン関係の設備に関連する初めての店舗で、

みんな、大いに期待したものだった。

 

その後も何軒かイオンに関わる店舗を開けたが、

間違って全く暇なイオンタウンに出した「芸濃店」(3か月で閉めた)を除いて、

大体うまく行っていた。が、

「LABO彦根イオン店」は、なかなか採算点に乗るところまで成長しなかった。

普通、KeePer LABOの新店は最初ダメでも、2(or3)年目のジャンプと言って、

リピートのお客様がある程度重なってきた段階で、

気持ちよくジャンプして、採算点をオーバーしてくるものだが、

彦根イオン店は、前年比100%をウロウロするばかりでちっとも伸びてこない。

 

何年か前の旧塗装の

みんなで考えた。

イオンタウンは普段のお買い物をする場所なので女性客が多く、

元々LABOは15%程度の女性しか来てないので、ここはLABOに不適なのか。

それとも、敷地の一番奥の今の場所は、致命的に不適なのか。

そして色々と工夫しながらやってみたのだが、中々うまく行かない。

それで仕方なく、

恥ずかしい事だが、

「赤字がどうしても改善できないので・・」として、

イオンの本部に”家賃”の値下げをお願いして、採算を助けてもらった。

 

それと同時に、滋賀県の彦根をそれまでは愛知県の所属に入れていたものを、

平川マネージャーが率いる関西の所属に入れる改革をした。

 

その頃の関西のLABO店舗は絶好調で、

予算達成の上である”チャレンジ目標の全店達成”という離れ業を見せていた。

その最初のきっかけになった「LABO交野町」の飛躍を、

関西責任者・先代の山戸部長が

「実は、この人の貢献が大きい。」と言っていた交野店チーフの川添君を、

2020年11月に、彦根イオン店の店長に抜擢した。

 

それから、すぐ

「LABO彦根イオン店」が何かをブレイクスルー(突破)して、

「一体、何が起こっているのだ。」というような

半端ない実績の上がり方をしてきた。何かを突破したとしか思いようがない。

 

その頃、ほとんどのKeePer LABOは、

新型コロナ禍でほとんどの店舗が、

一時的な下落の後、お客様が求める清潔感が上がったこともあって、

大きな伸びを見せていた時期ではあったが、

その中でも彦根イオン店は、前年比200%以上の別格の伸びで目立っていた。

その翌年も、150%以上に上げて(つまり前々年の300%以上)、

更に信じられないことに、

今も、現在、前年比200%を越し続けてている。

これはいくらなんでも、何かの幸運でこんなことになる訳がない。

昨年、早く見に行きたかっただが

あの頃の私は手術を控えていて、あまり外に出なかった時期なので、

すごく気になっていながら、出かけて確かめることはなかった。

 

しかし、今回、富山に出かける機会が有って、

行きは近道の「東海北陸道」を通ったので「LABO可児店」に寄ったが、

帰りはちょっと遠回りの「北陸自動車道」を通り、

「LABO福井大和田店」にも寄りたかったが、前日、

賀来社長が行ったことを知っていたので私はパスして、

念願であった「LABO彦根イオン店」に行ったのです。

 

LABO彦根イオン店は、新ブランディングのカラーに変わっていた。

店舗の中に入って、まず絶句。

今までのイオン彦根店を知っている私としては、無茶苦茶、違和感がある。

パッキッとキレイなのだ。

別に、汚い物が何も無いというだけで、

特に設備的に変化がある訳ではないが、完璧なキレイさなのだ。

ここでやるKeePerは、それがどんなKeePerであろうと

完璧にやってくれることを予感させる絶対的な信頼性がそこにはあった。

店舗のキレイさだけではなく、

スタッフが一人一人、キレイであることと、その表情とその雰囲気が、

この人にやってもらえば、決していい加減な作業はしない。

大丈夫な雰囲気を感じるのは、すでに見る目が偏っているのだろうか。

竹内チーフと川添店長。

くまざわ君

皆とにかくものすごく感じ良く、好感が持てる人たちばかりでした。

これはお客様が増える訳です。

きたざわさんと、なかえさん、なかほり君。

いずれにしても、

川添店長も、気が付いていないかもしれないが、

店舗を完璧にキレイにしている事の効果は、

皆の姿かたちや気持ちまでキレイにするのか。

ここまで絶大であることは、私にとっても新鮮であった。

しかし、LABO彦根イオン店のブレイクスルーは

それだけではない筈なので、もっとじっくりと分析して、よく考える事にする。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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