谷 好通コラム

2022年10月23日(日曜日)

10.23.久しぶりのI.P.S.レース観戦は、大興奮

I.P.S.レースとは、インタープロトシリーズレースと言って、

日本で初めてのル・マン優勝者「関谷正憲氏」が

引退後に企画して始め、主催するレースで、

まったく同じ性能のレースカーで、

純粋に人の能力を競うスポーツとして考えたカーレース。

 

スーパーGTにしろ何にしろ、

カーレースは自動車メーカーの技術を競う場として誕生し、発達した。

ドライバーはあくまでもその自動車の乗り手であり、

もちろんその技能に差はあったとしても、

基本的にはレースに勝つのはあくまでも自働車であり、

ドライバーはそれに準じた存在。

 

競馬が「馬」のレースであって、勝つのは「馬」であり、

騎手も重要な存在ではあるが、「馬」に準じた存在でしかない。

カーレースのレースカーとドライバーの関係に似ている。

 

それを、元トップドライバーであった関谷さんは、

カーレースの場合は

かなり厳密に同じ性能の自動車を造れるので、

それを出来るだけ安価に造って、

その性能的に同等であり操縦して面白い(腕で差がつく)車を、

我こそは一番と思っているトップドライバーを乗せて、

「人のスポーツのごとくレースをやったらさぞかし面白いのではないか。

そんなレースがあっても良いのではないか。

昔のようにレース人口が復活するのではないか。」

と考えて興したレースで、

始まってからそろそろ10年近く経つのではないでしょうか。

 

私自身も、そのジェントルマンクラスという素人のクラスに参加すべく、

このI.P.S.レースの車に乗って、

サーキット走行を練習をした時期があって、

富士スピードウェーで2分をそこそこ切る程度までは行きました。(自慢話)

しかし、一度コース上でスピンして車を壊したこともあり

当然ですが、いかにジェントルマンクラスと言えど、

レースに出るレベルにはなれないと自覚して、乗ることは一切手を引きました。

 

しかし、それからもずっと、

このレースの趣旨に賛同してレース全体の冠スポンサーは続けています。

 

この3年間は、新型コロナ禍で無観客開催が続き、

苦しい状況が続きましたが、やっとレースにも観客が入るようになり、

“らしい”開催が出来るようになりました。

 

レース開催日は、前座の「KYOJO(競女)」も含めて、

デッドヒートがものすごく面白いワンメイクレースばかりで、

特に最後のI.P.S.レースは、

スーパーGTなどで活躍する若きトップドライバーたちが、

闘志をむき出しにして争う日本屈指のスプリントレースで、

最高に面白いこと請け合いです。

 

写真をいっぱい撮ったのですが、

カメラをどこかに忘れてきてしまい困っています。

だから、今日は写真は一枚もなしです。

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