谷 好通コラム

2022年10月30日(日曜日)

10.30.お客様が「欲しい。買う、買って良かった、また買う。」のは、

マーケティングという言葉でネットで検索すると

「企業活動における「売れる仕組みの構築」に関する活動の総称である。

市場と顧客の需要を明確にし、それに基づき商品を作り、

商品の存在を広く知らせつつ需要を喚起し、

そして顧客の需要を満たし、最終的に自社の利益にも繋げる、

といった一連の戦略的な企業活動の総体である。」と書いてあった。

 

これを書いた人にはマーケティングとは、如何に売るかが一番のようです。

多分、物販のビジネスが念頭にあるようです。

 

 

私は家族と食事に行く時、

ネットで調べたり、評判を聞いたり、外観で感じ良かった店に飛び込んだり、

この店に入って、出される料理を食べたいと思って入る。

 

それで一番外れる確率が高いのがネットで調べた店。

サイトの店舗紹介から受けた印象と実際がまったく合わない場合が多い事は、

ホントにいい店舗にとってはものすごい損失だ。

 

たとえば和洋の個人の料理屋さんの店舗紹介のページならば、

ほかの店で、すごくいいその店の良さを上手く店舗紹介している店を訪ねて、

どこのWeb業者に造ってもらったのか聞いて、

その業者を訪ねて、指名で仕事を依頼した方が良い。

 

どっかの広告代理店が売り込みに来たのを

面倒なので、単にそれに乗ってしまうのは、

普段の家族の苦労を思ったら、決してやってはいけない手抜きだ。

 

ネットは今の時代にとって、

決定的なマーケッティングの第一歩なのは間違いない。

信頼すべき根拠のある業者、パートナーを探すことが入り口だと思っています。

 

特に気を付けなくてはならないのは、

そのサイトで選んだ店舗への予約が出来て、

その予約した商品の価格に「課金」、つまり手数料を課してくるサイト。

通販サイトの多くがそうかもしれないが、

とにかく、たくさん売って欲しいので、しきりに値引き販売を進めてくる。

しかし、

それが個人料理屋さんと同じく

私たちのように「サービス業」で、

その店舗で実際に手を使って価値(商品)を造り出している者にとっては、

たくさんの商品を販売する事=たくさんの労力を費やす事になるので、

商品をたくさん売りたいが為だけの”値引き”は、

労力の値引であり、自分たちの汗と技術の安売りにしかならない。

こちらの労力の安売りをさせてまで、

自分達(課金予約サイト)の儲けを増やそうとするのは、

私には卑しい行為に思える。

 

話しがWebサイトの話ばかりになってしまったが、

 

これらの宣伝やPRは、

「知ってもらう」「欲しいと思ってもらう」「買ってもらう」という段階の事。

買ってもらいさえすれば、例えばガソリンスタンドのように

厳密に同じ価値が保証されている「ガソリン」などの燃料が手に入るので、

あとは、先の(マーケティングの定義)にあったように、

「顧客の需要を満たし、最終的に自社の利益にも繋げる」となる訳だから、

サービス良く、感じよく需要を満たし、

その店舗に(あるいはそのマークの店に)続けてきてもらう仕組みを造ればいい。

そして最終的に自社の利益にも繋げる。となる訳だ。

 

ところが、

それが個人料理屋さんと同じく

私たちのように「(洗車コーティングの)サービス業」で、

その店舗で実際に手を使って価値(商品)を造り出している者にとっては、

この論理は、

そう簡単には当てはまらない。

 

宣伝やPRの「知ってもらう」

「欲しいと思ってもらう」「買ってもらう」という段階は、

KeePerで言えば

KeePerの商品のブランドを広めたりイメージを高めたり。と、

本質的な商品の意味、利点、意義を知ってもらう啓蒙活動。

(これはメーカーとして私たちがやって行かねばならない。)

 

しかし、

その後の「顧客の需要を満たし」だけでは、サービス業では足らない。

「買って良かった。」を実現する必要があるのだ。

 

例えばファミリーレストランならば、

セントラルキッチンでの調理で一定の満足(買って良かった)を実現できるが、

個人の料理屋さんならば

其々の店によっての料理と店舗の創意工夫と、調理人の「腕」が絶対必要だ。

 

それと同じように、

KeePerコーティングを施工するサービス業においては

・お客様が望んでいる車のキレイを、

・お客様と接して行く中で見つけ出して、(昔はアンケートも取ったが✖だった)

・それを満たすそービス商品を生出すケミカルの開発と、その使用技術の開発。

・その技術を、施工店に徹底して広めていく。

(トレセンと指導員の拡充配備。ここがものすごい時間と労力を要する。)

・その後、製品品質の維持の為の定期的な技術確認、全店チェック。

と、ここまでやる。

 

一歩戻って、

 

製品開発の部分で肝心なのは、

KeePerのサービス製品が一時的価値ではなく、継続した価値を持っている事。

つまり、1年耐久の商品ならば。本当に一年経ってもその価値が生きていて

3年耐久ならば、本当に3年経った時にその価値がちゃんと生きていること。

新車コーティングの場合、

新車を買ったその時点での価値が重要であり、

その後は徐々に縁が薄くなっていくので、あまり大きな問題にならないが、

私達は、多くが使用中の車を対象としているので、

1年後も、3年後も、その価値が

しっかりと存在し続けていることを昔から求められてきた。

(私のボルボXC60EXキーパーをかけて、3年間洗車をしていないがキレイだ。)

「買って良かった」は、

買ったその時が良かっただけでなく、

その商品に付随する何年間かの価値の持続期間まで入れての

「買って良かった」でなければならない。

 

しかし、サービス業においては、

このもう一つ先の「買いつづける。」が、

「店舗が繁栄」「最終的に自社の利益にも繋げる」の一番肝心な要素になる。

いわゆるリピート率がどうかという事だが、

先述の

「その商品に付随する何年間かの価値の持続期間まで入れての「買って良かった」

ここが実現しているかが、まず必須の要素だ。

そして、それが何度受けても、いつ施工を受けても

同じように「買って良かった。」品質にならなければならない。

この施工品質をずっと維持するのは相当に難しい、一番大変なところかもしれない。

 

「また買う。」には、更に大切な要素がいくつかある。

しかし、それが何なのかは、

このコラムが長くなり過ぎたので次の話に書こう。

(つづく)

 

 

今日の昼、久しぶりにアフリカリクガメの「トンボ」と庭で遊んだ。

パイプ椅子に座って見ていたら、

うっかり私の足にトンボが乗り上げてしまい、真剣に連れ合いに助けを求めて、

やっとの事で無事に済んだ。

トンボに悪気は全く無く私の不注意だった。

しかし、トンボはそんな事にも気が付かずに、

大好きなリンダがいるので、夢中に遊んでいた。

トンボはまた一回りデカくなった気がする。

 

たしかに私を見た。

足の下に潜り込んできて

右足は通り抜けたが、

この後、左足の上に乗って来た。

私の救出後、また平然と庭を徘徊する。

リンダを見つけて、ワクワク。

ちょっ迫ったら、リンダは棚の上に避難しました。

寄って行くと、リンダもまんざらではありません。

トンボが背中を見せていくと、リンダが付いて行きます。

トンボとリンダは本当に友達です。

でも、ちょっとトンボが迫ると、リンダは離れます。

トンボは寂しそう。

トンボが行き来するところですが、この不思議な芝の模様は何でしょう。

どうしたら、こんな模様が着くのでしょう。

エッ、なにか呼んだ?

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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