KeePerインストラクターブログ

2021年12月20日(月)

『慣れ』と『麻痺』(萩原)

最近、本社のある愛知県大府市と、自宅のある埼玉県三郷市を行き来することが何度かあります。

以前は、電車で愛知と埼玉を移動をしていましたが、車での移動の方が何かと融通が利くので、最近はめっぽう車での移動が多いです。

 

その移動の途中、楽しみにしていることがあります。

その楽しみとは【富士山を見ること】です。

静岡県静岡市出身の私には、富士山はとても身近な山であり、高校生まではありがたいことに、いつでも見れる山でした。

少なくとも1週間、いや5日に1回は富士山をキレイに見ることができ、冬場の天候が安定した時期などは、連日雲1つない富士山を見ることができた記憶があります。

 

毎日、そんなキレイな富士山を見れる環境に身を置くと、そのこと自体が普通になってしまい、全くありがたいとは思いもしませんでしたし、見れるのが当然とも思っていました。

しかし、富士山を見る機会が少ない方にとっては、キレイに見える富士山はとてもありがたく、貴重なことであるにもかかわらず、その環境に『慣れ』てしまい、そのありがたささえも『麻痺』してしまった感覚です。

静岡を離れた今では、富士山がキレイに見えると、とてもありがたく感じ、『今日は運が良いな♪』とも思います。

この日も、残念ながら山頂部分が雲隠れで、なかなか姿を見せてくれません。

最近は10回に1回くらいしか、雲が掛かっていないキレイな富士山を見ることができていません。(勝率が低いです。。)

やはり、富士山は恥ずかしがり屋なのか、それとも、私が富士山に嫌われているだけなのか。

※所説ありますが、富士山は女性の神様が祀られていると言われており、恥ずかしがり屋でなかなか全貌を見せてくれず、雲に隠れてしまうことが多いとか。

『慣れ』と言うのは、良い面もありますが、悪い面の方が多いと感じます。

普段の生活や仕事において考えると、色々なことに慣れてしまっています。

まだ、結婚する前や単身赴任をしていた頃は、当然家事は自分で全てやっていましたが、今は家のことは全て妻に任せてしまい、もちろんありがたく思っていますが、それが普通になってしまっている部分も少なからずあります。

仕事でも、今の置かれている環境が普通になってしまうと、その環境に不平や愚痴が出てしまう。

 

極端な話かもしれませんが、世界中では、十分にご飯を食べられない人、戦争や紛争で家が無くなってしまい外で生活をしなければならない人、命の危険を常に感じながら過ごさなければならない人がたくさんいます。

熱中できる仕事があり、家族や仲間がいてくれて、暖かいご飯や風呂、布団があって、命の危険を感じることなく平穏に生活ができることに『慣れ』てしまい、そのことが普通に感じ『麻痺』してしまいがちです。

普段の生活や仕事において、今の環境が普通ではなく恵まれいること、たくさんのお客さまや仲間、家族に支えてもらっていて成り立っていることを、忘れないようにしなければと、富士山を見て改めて強く思いました。

 

ここからの10日間が、1年で一番お客さまに喜んでもらえる時期です。

たくさんのお客さまの、大きなご期待にキチンと応えられるよう、暖かい風呂に入り、栄養のある物を食べ、なるべく早く寝て、体調管理を徹底します。

 

萩原 大介 No,172

Posted by KeePerLABO at 12時12分

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