KeePerインストラクターブログ

2019年06月27日(木)

キーパーラボで学んだ事③ 奥村涼介 [東京営業所]

スタッフとのコミュニケーションにすごく苦労をした事を覚えています。
もう、3年も前の事ですが、私が店舗を任された時が人生で初めて部下を持った時でした。

 

はじめは、体よく部下を「使って」いましたが、それも長くは続きませんでした。
スタッフは、自分が思う事を否定され、理由もわからず、言うなれば、理不尽に言動や行動を監視され、強要をされました。
それが、仕事であるという人もいるかもしれませんが、それだけで、頑張れる人は少ないと思います。

 

当時の私は、人生初めての部下に舞い上がり、偉そうに、命令をして、大将を気取っていました。
思い返すと、恥ずかしい思いでいっぱいです。
何よりも、スタッフに申し訳が立たないと思っています。
それでもこんな私についてきてくれた事に感謝しています。

 

自分が間違っている事に気が付いた時は、スタッフがこの仕事を辞めたいと相談をしてくれた時でした。
私達の仕事は、サービス業でしたから、お客様が多くご来店される時は、必然的に土曜日や日曜日です。
周りの友達は、土日休みで、休みが合わないから辞めたいと勇気をもって、正直に相談してくれました。
しかし私は、そんな勇気をもって正直に相談してくれたスタッフを叱りました。
もちろん、理不尽に、です。

 

その時に私が放った言葉は、みんなだって休みたい。それでも頑張っているのだから、
君も頑張るべきだ。このような事を言いました。

 

それを言われたスタッフの顔を今でも覚えています。

 

しばらくすると、そのスタッフは、家族の都合で、この仕事をやめなければならないと私の上司に相談をしました。

 

その事を上司から聞き、私は怒り狂いました。
それは、嘘ではないかと、私には、こういった内容で話をもってきましたと、
恥ずかしい位に、上司に説明しました。
自分を守る為でした。

 

上司は冷静に、わかった。と本人から話を詳しく聞いてみると言い、
私は、そのスタッフを、またもや理不尽に嫌いました。
その事には一切触れず、いつも通りに業務を行いました。

 

しばらくすると上司とそのスタッフが面談を行い、結果退社する事になりました。

 

それからというものスタッフの事が信じられなくなり、余計に塞ぎ込んだ事を覚えています。
どうせ、最後には裏切られると思っていました。
なので、普段の業務は淡々と、行い、スタッフに対しての興味がなくなりました。

 

しかし、上司から、スタッフに対しての興味がなさすぎると言われて、以前の事を話ました。
その上司は、私から見てもすごい人でしたが、話の内容にすごく共感をした上で、
自分も同じ事をし、学んだ。上からものを言ってはいけない。
スタッフはスタッフの思いがある。間違っている事もあるが、そうではない事ももちろんある。
スタッフの気持ちを頭ごなしに否定してはいけない。
お客様と同じ様に、相手の立場になって話を聞く。それがコミュニケーションになる。
スタッフは宝だ。

 

半信半疑ではありましたが、上司のいう通りに、少しずつ、話を聞き、自分なりのコミュニケーションを取り始めました。

 

結果、スタッフは自分が思っている以上に、遥かに仕事に対して、真剣でありました。
それをどう表現していいかがわからないだけで、
それを生かす事が出来なかったのは、ほかならぬ自分であったと理解しました。

 

強く反省をし、辞めさせてしまったスタッフに対し、言いようのない後悔がありました。
相手の立場になって考える。
相手の話をよく聞く。
こちらの都合だけで話をしない。

 

お客様だけじゃない、誰にでも必要な事だと改めて学びました。

 

香港のパンダ。かわいい。

Posted by 東京営業所 at 18時06分

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