2020年11月29日(日)
今でも後悔している【賀来】
私は、今でも過去の自分の『選択』で大きく後悔している事
があります。
それは、私が16歳から出場していたバイクレース時代の事です。
たまたま、初出場したバイクレースで運がよく優勝をしてしまった。
それから、レース活動に没頭しました。
沢山のレースに出場しまくり、勝ったり負けたりしながら、
経験を積みました。
この勝ったり負けたりすることで、
自分自身が努力するので着実に速くなってきました。
階級を着実に上げ、とうとうプロレーサーになる目前まで
きました。
ここで、大きなターニングポイントが来ました。
それは、出場するクラスを選ぶ事です。
選択①
排気量250ccの2サイクルクラス
一番の激戦クラスであり、有名レーサーなど多数輩出してきた
選択②
排気量400ccの4サイクルレース
激戦区ではないが、有名チームが多数出場しているクラス
私は、②を選びました。
今だから思いますが、ある意味、勝てそうなクラス、
言い方を変えれば楽な方を選んだのかもしれません。
そして、レース結果は、8戦中6勝し、
シリーズチャンピオンを獲得しました。
シリーズチャンチャンピオンを取れば、当然翌年は、
名門チームからプロになるためのオファーがきました。
私は嬉しくなって、チームの一員となりました。
しかし、プロのレースでは大きな試練の連続でした。
早い奴らの集まりである、全日本選手権では、
今までのような走りが出来なく、タイムが出ません。
焦ってくるので転倒も多くなり、
まったく、結果が出ませんでした。
逆に、選択①の激戦区で走っていたライダーたちが、
全日本選手権では上位を独占する事となりました。
私は2年間のプロレーサーを経験し、
これでは長い間ご飯は食べれないと判断し、
引退を決意しました。
そして、仕事とトーナメントに没頭しはじめたのです。
今でも後悔している。
あの時に、一番の激戦区である選択①をなぜ選ばなかったのだろうか。
一番速くなれる時に、①選んでいたら、
自分自身が大きく成長し、速くなれた可能性があったはず、
人生が大きく変わっていたのかもしれない。
私は、選択②を選び、一番速くなれる時に、
楽を覚えてしまった。
楽をすることで、自分で自分自身に蓋をし、
自分で成長を止めてしまった。
もうすぐ、一番の需要期である12月が始まります。
毎年、劇的なドラマが生まれます。
一番成長できる、若い時には、絶対自分に蓋をせず
、大きな目標を掲げ、それに突き進んでいくべきです。
それが、大きなやりがいに繋がり、結果、自分の幸せ、
家族の幸せにも繋がります。
間違いありません。
なんせ、私は今でも後悔しているのだから・・・・・・
賀来聡介
Posted by 広報 at 19時11分
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