谷 好通コラム

2004年05月02日(日曜日)

947話 ボオ-ッとします

今日の朝、8時からテレビニュースのための撮影が行われた。
5月11日放映予定の中京テレビ「ニュースプラス1」
「ナノテクノロジー」がテーマで
その1つとして「アクアキーパー」が取り上げられるのだ。

 

宣伝になるのでありがたいが、
テレビの撮影はいつもながら疲れる。
何気ないショットでも、ずいぶん手間をかけて撮る。
多分、1分かせいぜい2~3分の出番なのだろうが、たっぷり3時間かけた。
アイ・タック側は、森部長が相変わらずそつなく対応をこなしてくれている。

 

泥がかかったボンネットにバケツの水をザバっとかけると、
泥が流れてきれいになって、
レポーターのお姉さんが「ワーッすごい、きれいになっちゃった!」と驚くシーン。

 

 

これだけで1時間以上たっぷりかかった。
自然にドロドロになったように車を汚すのに一苦労で、
植木用の土をボンネットにたっぷりかけて、水をかけて、エアーガンで散らす。

 

こんなことをするとは思ってもいなかったので、
普通に背広を着て行ったら、
ズボンに泥が飛び散って、こんなざまになってしまった。

 

 

今回は私の出番はない。
主役はロケ地である“快洗隊安城店”の藤村マネージャー、
彼は汚れてはいけないので、泥の作業はさせられない。

 

 

よくテレビのグルメ番組で、
レポーターがどこかの食べ物やさんに行って、
何かご馳走を食べ「おいし~~~ッ」ってやってるが、
あのシーンを撮るために、誰がどれだけ苦労しているかを思うと、
素直に「うまそ~」と思えなくなってしまっている。

 

藤村マネージャーにしたって、
ゴールデンウィーク真っ最中の忙しい店が気になりながら、
ニコニコしながらインタビューを受けるのは、大変だったろうと思う。

 

5月11日中京テレビの「ニュースプラス1」
(中京地域だけのローカル番組で、全国の方はご覧いただけないが)
そんなことを思いながら見てみるのも面白いかもしれない。

 

 

・・・・
今年ももう四ヶ月が過ぎた。
一年の三分の一が終わったわけだ。

 

1月は、3ヵ年中期計画を一生懸命つくり、国内をずいぶん歩いた。
年の初めは、いつもこんな感じ。
今年、皆に約束したこと
「今年は、絶対に新製品を出さない。だから、しっかりと足元を固めて欲しい。」

 

2月は、
レースの初練習、とても寒い日であった。

 

 

今年初めての上海行きも2月であった。
オートパラダイスの土地探しで、何度も東京に足を運んだ。
彼らにとっても一番苦しい時期であったに違いない。
2月も終わる頃、突然、車聖の社長任さんが通訳を伴ってアイ・タックを訪問し
快洗隊を見て、「これだ、私の探していた洗車だ」と目を輝かせた。
車聖さんは、インターネットで快洗隊を探し当て、わざわざ訪ねて来てくれたのだ。

 

3月
幕張IAAEのショーがあって、またものすごくたくさんの縁が出来た。
この月が一番激しく動いた月である。

 

3月に動いた軌跡
札幌・名古屋・刈谷・幕張・福岡・美祢・久留米・大阪・広島・福岡・神戸・刈谷
(ここまでで10日)
東京・仙台・刈谷・東京・横浜・川口・刈谷・東京・茂木・刈谷・福岡・刈谷・上海4日
刈谷・東京・刈谷・高槻・刈谷
1ヵ月にこれだけ動いた。
これでも手帳に書いてあった分だけであるので、本当はもっとこまかく動いている。
しかし、これはチョッと動き過ぎであって、
決していい仕事が出来たとは言えない。

 

エポックは美祢のJr.耐久レースで2位になったこと。
とても思い出深いレースであった。

 

暖かくなって、動物たちが動き始める。

 

 

今年は桜が見事に咲いて、やがて4月を迎える。

 

 

4月は、
3日間の台湾行き、
7日間の上海行き
上海ではショーを通じて、多くの縁が出来た。
新設の上海の連絡事務所には、上海を中心に中国のほとんど全土と
数カ国の会社数十社から「早く来てくれ。」の声がかかる。
世界に対して一挙に窓が開いた感じ。

 

最終日が終わって、みんな疲れたが、充実感たっぷり。

 

 

それに加えて、日本国内でも業界トップの会社と深い関わりが始動した。
それも3つの業界のトップシェアを持つ会社と、なぜか同時にだ。
しかも、その動きの主役は私ではない。
関東の鶴見部長であり、
谷専務であり、
?快洗隊の畠中社長たち
このことは、アイ・タックにとって大きな意味を持つことだ。

 

新しい快洗隊も4軒いっぺんにオープン。
アイ・タックの大きな転換期となる4月であった。

 

 

チョッとくだびれた。
だから、明日から3日間だけグァムに行って休憩してきます。

 

今回は出来るだけ静かにしていようと思う。
波が静かなリーフに浮かんで、ボオーッとしていようと思う。

 

 

(でも、GUNはしっかりやるのだ。)

 

明日から3日間、このコラムお休みにするかもしれません。
書きたくなったら、書くだろうけど、
3日間だけ休むかもしれません。

 

だから、3日間だけ書いていなくても心配しないで下さい。
体を壊したわけではありません。
ただ、ボオーッとしているだけですから。

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2004年05月02日(日曜日)

946話 西条から和泉へ

久し振りのフォッカーに乗る。
四国の西条、車楽さんの快洗隊を訪問するため
名古屋→松山の中日本エアーライン(NAL)の飛行機フォッカー50に乗っているのだ。

 

このNALが、今度、ANAに合併吸収されることになりそうだ。
以前の新聞に、そう書いてあった。

 

あれっ?と思った。
このNALは名古屋空港を本拠地とする唯一の定期便を持つ航空会社であり、
地元の名古屋鉄道、通称“名鉄”の子会社である。
堅実な経営で、コミューター便としては日本で唯一の黒字会社のはずである。。

 

燃料効率の非常に良いターボプロップ機フォッカー50で機体を揃え、
スチュワーデスさん全員が、
(普通の航空会社では客室乗務員と呼ぶが、NALはスチュワーデスと呼んでいる。)
飛行機の客室乗務だけでなく
チェックインカウンターに立ったり、
乗客をバスへ誘導する係から、機内の清掃まで
何でもこなしている。
機内の掃除は、なんとパイロットまでが参加している。
航空不況以来、アメリカなどではそんな航空会社もあるそうだが、
日本ではNALだけではないだろうか。
徹底したコストダウンを実行して、唯一黒字を出しているたくましい会社。

 

そのように3年ほど前のコラムに書いた事がある。
しかし、実態は、それでもかなり苦しかったようだ。

 

ショックだったのは、
NALの事業部門で一番の黒字を出していたのは、
名古屋空港の“売店”であり、
航空部門自体は赤字であったということ。

 

スチュワーデスさんからパイロットまでが、
なりふりかまわずコストダウンに努力しているのに、
そして、乗機率もかなり良かったのに、
機体もフルに活用していて、
非常に効率のよい経営をしていたように見えていたのに・・
さすが、名古屋の航空会社と喜んでいたのに・・
航空部門は赤字だったとは、
しかも、その赤字を埋めていたのが、みやげ物売りの“売店”であったとは、
何か、すごくがっかりした。

 

航空事業とは、今、そんなに厳しいのであろうか。
改めてそんなことを思ったのでした。

 

航空部門のように
どんなに格好のいい、かつ、規模の大きな事業でも
その内容が赤字の経営ならば、ただの損失の素であるだけで
それが空港の売店のように、
主人公がおばさん達であるような地味な部門でも、
黒字経営であるならば、会社にとっては貢献の部門である。

 

経営とは、黒字を出してなんぼ。
それが前提である厳しいものなのか。

 

 

(ここから帰ってきてから書く)

 

朝一番のNALに乗って松山に出て、
松山から伊予西条までJRで約40分。
今月半ばにオープンした“車楽”快洗隊を訪問した。

 

 

奥行き10m、間口50mの超扁平の土地に素晴らしい設計の快洗隊。
これで、建設費1500万円とは、奇跡的なコスト

 

 

待合室と3台が入る施工場は、ガルバリウム鈑金で質感たっぷりであった。

 

 

車楽社長の横井さん

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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