谷 好通コラム

2004年07月27日(火曜日)

996話 KeePre times

今日は、何日も前から書き始めて、なかなかうまく書けずに
何度も書き直したKeePreタイムス8月号、私の担当記事の原稿を、
何とか書き上げなくてはと思って、仕事の合間を縫って書き上げた。

 

あ~くたびれた。ということで
今日のコラムは、この原稿をそのまま上げて、
996話としてしまうことにした。
(たまには、こんなズルをしてしまってもいいのだ。)

 

最後の方に面白い写真が乗っていますので、我慢して記事を読んでやってください。
途中で読み飽きたら、跳ばしてもいいですよ。(^_^;)

 

 

以下、KeePreタイムス8月号より。

 

「キーパーが広く支持されているわけ。」

 

KeePreが世の中に出てからそろそろ10年になる。
その間に、品質改良は細かく積み重ねられたが、基本的には開発当初の仕様がそのまま使われていて、コーティング剤としては異例に長い商品寿命を示している。
しかも、KeePreの出荷数量は今なお伸び続けており、それに比例してKeePreユーザーも増え続けているとも言える。

 

KeePreを支持しご利用いただいて下さっているのは、全国のガソリンスタンドを始め、多くの施工店さんであるが、施工店さんにしても、そのお客様の支持、つまり、KeePreを自分の車に、お金を払ってやってもらっている“お客様の支持”があってこそ施工を続けられるのであって、KeePreの支持とは、まさにユーザーの支持に他ならない。

 

何故、KeePreがこれほどまでに長い間、しかも多くの人に支持されているのか、その秘密を3つの項目に分けて探ってみたい。

 

KeePreが広く支持されているわけ
その1.
「ボディーチューンナップコーティング、塗装面改善の方向性。」

 

☆繰り返すほど塗装が良くなるKeePreはいまだに独創的
KeePreの語源は、「Keep uP care」と言って、車の塗装を「Keep 守り」「uP 向上させる」「care お手入れ」という意味である。
その語源の通り、KeePreはコーティングをしたその時に素晴らしいツヤを作り出すだけでなく、繰り返すことによって、塗装を削ることなく、塗装そのものを質的に向上させていくという独創的な特徴を持っている。
塗装を良くする事で作り出されるツヤは、一般のワックスなどのツヤようにギラギラしたものではなく、塗装が本来持っている深いツヤで、KeePre独特なものである。

 

KeePreを愛用していた車が、途中で何らかのワックス掛けなどをしたら、車の持ち主も、いつもの施工店のスタッフも、すぐ「ツヤがおかしくなった」と気がついたという話をよく聞きます。

 

KeePreが広く支持されているわけ
その2.
「『40日~2ヶ月ごとの感動』が、自然な欲求と感じる客層が多い。」

 

☆超長寿命型コーティングも増えた。
カーディラーが、新車購入時に半ば強制的にくっつけてくる「○○年持ちます。」という超長寿命型?コーティング。
あるいは、水をはじかない“ガラス”、つまり二酸化珪素をボディにくっつけるガラスボディーコーティングも出現した。「アクアキーパー」も、この類のコーティングである。
どれもKeePreを開発した当時には無かった商品である。その一つ一つが世に出てきた時、すわっKeePreの危機か?と思ったこともあるが、KeePreは減るどころかますます増えている。

 

☆しかし5年持つというコーティングは?
3年とか、5年とか非常に長い寿命を謳っているコーティングが、ディーラーなどでの新車購買の時点で勧められている事がよく見られる。この手のものについては私自身は懐疑的であり、「途中で何度もメンテナンスを自分でして下さい。または有料でします。」という条件付で“5年持つ”と言われても、「それで5年持つとは・・・無茶だ。」と思ってしまうのだ。ユーザーのリピート率も低いようで、KeePreのコンペティッターとは考える事もないようだ。

 

 

☆それぞれの良さがあり、好む客層もそれぞれである。アクアキーパーは新しい流れ。
最新の技術で、ガラス(二酸化珪素)をボディ上にコーティングし、ボディを無機質化して汚れを着きにくくしてしまうコーティングが一つの大きな流れになっている。
ガラスをボディにコーティングする技術は、大きく2つの方法がある。
1つは、シランカップリング剤という有機と無機を強力にくっつける(カップリング)ケミカルを液状のガラス(無機)に混合して、塗装(有機)にスプレーし、熱いガラス被膜を作るタイプ。これは、非常に強力な被膜を作ることになるが、反面、施工の難しさもある
(再施工はさらに難しい)。また、厚いガラス被膜はうろこ状の無機質の斑紋が着き易い欠点もあるのではと、これらの施工店の中では常識となっている。

 

もう一つの方法が、特殊なセラミックスに二酸化珪素を含ませ、水をセラミックス間に通し二酸化ケイ素を溶け込ませた上で塗装上にぶつけ、“ナノ”レベルの非常に薄いガラス被膜を作るタイプ。アクアキーパーがこの方式だ。この方式では派手さはないがシランカップリング剤を使う方式が持っている欠点はほぼない。

 

いずれにしても、無機質である二酸化ケイ素をコーティングすると、確かに汚れにくくなり、ガラス状のコーティングによるツヤも非常に長く持続する。
特筆すべきは、洗車のし易さであり、水洗いあるいはシャンプーでの洗車だけで、驚くほどきれいになる。

 

しかし、私の車もアクアキーパーで施工してあるが不満もある。定期的な感動が無いのだ。ジワーーっと汚れてきて、洗うとキレイになる。その繰り返しで楽は楽なのだが、なぜか感動が無いのだ。
この手のガラスボディコーティングは、楽してきれいな車に乗っているのには大変便利なのだ。だから、このような楽なカーライフを好む方には「こんなのが欲しかった」と、最高のコーティングなのだろう。だから、売れるし、ノークレームなのだろう。

 

☆KeePreは「40日~2ヶ月ごとの新たな感動」 30分。5000円
KeePreを施工すると、普通のワックス・撥水剤を掛けたよりかなり汚れにくくなる。
そして、ツヤも塗装本来の色艶が出る。私はKeePreの自然なツヤが大好きだ。
それでもやはり雨が降ったりホコリが被ったり油汚れが着いたりして、汚れていく。
何度か洗車をするうちに、KeePreの被膜表面も少し傷んできて「そろそろKeePreするか」という気持ちになってくる。環境に差にもよるが、40日~2ヶ月ぐらいでそんな気になってくる。
そして、近くの施工店に行ってKeePreをやってもらう。30分で約5,000円。
「ズバッ!」出来上がったら、またいつもの感動だ。仕上がるたびに、新車の感動を味わえるのは幸せである。
何とも自然ではないか。
私は、床屋はあまり好きではないが、床屋が好きな人が散髪をしたときと同じような気持ち良さなのかもしれない。

 

KeePreが広く支持されているわけ
その3.
「全国の施工店さんの技術力が高いから。」

 

☆ケミカルとは道具。技術が伴ってはじめて活きる。
極端な言い方ではあるが、「ケミカルとは単なる道具である。」と考えている。
「ファイナル1」も「ベースアップ2」も「ホワイトロン」も「爆白」も、そのほかのケミカルも、ケミカルとして十二分に研究され、快洗隊などの実際の現場において十分な検証を受けた実践的な非常に優秀なケミカルであると自負している。
しかし、いかに優秀なケミカルであっても、ケミカルとは所詮道具であって、適切な方法でかつ十分に訓練された技術をもって使用されなければ、出来上がったコーティングは優秀な性能を発揮するどころか、当たり前のワックス程度の性能すら出ないこともある。

 

優秀な道具は確かな技術があいまって、初めて優秀なコーティングが作られる。
キーパーの施工マニュアルは机上で作られたものではなく、施工経験の豊かな技術者が、快洗隊などの実際の店舗で練り上げた非常に実戦的なマニュアルであると確信している。

 

☆施工店さんの技術に対する旺盛な学習欲
各種のキーパースクールの存在が大きい。10年以上前から始まったこのスクールは、今では毎月定期開催10箇所以上、不定期開催も含めると20箇所以上で開催され、1年に1万人を超す参加者がある。
このような規模のスクールは他に類を見ないもので、施工店さんの技術に対する学習欲が実現させたことだ。
これは、良いコーティングとは、優秀な道具であるケミカルと共に、適切な施工方法と十分に訓練された技術によって実現できるということを、全国の施工店さんがよくご存知である証拠でもある。
また、3ヶ月ほど前のキーパータイム誌において、「キーパーテキスト・実践編」の無料配布を掲載したら、なんと2000冊以上もの申し込みがあり、これは施工店さんの旺盛な学習欲に改めて驚くと共に感心した。

 

 

KeePreは、実に全国の技術力の高い施工店さんによって、ユーザーの高い支持をいただいている一番大きな要素である。

 

以上

 

長~い話でした。
ホントに長い話でした。
お疲れ様でした。
でも、これでも最初書いた原稿の1/3ぐらいにしたものなのです。
私の文章は、どうしてもこんなに長くなってしまうのですね。
反省です。

 

ところで、
突然思いも寄らぬものがメールで届きました。
上海で快洗隊を作っている車聖さんが、
「車聖快洗隊」なるロゴを大量に送ってきたのです。

 

私は、今度のレースで、仕事のスケジュールが詰まってしまい、
上海の快洗隊のオープニングセレモニーに出席できず、そのお詫びと
今度のレースで、車聖さんのロゴをレースカーにぜひ貼るので、
ロゴのデータを送って欲しいと、
メールを送ったのだ。

 

そうしたら、なんと「車聖快洗隊」なるロゴをいっぱい送ってきた。
「いつの間にこんなん作ったんじゃ」と、空いた口が塞がらない。

 

張ったろうじゃないか、

 

 

しかし、中国語になった快洗隊のロゴ
この車にどうやって貼ったらいいんだろう。

 

 

何はともあれ、
十勝は、でっかくて、涼しくて、ムチャクチャ気持ちがいいのだ。
ああ、楽しみだ。

 

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