谷 好通コラム

2007年02月12日(月曜日)

1573.オールヌード富士

昨日、2月9日は全国の営業所の所長が集まってくる会議であった。
たくさんのことが話され、議論され、内容の濃い会議であったと思う。
この手の会議では、
とにかく皆からの意見が出され、
議論が盛り上がる会議であって欲しいと願っている。
そういう意味で、このところ、あるべき姿に近づいてきたと思い、
みんなで喜んでいる。

 

それでも、この会社のもっとも重要であるこの会議は、
終わるとぐったりするほど疲れる。
頭が疲れすぎると眠れなくなることもあるが、
会議の後は、懸案の事がたくさん解決されるので、頭は疲れてもすっきりしている。
だから、よく眠れる。

 

今日は、朝ゆっくり寝て、
午後から千葉・松戸に向かった。
途中の新幹線から見た富士山が、久しぶりに全裸であった。
こんなにはっきりと富士山の全貌が見えたのは、何ヶ月ぶりであろう。
富士山の前を通過すること何十回目のことであろう。
それなのに、カメラが無い。
岡山で忘れてきたコートに中に入ってままのカメラは火曜日にしか帰ってこないのだ。
残念だ!

 

それでも、同行の池本常務が携帯でかろうじてその姿を撮ってくれた。
携帯のカメラで富士山を撮るとこんな風に写るのか。

 

 

富士山は私のラッキーシンボル。
あんなにきれいな富士山が見えたので、
松戸では、やっぱりすごくいい事があったのは当然である。

 

こんなに嬉しい事は滅多にない。
うれしかった。

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2007年02月12日(月曜日)

1572.コートが戻ってくる

(この話は2月10日に書いたものです。)

 

昨日はなんと20時間で、やるべき仕事と移動を果たした。
新神戸から名古屋への最終便は、
いつものように一人ならば結構つらいのに、
私と鴨井君、畠中君と山戸さんの四人で楽しかった。
(大阪営業所責任者の山戸さんは、今日開かれた所長会議に出席のため)

 

新幹線の電車の中は、三日間の連休の前日とあって満席であった。
だから、四人ともバラバラの席で、
みんなで話が出来るわけではなかったが、
みんなと一緒に乗っていると思うだけで楽しい。
私はいつのように電車に乗っている間中ほとんどパソコンを叩いているので、
一人であろうと、何人かであろうと一緒なのだが
一人で電車に乗っていると、やっぱり何となく寂しいのだ。

 

満席電車の中は、遊びに行く若者がほとんどで、
ネクタイをしていかにも仕事をしている奴は私達を含めて僅かであって、
皆が遊んでいる中で自分たちだけが仕事なのは、
昔は虚しく感じることもあったが、
今は仕事が楽しくて、そんなことを全く感じることはない。

 

ものは考えようで、
皆が遊んでいる間に、自分は仕事が出来る分だけ得したような気がするのだ。
皆が仕事をしている時に、
自分だけ遊んでいることが得だと感じる人もいれば、
その逆に感じる者もいるということで、
別におかしいことではない。

 

同じような意味で、
皆が苦労している時でも、
自分は楽をすることが得であると思う者もいるが、
その逆に、皆が苦労をしている時、
自分もそれを共有して、みんなと一緒に苦労することが楽しいと思う者もいる。
人それぞれなのだ。

 

しかし、
皆が苦労している時でも、
自分は楽をすることが得であると思う者は、
苦労をしている皆からの信頼を失い、
それを取り戻す事は至難の業であることを知らないので、
実は、ものすごく損をしていることを知らない。

 

 

昔、発明王のエジソンが言った言葉で、
「発明は1%のひらめきと、99%の努力によって生まれる。」というものがある。
これは、天才的なひらめきで素晴らしいアイデアが浮かんでも、
それは1%の部分であって、
そこから凄まじいばかりの努力が必要であり、
それがあって初めて役に立つ現実の形に実現する。
世の中で役に立つよう発明の99%の部分は、実は努力にある。
ひらめきだけでは、それがいくら天才的なものであっても、
何の役にも立たないという意味だ。

 

しかし、この言葉の意味には、
努力だけで99%までは色々な物を作る事は出来ても、
1%の天性のひらめきが無くては、
99%は99%でしかなく、100%にはならないという意味もあるそうだ。

 

最初の1%が無くては、
あとにどんなに努力をしても99%までしかならないという
凡人には実に厳しい言葉でもあるのだ。

 

その最初の1%とは、
持って生まれた天性であり、あるいは、磨かれた特別な感性なのであろう。
そして、それを持ち合わせている人とは、きっと稀少な人なのであろう。

 

しかし、そんな希少な要素を持ち合わせていても、
それに加えて、99%の努力が出来るパワーと情熱を持っていなければ、
稀少な天性とか感性から得たものも、ただの1%でしかなく、
何の役にも立たない。
と、これまた天才に対して厳しい言葉なのだ。

 

ラクする奴は、彼が凡人であろうと天才であろうと、
どっちみち役に立たない、カスのような存在であるということだ。

 

人間、ラクをしない方が、絶対に楽しいし、絶対に得なのである。

 

 

 

昨日、松山から岡山に向かう列車「しおかぜ○○号」の中に忘れてきたコートが、
戻ってくる事になった。
もちろんコートのポケットに入っていたカメラも一緒である。
岡山駅の「拾得物預かり所」に電話をして訊ねたら“あった”のである。
来週の火曜日に“受取人払いの宅配”で戻ってくる。

 

やっぱり私の忘れ物は、必ず戻ってくる!
確信を持った日であった。

 

だから、まだカメラが手元に無いので写真は無しです。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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