谷 好通コラム

2008年04月17日(木曜日)

1893.雨の中を車で走る幸せ

昨日のバカバカしいほどの方程式はひどかった。
夜の10時に書き始めて、1時間ほど書いたころ、
やたらに要素の多い方程式のドツボにはまり「やばいなー」と思いつつ、
もうちょっとだけ、と思い、考え、書いていき、何度も書き直して、
とうとう深夜1時過ぎ。
あんなややこしいことをやったので「ガックリ」
目はボロボロ、頭はグルグル、
「何でこんなもの書き始めちゃったんだろ」とボヤキながら、途中で放り出した。
深追いは傷を広げる。
それを絵に描いたような3時間半。
もう十分に懲りたのです。

 

ならばブログに載せなきゃいいのに、
「失敗は失敗で、まぁいいか。」で載せてしまったのは、
皆さんの迷惑をかえりみない二重のバカであった。

 

 

 

朝から雨だ。
雨が降っている中を車で走ると、妙にうれしい。
ちょっと幸せな感じすらする。

 

こんなに雨が降っているのに、
その中を走りながら、自分はまったく濡れないのだ。
そのことだけで小さな幸せを感じるのは、
私の原体験にその理由がある。
(雨の日には商売上がったりの洗車ビジネスの関係者としては、不謹慎であるが)

 

40年以上前、
小学生であった私が近所の友達と
自転車に乗り、1時間ほどかけて日光川の堤防に釣りに行った時のこと。
潮が悪かったのか目的の”ハゼ”は一匹も釣れなかった。
それに、持っていった昼めしが菓子パン一つだったので腹も減った。
おまけに雨がだんだんひどくなって
「もう帰ろう」となったのだが、
何の収穫もないまま、腹ペコで、強い雨の中を自転車で1時間はつらい。
冷たい雨が体力を奪っていくのか、
「腹が減った」から「飢え」に変わり、
真剣に「オニギリが食べたい」とオニギリの幻想すら見たような気がする。
私は小学生のころ、「雨の冷たさに体力が奪われていく」のを
実感として体験したことがあるのだ。

 

そんな体験が私の脳細胞の奥底に残っているのだろう。
今の季節、雨がまだ冷たいころ、
車で雨の中を走ると「寒くない」「飢えていない」自分に幸せを感じるのだ。

 

雨の中、市内を走っていたら、
「花水木」の花が、いっぱい咲いていた。
日本は「桜」が春の風景の一番だと思っていたが、
いつからか「花水木」が大人気となり街路樹としてたくさん植えられたらしく、
あちらにもこちらにも、赤、ピンク、白と咲き乱れていた。
桜には桜の華やかさ。花水木にはまた違ったきらびやかさが。
何と幸せなことか。

 

 

桜も、花水木も、街のいっときのお化粧のようなものか。

 

以前、私はあまりお化粧というものが好きではないと書いたことがあるが、
「化ける」ということが好きではないだけで、
お化粧自体が嫌いであるわけではない。
ほんのりのお化粧は、その人の魅力を引き立てて素敵に思うことが多い。
しかし、「化ける」はやっぱり良くないと思う。
皆さんはこれを見て、そう思いませんか?
何日か前、隣の市の写真館で、公式用に自分の写真を撮ってもらった。
きちんとした写真館で、それは良かったのだが、
出来上がった写真を見て大笑い。
その写真館は「サービス!」で、
私の写真の顔を「若く!修正!」した写真を1枚だけ造ってくれたのだ。

 

・顔全体からシワを取って(若く)
・あごが何となく細く(痩せる)なっている。
・おまけに鼻の横のホクロまで取り去ってあるではないか。スゴイ。これぞ「化ける!」である。

 

※元の写真

 

 

お化粧つながりであるが、
ちょっと外れるか、男のヘアーについて。

 

まず、「美容院」で一回8,000円(白髪染め含み)。でも、1年に3回しか行かないそうだ。
※年間24,000円

 

 

次に、「格安理髪チェーン店」で一回1,000円。1回15分を毎月行くそうだ。
※年間12,000円

 

 

オジサンの標準。普通の街に床屋さんで一回3,700円。約3ヶ月に一回。
※年間14,800円

 

 

みんな、大体オジサン。(H.オサム。君ももうオジサンなのだ。)
オジサンという共通項の中で、どちらが、どうなんでしょうね。

 

このあと、「車の美容」という概念について書いてみようと思っている。

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2008年04月17日(木曜日)

1892.私は算数が強かったはずだが

前の話、「架空の単身赴任の亭主と奥さんの場合」において、
二つの方程式を出した。

 

「亭主が稼いだ金(A)-亭主に与える金(B)=奥さんを含めた家族の利益(C)」
この方程式は、
目先のことだけを考えれば正解なのだろうが、
実は、亭主が稼いだ金(A)は定数ではなく変数であるので根本的に間違っており、
変数(A)は、
「亭主が稼いだ金(A)=「能力」×「効率」=家族からの愛情(H)の二乗」
の方程式かが成り立つので、
これを最初の方程式に代入すると
「家族からの愛情(H)の二乗-家族からの愛情(H)=奥さんを含めた家族の利益(C)」となる。
奥さんを含めた家族は、稼ぎ手であるご亭主に感謝し、
亭主に精一杯愛情を注ぐと、
「豚もおだてりゃ木に登る」がごとく、亭主は一生懸命働き、
積極的に能力を上げて、いっぱい稼いでくれる。その方が家族の幸せのためだ。
こんな話であった。

 

これを、商売における店舗側とお客との関係に置き換えてみると面白いのでないか。
商売とは、
「得たお金(A)-失うお金(B)=儲かったお金(C)」
だから、 (A)が出来るだけ大きく、(B)は出来るだけ小さければ、(C)が大きくなる。
そういう意味では単純だ。

 

得たお金(A)とは、
つまりお客様が払ったお金=売価(D)であり、(A)=(D)
また、失うお金(B)とは、仕入れ金額(F)+経費(G)で、
⓪(B)=(F)+(G)となり、
経費(G)=(B)-(F)ともなる。
売価(D)とは、そのお客様にとってその商品が自分の欲しい物or必要な物であり、
その「欲求度」or「必要度」=(D)の大きさよりも小さい金額(E)ならば「買う」。
つまり(D)>=(E)。
しかしここでは計算が面倒なので、
(E)の最大値である場合の(D)=(E)とする。
?(A)=(D)=(E)

 

次に、売価(D)を売る側から考えてみる。
(D)の内訳は、仕入れor原料費(F)+経費(G)+利益(C)
(D)=(F)+(G)+(C)
しかし、?(A)=(D)=(E)なので、
?(E)= (F)+(G)+(C)となる。
あるいは?b(C)=(E)-(F)-(G)ともなる。
この場合、仕入れ(F)は一定の決まった数だとする。
経費(G)は、
人件費(H)+営業にかかる諸経費(I)+企画に関わる費用(J)+減価償却(K)+教育費(X)
?(G)=(H)+(I)+(J)+(K)+(X)

 

お客様の側から売価(D)=(E)を見ると、
仕入れor原料費(F)+「付加価値」(L)+店舗の良さ(M)+接客の感じ良さ(N)となって、
?(E)= (F)+ (L)+ (M)+(N)

 

売り手側から見た
?(E)= (F)+(G)+(C)と、買う側から見た(E)= (F)+ (L)+ (M)+(N)を合わせると、
(F)+(G)+(C)= (F)+ (L)+ (M)+(N)となり、
式の両側に(F)がプラスであるので、消すことが出来、
(G)+(C)= (L)+ (M)+(N)となる。あるいは、?(G)= (L)+ (M)+(N)-(C)

 

これに、
接客の感じ良さ(N)は、人件費(H)+教育費(X)
(N)=(H)+(X)を代入し、
(G)+(C)= (L)+ (M)+ (H)+(X)となり。
そして、付加価値(L)とは、人の能力(O)+企画力(P)となるので、
(L)=(O)+(P)
そして、人の能力(O)+企画力(P)は、人件費(H)+教育費(X)による部分が大きいので、
(O)+(P)≒(H)+(X)を代入して
?(L)≒(H)+(X)となる。

 

話を最初に戻して、
基本になるのは、
「得たお金(A)-失ったお金(B)=儲かったお金(C)」だとすると、
「(A)-(B)=(C)」
※まず?(A)=(D)=(E)なので、
「(E)-(B)=(C)」(又は「(E)=(B)+(C)」ともなる)

 

そして、買うか買わないかはお客様が決めるので
※?(E)= (F)+ (L)+ (M)+(N)を入れて、
「(F)+ (L)+ (M)+(N)-(B)=(C)」

 

※⓪(B)=(F)+(G)を代入すると
「(F)+ (L)+ (M)+(N)-((F)+(G))=(C)となって(F)が消え、
「(L)+ (M)+(N)-(G)=(C)」となる。
※次に?(L)≒(H)+(X)を代入すると
「(H)+(X)+ (M)+(N) -(G) =(C) 」
※?(G)=(H)+(I)+(J)+(K)+(X)で、
「(H)+(X)+ (M)+(N) -((H)+(I)+(J)+(K)+(X)) =(C) 」
二重カッコを取ると、
「 (M)+(N)-(H)-(I)-(J)-(K)=(C)」
・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
多分、こんなゴチャゴチャになってきた方程式を、
しっかりとお付き合いしていただき、読み進んだ人は、まずいないとは思うが、
ごめんなさい。
書いている本人である私にも、方程式がよく解らなくなってきてしまった。
夜10時から書き始めて、今、日付が変わって午前1時半をかなり回っている。
ギブアップです。
参りました。(-_-;)

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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