谷 好通コラム

2012年08月03日(金曜日)

一日中本社にいると目がつらい

今日は珍しく一日中本社事務所にいます。
予定では広島に行って、拠点会議に出席後、とんぼ返りで愛知に戻り、
KeePerタイムスの初校会議に出るはずだったが、
駅までの往復もいれて約7時間の行程は、
この後続く予定を思うと、とても大変だと思い、
テレビ会議システムでの参加とした。

 

その代わり明日、新潟への日帰り出張を入れてしまった。
新潟へは約1時間の飛行機での往復なので、広島の半分以下の負担で済む。
札幌、仙台、東京、横浜、大坂、広島、福岡の営業拠点への移動は、
断然、広島への時間が一番かかるので、
つい、足が遠のいてしまうのはいけないことです。
しかしそれにしても飛行機だって、
ここひと月で10回も乗ったのは、少々くたびれてきた。

 

移動は休憩中、あるいはPCで集中して文章を書ける絶好の時間と言って、
平気であったはずだが、あまりにも移動が重なるとやはり嫌になってくる。

 

かといって、今日のように
一日中PCに向かってキーボードを叩いているのも、
ものすごく目が疲れてきて、これはこれでつらい。
ならばどうしたらいいのか。わからない。
こんなことを書いていても、
余計に目が疲れるだけで仕方ないので、もうやめよう。

 

ちょいの間の、会議と会議の合間にて。

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2012年08月03日(金曜日)

「LABO」とは「先進的」「最先端」

アイ・タック技研㈱は、
ケミカルの開発において
たぶん、日本一慎重かつ正確ではないかと自負しています。

 

私たちのケミカルの開発は、
技術開発研究所という部署が担当しています。
技術開発研究所は、化学研究所と技術開発の二つのチームに分かれており、
日本で製造する製品は、
社内の化学研究所と技術開発のチームが、
オーバーラップして活動しているので早い開発力を持っています。

 

ドイツSONAXで製造する製品は、
アイ・タック技研㈱からの提案で、
ドクターピッチ率いるSONAXの化学研究所で、
何種類もテスト品が造られ、送られてきて、
それに対して日本の技術開発チームが執拗なまでのテストを繰り返し、
その結果レポートと共に
アイ・タック技研㈱化学研究所としての意見とアイデアを
ドイツに送って、また新しい試作品多数が造られます。
このやり取りがかなりの回数繰り返され、
その間には、ドクターピッチとそのスタッフが日本に来たり、
アイ・タック技研㈱の開発スタッフがドイツを訪問して、
共同の開発テストを行います。
一つの製品に何年単位の月日を要することも稀ではありません。
これは社内で製品開発をする場合でも同じ手順を踏みますが、
化学研究所のチームと技術開発のチームがオーバーラップしているので、
開発スピードがより速いという意味です。

 

※SONAXの化学研究室
(研究室は秘密が多いので写真はぼかしてあります。)

 

 

この間に、テストに使用される車両は、
全ての営業車、社用社はもちろん、個人所有の車も多数使われます。
だから、出荷倉庫のパートさんの車までテスト車になるケースも多く、
テストに使われる車両は、のべ百台をゆうに越します。
だから、どの車も本当にピッカピカになってしまっています。

 

こんなたくさんの車で、こんなたくさんのサンプルを用意して、
数多く納得いくまでしつこくテストをするのは、
たぶん、この会社だけでしょう。

 

もちろん当然ですが、
この前の時点で、車の塗装に対する安全性は、
実車ではなくテストピース(試験板)で100%の安全性を確認してあります。

 

膨大なテストを繰り返し、
各種の性能評価、対策、開発、四季の検証などの上、
テスト品数十種類の中から製品化の候補が数点に絞られます。

 

※先日行われた寒冷地想定の冷凍車でのテスト

 

 

テスト品が写っているのでこれも写真はぼかしてあります。

 

つぎの段階で、キーパーラボに持ち込まれ、
ラボの代車などの社用車、スタッフの車を使って、
ケミカルの使用感、作業性などの実証テストが複数店舗でくり返し行われて、
実践豊富なラボスタッフの意見を聞き取り、
製品と技術の検討と改善の結果、やっと製品化の段階に入ります。

 

この段階を実効レベルで行えるのが、キーパー商品の強みの一つです。

 

やっと製品が出来上がり、
満を持して全国に出荷されます。
製品の出荷だけでなく、それに伴う技術研修も全国で展開されて行きます。
その数は2012年では約20,000人を超すであろうものすごいスピードです。
キーパーラボでも、
製品化されたケミカルを使ってお客様への作業が始まります。

 

万全×万全×万全で出来上がった製品と技術で
実際のサービスに提供し始めて、
お客様のそのサービスに対するご感想などの声が、
キーパーラボから直接聞こえてきます。
稀ですが、予期しなかったような意外な声が聞こえてくることもあります。
お客様の気持ちは千差万別で、
こちらが想定したとおりには行きません。

 

しかし、この声が、早々に直営店から取得できるのも
お客様と直接の接点を豊富に持っている私たちの強みだと思います。

 

LABOとは、Laboratoryとして
「実験室」「研究室」という意味でもよく使われますが、
キーパーラボでは、
お客様のお車を実験台にして
製品のテストをする訳では決してありません。
テスト品をお客様のお車に使用することは厳しく禁止しています。

 

キーパーラボのLABOとは
「先進的」とか、「最先端」という意味として使っています。
いつも、十二分に吟味され製品化された最先端のケミカルを使って、
最も効果的かつ安全なサービスを提供しているという意味です。
そして、
その結果から出てくるお客様の生の声を、
ダイレクトにしかもスピーディーに新たな製品の開発に役立てます。

 

私たちの会社の独自性であり、強みは、
開発【1.技術開発部門、企画部門】を自社で行い、
店舗【2.サービス提供店舗「キーパーラボ」】を持ち、
トレーニング【3.販売営業部門】を行えることであり、
自分たちで納得のいく物を作り、
それをユーザーの直接の声が聴ける環境があり、
それを拡げて行くことができるトレーニング活動などの仕組みは、
他社には真似できない優位性なのだと思っています。

 

彼らが私たちの大きな強みです。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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