谷 好通コラム

2013年02月06日(水曜日)

2.06.学習とは、ある意味「悔いる」ことです。

キーパーLABOの毎日の日報には、
キーパーコーティングなどLABOのサービスで、
お客様が大変喜んでくれた様子が、いつもたくさん書いてあります。
これは、ものすごくいいことだと思いますし、
すごく楽しく日報を読んでいます。
毎日39軒の日報を残らず読んでいます。

 

お客様が喜んでくれることが、
スタッフみんなの喜びになり、
仕事のやりがいになっているということは、紛れもない事実であり、
これはキーパーラボが、開かれた店舗として、
きわめて正常で、健康な体質であることの証だと思います。
だからこそ、
LABOの仕事は、屋外での仕事でありながら、
従業員定着率の非常に高い職場になっているのでしょう。
これは我々の一番の自慢です。

 

しかし、
あえて言うならば、
みんながお客様からいただいた嬉しい話ばかりでなく、
失敗したこと、お叱りを受けたことなどの話も、
もっと書かれるようになると、
もっとすごく良くなれるのだろうと思っています。

 

仕事をしていれば、色々なことがあって、
いろいろな失敗もあります。当然です。
そういう場面で、反省し、
きちんと報告を“書く”ことで、
何がいけなかったのか自分でも客観的に判ってきますし、
その報告を見てアドバイスも出来ます。
「人を育てることとは褒めること」という言葉もありますが、
学習とは、失敗して、叱られて、悔いて、
いかんなぁと、しみじみ思いながら改め、学習していくものだと思います。

 

LABOはお客様が叱ってくれるので、謙虚であれば、悔い改め、学習できます。
しかし、これが「営業職」になると、
お客様と言える相手が個人ではなく、
事業者になるので、
こちらの会社との関係に気を使って、
叱ってくれない場合が多くなります。
叱ってくれずに『まっいいか』とあきらめられると、
この営業職は失敗したことにも気づかず、
もちろん叱られる事もなく、
だから、悔いることもなく、学習も出来ません。
すると「これでいいのだ」と勘違いの自信まで持って、
全く進化できなくなります。
これは営業職にありがちな、
叱られない事による勘違い症候群です。

 

しかし、もっと始末の悪い職種があります。社長です。
社内はもちろん、社長になると、社外の人からも叱られなくなります。
すると、これでいいのだと勘違いをして、
全く進化しなくなってしまいます。
化石のようになった社長を少なからず知っています。
そういう私だって解ったものではありません。
私を叱ってくれる人が減りました。
真剣に引退を考えないと、時代遅れの化石になっていってしまいます。

 

 

降雪地域を対象とした『春のキーパー選手権特別戦』のための
キーパープロショップ研修会が始まりました。
今日は『仙台会場』です。
明日の『新潟会場』のために、移動中です。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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