谷 好通コラム

2016年01月24日(日曜日)

1.24.記録的な寒気と、彦根店8台!と、「ムー?」

今日は極端に寒い日でした。
115年ぶりに奄美大島に雪が降るほどの
史上最強の寒気団が西日本を被っているらしい。
地球の温暖化とは、
単に気温が徐々に上がるのではなく、
こんな異常気象とも言える現象が続出する形で、
気候が変動していくのだと何かに書いてあった。

 

しかし、LABOからの実績報告は、
雪で来店客ゼロの店舗も何軒かあった反面、
東海店が44万、あの100坪もない柏店が50万、何軒かの40万以上と、
年末のような大きな実績を出してくる店舗もあって、
ひどく実績の凸凹の大きな極寒の日でした。

 

こんなに寒いのだから、
日本海側からの寒気の通り道に位置して
”雪国”のような「彦根」にある「LABOイオンタウン彦根店」は、
一台の来店客もなくゼロ店だろうと思っていたら、
なんと8台も来店があって、皆さん、洗車をして行ってくれたらしい。
店の案内を「洗車」方向に振るなどの微調整が効いたのなら、
この店の繁盛の手掛かりをつかんだことになる。こんなうれしいことはない。

 

用があってLABO大府店に行ったら、
四人で忙しい様子もないのに、実績は20万弱あった。
みんなの表情も明るい。

 

木林チーフ、玉城チーフ、高橋君、昨年の最優秀社員賞の林店長。

 

 

夕方、庭に大きなキジ猫が来ていた。
最近、よくエサを食べにきていて、ものすごくたくさん食べるらしい。

 

・・20年くらい昔、
「チコ」という名のもらってきた黒猫が、
家の近くにいる野良ネコと仲良くなって4匹のキジ色の子猫を生んで、
「マー(♀)」「ミー(♀)」「ムー(♂)」「メー(♀)」と名付けた。
メーは数日後に亡くなってしまったが、
「マー(♀)」「ミー(♀)」は、何年も我が家に居て愛され生きた。

 

「ムー(♂)」は体の大きなキジ猫で、
大人になったら、頻繁に遠出をするようになって、
2週間遠出して、三日間家にいるというような生活で、
帰ってくると大量にエサを食べた。
それに、
遠出している時どこかの牛小屋に泊まっているらしく、
強烈に”牛ふん”臭くて、
ムーが家に帰ってきていると、姿を見なくても匂いですぐに分った。

 

「ムー」は、唯一の”男”としての存在感を強く持っていたのだが、
二三年そんなサイクルの生活が続けたあと、
パタッと帰ってこなかった。
どこかで家族を持ったのか、(たぶん違う)
遠くまで行きすぎて、病気か何かで帰って来れなかったのか、事故か、

 

いずれにしても、記録的な大きな体のキジ猫のムーは、
永遠に素晴らしい猫であった。

 

庭に来ているキジ猫は、
明らかにあのムーとは顔が違うが、
負けないくらい大きな存在感があったので、
つい、「ムー」と名付けてしまった。

 

テレビで見たリビアヤマネコのように、すばらしく美しい。

 

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2016年01月24日(日曜日)

1.24.マーケティングをシンプルに考える

「マーケティング」という言葉を辞典で引いてみました。

 

Googleカタカナ辞典では
「顧客ニーズを的確につかんで製品計画を立て、
最も有利な販売経路を選ぶとともに、販売促進努力により、
需要の増加と新たな市場開発を図る企業の諸活動。」

 

さらに他の辞典では、
「消費者の求めている商品・サービスを調査し、
供給する商品や販売活動の方法などを決定することで、
生産者から消費者への流通を円滑にする活動。」

 

と、「顧客ニーズを的確につかんで…」とか、
「消費者の求めている・・」などと、
マーケティングの主語、主人公は、「顧客」「消費者」であり、
目的は「商品・サービスの販売、販売して経営すること」でしょう。
ならば、
“主語”が「顧客」であり、
“目的”が「商品が売れる」

 

なので、
「店舗が顧客に商品を売る。」では、主語と目的が違います。

 

しかし、
「顧客が商品を買う。」とするならば、顧客が主語であり、
顧客が商品を買えば、商品が売れるということなので目的も合っています。

 

すなわち、
マーケティングとは”販売側が売る方法論”ではなく、
マーティンングとは、”お客様が買う方法論”であり、
マーケティングとは、ある意味、
お客様の心理学、生活学、生態学の一面を持っているのではないでしょうか。

 

お客様が何をどうして必要としているのか、
それは何を考えているから必要になったのか、
どれくらい必要であり、
それとも必要なのではなく、
お客様は「欲しい」と思っているだけであり、
しかしその「欲しい」は必要よりも買う動機として大きいのではないか。
お客様は何をどこまで知っていて、
何をどこまで気に入っていて、それが生活の中でどう影響しているのか。
あるいは、
商品や店舗を説明する”この言葉”を、お客様はどう聞き、どう受け取るか。
案内の音声の”音”は、大きすぎればお客様には不快な雑音でしかないし、
商品のポスターはイメージは良くても、意味が分らなければ、買わないし、
無駄に大きすぎるチラシや看板の文字は暴力的に思えて買わないし、
店内に不親切な要素があれば気分が悪くなって買わないし、
そもそも、欲しいと思う商品が無いので買わないし、
あるいは、商品の意味が分らないので、欲しいと思いようがなく、買わないし、

 

と、いうような、
お客様の思うがままを、
素直かつ謙虚に、受け入れ、理解した上で、
お客様に買っていただく商品、サービスを、
いかに正しく知っていただき、
お客様が好感をもって、いかに”欲しい”まで行きつけるか。
マーケティングとは、
お客様の、”欲しい”までに行き着くための、方法論だと思うのです。

 

マーケティングとは、
「何を、どう売れば、売れるのか。」ではなくて、
お客様が買わなければ売れないのだから、
「何を、どのように、どうすれば、お客様が欲しいのか、買いたいのか」
たとえば、お客様が看板を見て何を感じてどう思うのか。買いたいと思うのか。

 

今日はごく普通のおばさん二人に、
スーバイザーになったばかりの藤坂君と一緒に、何軒かの店舗を回ってもらい、
おばさんが思ったこと、感じたことを、わがままでかまわないので、
好き勝手に、いっぱい言って欲しいというツアーをしてもらいました。

 

午前中に大須店と、高針店と鳴海店に行ってもらってから、一旦帰ってきて、
お昼ご飯で「チャンポン」と「ランチ」をみんなで食べながら話を聞いたら、
印象的なことを言っていました。
「高針店の赤い看板は、見やすくて好感のもてる大きさだった。」そうです。
ついでに、
「トイレのドアが”引き戸”で感じが良かった」とも。
そして、
「でも、引く方向が逆だったら、金運が良かったのに残念ね。」
おばさんは、金運がお好き?

 

高針店のタワー型の看板はかなり小さめに作ったつもりですが、
これでもまだ大きすぎます。
無駄な申請も費用もかかりすぎです。
今後は、規制のかからない4m以下の看板に徹底していきます。
「目立ったが得」の手前勝手なデカい看板は、特例を除いて
ことごとく失敗してきました。学習すべきです。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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