谷 好通コラム

2016年05月21日(土曜日)

5.21.コーティングビジネスの季節変動の宿命

ビジネスは毎日毎日が変化に富んでいて、
一日として同じ日はなく、穏やかである日もありません。

 

特に、洗車、コーティングに関るこのビジネスは、
春夏秋冬、あるいは各四半期によって
明確に売り上げと利益が偏る季節変動があります。

 

 

KeePer技研㈱は6月末が決算なので
第1四半期は7、8、9月です。
暑い夏は働くスタッフとっても厳しく、
8月のお盆が一つのピークになりますが、
合計してみれば一年間のうちで売上高、利益とも一番平均的な時期になります。

 

 

第2四半期の10、11、12月
10、11月は、
夏の暑さから解放され涼しくなってホッとする季節。
そして12月は
お正月前の年末であり、
日本人特有のお正月大好きマインドで、
お車をいっせいに、しかも一番キレイにする習慣があり
月平均の170~180%の需要があり顕著に売上が上がります。

 

それに対して費用は12月が特に上がる訳ではないので、
この月、およびこの第2四半期に利益は集中し、
年間利益の相当分がこの第2四半期に計上されることになります。
需要が集中する12月には、
店舗スタッフの出勤日数が増えると共に、
経験豊富な営業技術スタッフは全員が店頭で作業に参加し、
事務スタッフまでがお手伝いで店舗に駆り出されます。

 

 

逆に、
第3四半期、1、2、3月は、
1月と2月はピーク12月の反動で最も減少の時期。
冷え込みで”霜”が降り、あるいは降雪地域で雪が降って、
車をキレイにしてもすぐ汚れる傾向があり、
お客様のマインドが最も低くなる時期で、両月とも最低の売上であり、
それぞれ単月で採算割れするのが常であったが、
今年の2月は、わずかではあるが初めて黒字を実現しました。
3月になると
春になって急激にマインドが上がり売上げも復活し、
1月、2月の低収益おぎなって、毎年第3四半期全体の収益をプラスで維持する。
マイナスとプラスが共存する不安定な季節であります。

 

しかし、この時期にスタッフは、
交替で1週間連続休暇を取ることになっていて、
この連続休暇を楽しみに12月の繁忙を頑張れることになっています。

 

 

第4四半期の4、5、6月の、
4月は、心地よい気候と新車の納車が多くなる事で
高額商品のダイヤモンドキーパーなどが比較的多く販売されることで
年間で2番目のピークですが、
TVCMの料金が一番安い時期でもあって、
毎年この時期に集中して全国TVCMを打ちます(関東はWe広告)。
その為に、4月単月では収支ブラスマイナスゼロが基調であり、
もっとも平均的な5月と6月の合計が、第4四半期の利益となります。

 

下記の図は、昨年実績の季節変動のイメージ図。(開示済み)

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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