谷 好通コラム

2021年01月30日(土曜日)

1.30.今日はインタープロトスポーツ(IPS)の最終戦

今日は富士スピードウェー(FISCO)で、
インタープロトスポーツ(IPS)2020年シリーズの最終戦でした。
年を越してしまいましたが、正真正銘2020年シリーズの最終戦です。
IPSの2020年シリーズは、
元々、FISCOが東京オリンピックの自転車競技会場になっていたことと、
新型コロナウィルス禍のせいで、
大幅にスケジュールを遅らせたので、最終戦が年を越してしまったのです。

 

日本一の高峰・富士山の麓にあるFISCOで1月30日とは、
どんな厳寒の中でのレースになるかと思って覚悟していましたが、
今日はたまたま意外と暖かくて、ちょっと拍子抜けでした。
IPSの最終戦は、
例年、ここで多少ぶつかったりしても、
最終戦なので何とかなるという安心感があるのか
かなりシビアなデッドヒートになる傾向があって、
やじ馬からすると、大変スリリングな面白いレースになります。
もちろん、今年も期待通りの大バトルで大変面白いレースとなりました。

 

とはいえ、KeePerは2019年からIPSシリーズの冠スポンサーになって、
宣伝活動をやってきて、それなりの効果を出してきたのですが、
2020年は、無観客レースであったり、
ピットに誰も近寄れなかったりして、宣伝活動はまったくできず
宣伝効果もほぼゼロで、この年のスポンサー代はまったくペイしませんでした。
2021年はどうしましょう。

 

2021年も同様の状態からのスタートでしょう。
とは言いつつ、こういう考え方も出来ます。
新型コロナウィルス感染症は、
去年1月から始まって丸1年我慢してきました。12ヶ月です。
それが、2月末から始まるという”ワクチン接種”によって、
意外と数か月で劇的に収まってくるのではないでしょうか。

 

楽観的過ぎるかもしれませんが、
あるいは、そんなに早く集団免疫の状態にはならないのかもしれませんが、
緊急事態宣言発令中の今でも、
三密を避けたり、マスクをきちんと着けたり、手洗いを徹底していれば、
こんなにひどい蔓延状態でも新型コロナウィルスに感染しないと言えるし、
ワクチンが重症化リスクの高い人から順に接種されていけば、
身の回りから重症化する人がいなくなって、
新型コロナウィルスに感染しても、
無症状か、軽い風邪態度の人ばかりになって、
社会全体から、恐怖が急速に無くなって行くのではないでしょうか。
すると、
重症化リスクの低い人までワクチン接種されるような時期になれば、
今のインフルエンザの予防接種程度の認識になって、
数か月後には、
社会から新型コロナウィルス禍の認識が消えてしまうのではないでしょうか。

 

10年前の2011年3月11日、
東日本大震災があり、特に東北地方で壊滅的な被害が発生して、
みんなが元の生活に戻ることが出来るような発想にすらなれなかったのに、
あんなに短い期間にほとんどの地域において、見事に復興しました。
あの凄まじい悲劇に比べれば、
この1年間続いている新型コロナウィルス禍は、
あと数か月で、ワクチンの普及とともに消えて行く禍でしかありません。
更に経済的なダメージも、
飲食関係の方や、旅行に関わる産業の方など、
社会全体からすれば一部の人に限られ、
社会全体としてのダメージは、それほどのものではないので、
東日本大震災のそれよりは過少でしょう。

 

東京オリンピックも開かれることを前提にしてすべてが動いています。

 

2021年を悲観的に考えても、何も始まりません。
新型コロナウィルス禍は、12か月も我慢してきて、
あと数か月で開放されることを前提に、発想と行動を考えて行くべきです。

 

IPSの2021年シリーズも、スーパーGTも、
そんな発想で、対処していきたいと、そう思いました。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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