谷 好通コラム

2016年01月31日(日曜日)

1.31.二年ぶりに、1kmは歩きました。

先日造った立体インソール入りの矯正靴は、効果絶大であり、
ほとんど普通に歩けるようになりました。
まだ少し不安定な部分もありますが、
長い距離を歩く場合だけ杖を当ててほんの少し注意するだけでOKです。
階段だってほぼ平気です。

 

この二年間出来なかった、
空港での、自分の足で飛行機に乗り込むということが、今日、出来たのです。
しかも、往復の空港で出来ました。
だから事前改札もせず、普通の人と一緒に乗り込みました。

 

昨年まで、私はANAの「プラチナ会員カード」を持っていて、
「優先搭乗」が出来ていたのですが、
一昨年から昨年にかけて車いすを使ったりしていたので、
搭乗回数がめっきり減って、「プラチナ会員」の資格を失ったのでしょう。
今年はプラチナ会員カードが送られてきませんでした。
ずっと10年以上も、搭乗回数の多さでもらえるプラチナ会員だったのに、
寂しい気持ちもありますが、
だから、一般の人と一緒に搭乗します。

 

かなり歩いても、左足の足首は悲鳴を上げません。
一見普通の人の様に歩けます。
これは劇的な進歩です。
ですから、今日の日帰り熊本出張も、昨日、突然決めたもので、
私の元々のペースが戻りつつあります。
4月のドイツ行も決めました。
長らく行ってない北海道や仙台などにも近々行きましょう。

 

自分で歩けるのは、普通なことでありますが、
いざこれが出来なくなると、やれる事とやれない事が出来て、
やれることが半分になってしまう、
と言うとオーバーなようですが、意外と不便なものなのです。

 

しかし、たった一足の靴で、その不便さのほとんどから解放されて、
私は、今、ものすごく嬉しいのです。
何かがあっても、
自分で頑張って解決してきたつもりでしたが、
今回のように、不意に誰かに助けられて解決したりすると、
ものすごく幸せな気分になります。

 

他力は、自力で頑張っているから、
他力のありがたさが判るのでしょうか。
あるいは自分で頑張って自力での努力をするから、
他からの「助けの力」が効くのでしょうか。

 

時には、自力にこだわらずに、
素直に他力を受け入れることも大切ですが、
自力も無しに他力にばかり頼っていると、
肝心な部分で、他力を貸してもらえないのかもしれません。

 

いずれにしても、今回の熊本行の出張は、
二年ぶりに空港内を自分で歩いて飛行機に搭乗した記念すべき自力復活の日でした。
この日、合計で1km以上は歩いたのです。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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