谷 好通コラム

2024年04月12日(金曜日)

04.12.勝ちたいとは思わないが、絶対、負けたくはない。

一言で言えば

「勝つ事」とは、狩猟民族的な価値観で

「負けない事」とは、農耕民族的な価値観であると言えるかもしれません。

 

“勝つ”という事は、相手を負かすことであり、

負かすことによって相手より上の順位に立ち、

相手の持ち物を獲り、盗り、相手を滅ぼす。あるいは殺して食う。

狩猟的な価値観。

さらに、

戦うべき相手がいてこそ、その相手を負かして勝てるという事であり、

狩るべき獲物を追い、殺して食う。或いは奪う。得る。

営業で言えば、他の業者がある商品を売っていたクライアントに、

その他業者を押しのけて、対抗する競合商品を売る事?

自分が勝てば、必ず相手は負ける。死ぬ。

あるいは相手を殺すことによって自分が勝つ。

 

 

対して

負けない事とは、

必ずしも相手がいる訳でもなく、だから勝つ訳でもない。

相手がいたとしても、

自分が勝つ訳ではないので、相手も必ずしも負けはしないし、

相手を必ずしも殺すこともなく、共に生きていくこともある。

農耕的、或いは牧畜的な価値観。

自分が死なないために(負けないために)、

自然の営みの中で、自分が生きていくための作物を育て、収穫する。

しかし、自分から奪おうとする敵が現れればそれと戦い、敵を殺すこともある。

負けないために。死なないために。

営業で言えば、クライアントに他の業者が売っていた物とは関係なく、

自ら造り上げた新しい価値を売る事に似ている。

だから、もちろん他の業者の物も売れ続けることがある。

しかし、結果として、

他の業者が提供する商品が売れなくなることもある。

その場合、自分が勝った訳ではないが、相手は負けたことになる。

こういうのを農耕民族的営業というか?

 

勝ちたいとは思わない。しかし、絶対に負けたくはない。

 

これは矛盾しているようで、

意外と、矛盾していない事なのではないか。と、思う。

 

勝ちたいとは思わない、しかし、負けたくもない。

もちろん死にたくはないし、決して仲間たちを殺させはしない。

 

 

昨日から「サイレント期間」に入っていて、

機関投資家からのIR取材がまったく無くなっている。

久しぶりにスタジオの隣にある自分の部屋で、

取りあえずの目的もなくPCで書いていたら、

こんな事が思い浮かんだので、文字を並べてしまいました。

 

 

黄砂・花粉の季節の真っ最中、

今日からKeePer LABO春日店(旧福岡春日店)が、

満を持してリニューアルオープンしました。

 

オープンした今日のLABO春日店の様子の写真が送られてきました。

 

本日、岡山国際サーキットで、

#100 HONDAにEXキーパーが施工されました。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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